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【スマホアプリ今日の1本】序盤から白熱するターン制バトル「アリーナ:クラッシュ オブ チャンピオンズ」

硬派で戦略性の高いターン制ストラテジー。繰り返して鍛える対人戦が熱い!

12月4日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

一手のミスが命取りになるバトル。見た目はシンプルだが、奥深い戦略性を内包している

 iOS/Android「クラッシュ・オブ・クラン」の登場以降、リアルタイムのストラテジージャンルがモバイルプラットフォームで人気を博しているが、この度コーラス・ワールドワイドが配信したiOS/Android「アリーナ:クラッシュ オブ チャンピオンズ」は、硬派なターンベースストラテジーが展開される良作だ。

 「アリーナ:クラッシュ オブ チャンピオンズ」は、「チャンピオン」と呼ばれるユニットを指揮して、7×7マスのステージでバトルをするターンベースストラテジーゲーム。ユニットを交互に動かして、最終的に相手の拠点となる船「シップ」を破壊すれば勝利となる。

 1試合で使用する「チャンピオン」は3体。その種類は豊富で、近距離の攻撃が得意なもの、体力は低いが遠距離に攻撃が届くものなど、自爆して相手に大ダメージを与えるものなどそれぞれが特徴を持っている。「シップ」は、「チャンピオン」を倒すか、ステージを奥まで進んで「シップ」を直接攻撃してダメージを与えられる。

 「チャンピオン」は1ターンにつき2回の行動が可能で、例えば移動+移動、移動+攻撃といったことが可能となっている。行動開始時点で敵「チャンピオン」が攻撃範囲内にいれば、2連続で攻撃することも可能だ。試合開始直後はユニットの最初の出現場所も決める必要があるので、どのユニットをどこに配置するか、というのも重要な戦略となる。

 さらに「イーサー」と呼ばれるスキルポイントを溜めれば、「チャンピオン」はスキルを使用できる。スキルは相手に大ダメージを与えるもの、相手を1マス下がらせる「ノックバック」効果のあるもの、対戦相手に直撃ダメージを与えるものなど様々な効果があるため、それを見越した「チャンピオン」選びや試合中の対策を練る必要がある。特にノックバックはステージ外に敵を押し出すと1発で仕留められる効果があるため、上手く決まると展開を有利に運べる。

 7×7マスというステージの広さは最初狭く感じるのだが、将棋やチェスで言えばいきなり終盤戦がはじまるような、「チャンピオン」同士のぶつかり合いが2ターン目くらいから勃発するので、手軽に熱い試合を楽しめる。ただし「チャンピオン」ごとの特徴を活かしながら上手く立ち回るのはかなり大変で、攻撃に最適な距離感やマスの動かし方、スキル使用のタイミングなど、こればかりは繰り返しプレイして覚えていくしかない。

 またゲームシステムとして面白いのは、ゲーム序盤では「チャンピオン」は「トライアル」として配布されるという点。「トライアル」期間が終了すればその「チャンピオン」は使用できなくなるが、また新しい「チャンピオン」が試せる。プレイしているとどんどん「チャンピオン」が変わっていくので、気に入った「チャンピオン」がいれば有料通貨かゲーム内通貨で購入してね、という方式だ。

 「チャンピオン」を購入しないうちは戦術が固定できないのでなかなか厳しいプレイになるのだが、色々な「チャンピオン」に触れることでゲームのコツをより早く掴むことができる。まずはお気に入りを見つけて、固定のメンバーを手に入れることが序盤のゲームの目的だ。

 なおゲームのメインとなるのは対人戦モードとなるランキング戦で、これを繰り返しプレイすることでプレーヤーレベルが上昇したり、ゲーム内通貨を得ることができる。バトル中はとにかく行動時の選択の1つ1つがすべて重要なので、硬派で戦略性の高いゲームが好みのプレーヤーに特にオススメしたい。

【スクリーンショット】
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(安田俊亮)