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実力派男優がすらり揃ったド迫力記者会見を開催「龍が如く0 誓いの場所」

「龍が如く」シリーズ1作目に繋がる1980年代の喧噪を描いた最新作を披露

3月12日 発売

価格:8,190円(税別)

CEROレーティング:D(17歳以上対象)

プレイ人数:1人

名越稔洋シリーズ総合監督

 セガは3月12日の発売を予定している「龍が如く」シリーズの最新作プレイステーション 4/3用アクションアドベンチャー「龍が如く0 誓いの場所」の完成披露記者会見を開催した。記者会見には、「龍が如く」シリーズ総合監督の名越稔洋氏を始め、出演陣からは小沢仁志さん、竹内力さん、鶴見辰吾さん、中野英雄さん、黒田崇矢さん、宇垣秀成さんらが駆けつけ、トークショウを繰り広げた。

 発表会では、主題歌の「バブル」(湘南乃風)などが流れる最新のプロモーションビデオが公開され、上映が終わると会場からは拍手が巻き起こった。名越氏は「これまでPVの上映で拍手が起こったことはなく、それだけで嬉しい」とコメント。PVは名越氏も自信の仕上がりということだが、特にPVラストに桐生一馬のキックのシーン(1作目のパッケージと同じグラフィックス)が描かれており、今回のドラマが1作目に繋がっていくことを思わせる展開となっている。

トークショウでは各人のコメントを披露形で展開。

有名俳優陣がズラリと揃った迫力の記者会見となった

 今作での桐生一馬は20歳という設定だが、この点を問われた黒田さんは「1作目の時でたしか桐生一馬はすでに35歳くらいだったと思う。今回20歳の声と言うことだが、無理に高い声を出すとかではなく、(すぐカッとなって切れやすい)沸点が高い20歳の頃を思い出して演じました」と役作りについて言及。

 一方遂に主役にまで上り詰めた真島吾朗役の宇垣さんは「いつ死んでもおかしくないキャラクターなので、主人公になったのは本当に嬉しかった」と語り、これもファンの支援のお陰と感謝の意を示した。

 阿波野大樹役の竹内力さんは出演の打診があったとき、すでに有名俳優が多数出演している「龍が如く」の存在は知っており、「本当にオレでイイのかな? 大丈夫かよ?」と驚いたという。やる限りはできる限りのことをやると言うスタンスから頑張ったという一方で、「少し物足りなかった」のだという。それは体全身を使った演技でも声だけの演技でもなく、顔の演技が中心だったことだという。

 この違和感については渋澤啓司役の中野英雄氏も感じたと言い、「目の前に俳優さんがいないので演じているときにアイコンタクトもないし、(通常の演技の時とは)空気感が違うので、物足りない感じはあった」と振り返った。ただ完成した映像を見ると「けっこうキチンとできていて驚いた」とその仕上がりには太鼓判を押していた。

 プロモーションビデオの映像を見て驚いたのは中野さんだけではない。シリーズ作品中最も桐生を苦しめる役となる久瀬大作を演じた小沢仁志さんは「完成した映像見たけど、恐すぎだろう! ちょっとひどいね」と語り会場の笑いを誘った。小沢さんは演じたキャラクターが“がに股”な点にも言及。「他のキャラクターはスラッとしたスタイルなのに、がに股なんだ。オレ自身は内股なのに」とポツリ。結果的には「プレイしたくない。こんな恐いオレと戦わないといけないんだぜ」と語ったが、それだけ迫力ある演技を披露したと言うことにもなる。

 ゲームについて黒田氏は「タクシーを万札で止めるあたり、自分で見てきた1980年代の風景が本当にリアルに描かれている」と感動した様子。また真島の見所については、「真島の気持ちの変化を見て欲しい。これまでプレイしてきたプレーヤーは、今回の話がきっかけでこうなったと言うことがわかると思う」とドラマとしての繋がりに注目して欲しいと語る。

 また竹内氏は、コスチュームについて開発陣にリクエストを出したというエピソードも披露。当初黄色のジャケットを着ていたが、「印象が薄い。バブルの当時の雰囲気を出すためには、紫のジャケットに替えて欲しい」と意見を出したところ、変更されたのだという。

 佐川司役の鶴見辰悟さんは「ゲームの良さは映画の中に入り込めるところ」とかたり、「龍が如く」というドラマを感じて欲しいとコメントしてトークショウを締めくくった。

【桐生一馬(黒田崇矢さん)】

【真島吾朗(宇垣秀成さん)】

【阿波野大樹(竹内力さん)】

【久瀬大作(小沢仁志さん)】

【佐川司(鶴見辰吾さん)】

【渋澤啓司(中野英雄さん)】

【立華鉄(井浦新さん)】
井浦新さんは欠席、ビデオレターで挨拶

フォトセッションではシャンパンタワーが用意され、名越氏がシャンパンを注いだ

1980年代の音楽が街中で流れるようになるソニーグループとのコラボレーション!

 発表会中盤ではソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア、ソニーマーケティング、ソニー・ミュージックエンタテインメントとのコラボレーションが発表された。

 まずは「龍が如く0 誓いの場所」のグラフィックスがデザインされたPS4やPS Vita、PS Vita TVが盛田厚プレジデントから発表された。盛田氏は「PS2/3では『龍が如く』シリーズに牽引してもらい、PS4の国内展開のローンチでも牽引してもらった」と感謝の意を示し、今回も「龍が如く」チームのゲームの制作に掛ける情熱を見て、「この熱意をお客さまに還元したい」と語りコラボモデルを展開することになったと語った。これには名越氏も「『龍が如く』はプレイステーションプラットフォームに育ててもらった」と語り、最大限の敬意を示した。

 また、「龍が如く」とウォークマンがコラボした「ウォークマン Aシリーズ 龍が如く 10th Anniversary Edition」も発表される。こちらの賞品には「龍が如く0」の関連曲のハイレゾ音源が12曲収録される。

 そして、ソニー・ミュージックエンタテインメントからはコンピレーションアルバム「龍が如く0 80's Hits! Collection」が3月4日に発売される。価格は2,000円。初回版には桐生一馬と真島吾朗が歌うボーナストラックが2曲収録されており、価格は2,200円となっている。こちらにもプロダクトコードが同梱される。

 このプロダクトコードはPlayStation Storeで入力すると「龍が如く0」の中でウォークマンが登場し、ゲーム内で再生することができる。ウォークマンに同梱されるプロダクトコードを入力すればウォークマンにプリインストールされている音源を再生することができるようになり、CDに同梱されているプロダクトコードを入力すれば、CDに収録されている曲をゲーム内で流すことができる。

 ソニー・ミュージックエンタテインメントの北川直樹代表取締役は「街を歩いていれば優先などでその時の音楽が流れている。これをゲーム内でも感じることができる。音楽で時代を思い起こさせるコラボレーション」と語り、期待を示していた。名越氏もこういったコラボレーションは昔からやりたかったと言い、やっと念願叶っての企画となった。

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアの盛田厚プレジデント
ソニーマーケティングの河野弘代表取締役執行役員社長
ソニー・ミュージックエンタテインメントの北川直樹代表取締役

盛田氏は「龍が如く0」コラボモデルをポケットから取り出してアピール

【プロダクトコードを入力することでゲーム内に1980年代の音楽が流れる】
コラボCDやコラボモデルのウォークマンに同梱されるプロダクトコードをPlayStation Storeで入力すると曲をダウンロードでき、ゲーム内で街中を歩いていると有線放送のように流れてくる

各種スクリーンショット

桐生の壊し屋アクション
能力強化画面
真島のヒートアクション、スラッガー
真島のダンサーアクション
プレイスポット「カラオケスナック」
プレイスポット「釣り」
プレイスポット「テレクラ」
プレイスポット「ポケットサーキット」
街の風景。発表会で黒田氏はこのシーンのことを挙げ、リアルに再現されていると語った
東京・神室町のアーケード街
こちらも東京・神室町
大阪・蒼天堀、戎橋の大看板。良く描き込まれている
シノギ。桐生のマネーアイランド、支払いヒートアクション
マネーアイランドの物件管理
キャバクラでの会話
水商売のカスタム画面
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(船津稔)