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アメリカ全土を舞台に走り回る、「ザ クルー」プレイレポート

順位を競い合うレースから、協力ミッションまで遊び方は豊富

11月2日 開催

場所:ベルサール秋葉原

参加費:無料

市街地を走るレースから、道路など無視して走り回るトラックを体当たりで止めるミッションまで幅広い遊び方ができる
会場にはステアリングコントローラーでプレイできる試遊台も用意されていた

 「ザ クルー」はアメリカ全土を走破できるというのがウリのオープンワールドのレースゲームだ。ミッションをクリアし、お金を貯めて車を強化したり、ストーリーモードを進めたり、他のプレーヤーとレースや協力プレイで楽しむなど様々な遊び方ができる。本作も「UBIDAY2014」で体験できたのでプレイレポートをお届けする。

 本作はレースゲームとして見るとかなりカジュアルな操作感の作りだ。アクセル全開の状態からでも軽くブレーキを踏めばコーナーは曲がれるし、ニトロがついているので急激な加速もできる。とは言えアクセル全開でコーナーに突っ込むと曲がりきれないし、急激にブレーキを押すとスピンする。かなりカジュアルによせているものの、ある程度のドライビングテクニックを要求される、といった印象だ。

 グラフィックスはさすが次世代機といった出来で、車から背景まで実写とまではいかないものの、かなりリアルに再現されていた。

 試遊プレイではアメリカ全土を自由に走れるモードと、プレーヤー同士で順位を競い合うレース、そして協力してミッションを達成するという3つのモードがプレイできた。

 アメリカ全土を走るモードはその名の通り自由にドライブできる。西はロサンゼルスから東はニューヨーク、南はマイアミまで走り抜けられる。目的地までのんびりとドライブしても良いのだが、ファストトラベル機能があり、ピンポイントに好きな場所に移動することもできた。試しにニューヨークに移動してみたところ、自由の女神を見ることができたり、ラスベガスに移動してみるとネオンがギラギラと輝いていたり、ユニークな建物があったりとイメージ通りのラスベガスが再現されていた。のんびりとアメリカ観光をしているだけでも楽しめそうだ。

 その後レースモードを体験した。レースモードもいくつかルールやコースがわかれているようで、市街地の道路を走り抜けるというスタンダードなものから、道路を無視してオフロードを突っ走るというコースもあるのだという。

 コンピュータとの対戦と、プレーヤー同士の対戦を体験したのだが、コンピュータは“おとなしい”ドライビングだったので、特に大きなアクシデントはなく、ある意味淡々と順位を競いあうというレースだったのだが、プレーヤーはクラッシュ上等で無茶なプレイをするので、車同士が接触しスピン、そこに後続の車が突っ込んできて大クラッシュ、というシーンが何度か見られて、思わず笑ってしまった。

 ちなみに壁にぶつかったり、他の車に接触すると車にキズが入ったり、ガラスが割れたりする。走行性能に影響はないようだが、自分の愛車がレース後半になるにつれ無残な姿になっていくのはどことなく悲しいものがある。

 続いて他のプレーヤーと協力してミッションを行なうモードも体験できた。こちらもいくつかの種類があるようだが、今回プレイできたのは暴走するトラックを体当りして止める、というミッションだった。

 このミッションはレースと違い、道路を無視して砂浜や森の中などオフロードを走り続けるという内容だ。暴走トラックというだけあり、右に行ったり左に行ったり、急に曲がったり……と先を読めない動きをする。さらに路面も悪いので体当たりしようとしたところを、寸前で避けられてスピンしてしまうという事も何度かあった。

 おぼろげに掴んだこのモードのコツは他のプレーヤーとできるだけ一緒に行動することだ。そうすることで暴走トラックの行く道をある程度制限し、体当たりしやすくなる。もちろんこのモードでも他の車に接触するとクラッシュするので、他のプレーヤーを見ると暴走トラックそっちのけで大クラッシュしているパーティもあった。

 アメリカ全土を走れるというスケールの大きさと、対戦から協力まで様々な遊び方ができるマルチプレイが他のレースゲームとは違う本作ならではの魅力だ。1人でプレイするストーリーモードもあるとのことだが、友人を誘ってボイスチャットをしながらアメリカ横断に挑戦してみたり、レースや協力ミッションでワイワイと走りまわる方が楽しそうだ。操作感も比較的カジュアルなので普段あまりレースゲームをしないプレーヤーにも比較的受け入れられそうだ。

 「ザ クルー」は2014年12月4日発売予定で、プラットフォームはプレイステーション 4、Xbox One、PCとなっている。

(八橋亜機)