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シンラ・テクノロジー、クラウドゲームのプロトタイプ開発プログラムを発表

適用第1号はスマホ「Republique」の独立系開発スタジオ「カモフラージュ」

2月2日(現地時間) 発表

 シンラ・テクノロジー・インクは、クラウドゲーム開発をサポートするプログラム「プロトタイプ・アクセラレーター」を米国時間の2月2日に発表した。

 「プロトタイプ・アクセラレーター」は、クラウドゲームにおけるプロトタイプの開発をサポートするプログラム。これを利用することで、「開発者のリスクを軽減し、同社のクラウドゲーム技術が十分に活用され、全く新しいゲーム体験が創造されることを期待している」としている。

 なおプロトタイプ・アクセラレーターの適用第1号は、スマートフォン用ステルスアクション「Republique」を代表作とする、シアトルが拠点の独立系開発スタジオ「カモフラージュ」に決定された。

シンラ・テクノロジー シニア・バイス・プレジデント ジェイコブ・ナボク氏のコメント

 プロトタイプ・アクセラレーターは、高品質なゲームを生み続けながらも、既存の技術に限界を感じ、苛立ちを覚えている開発チームをターゲットにしている。当プログラムを活用していただき、大胆な発想で画期的なゲームを開発して欲しい。

カモフラージュ創立者 ライアン・ペイトン氏のコメント

 最近まで、モバイルの性能をギリギリまで引き出すことに注力してきた。そして今、その対極にあるシンラ・システムのスーパー・コンピューター技術を駆使することによって、可能性の限界に挑戦したいと思っている。

 シンラ・システムのプロトタイプ・アクセラレーターにより、真の意味でのプロトタイプ精神を抱くことができる。家庭用ゲーム機では実現不可能なゲームデザインを存分に試すことができる。この試みは必ずしも最新のグラフィックを指しているのではない。我々のプロトタイプのゴールは、プレーヤーに未来を感じてもらうことだ。

(安田俊亮)