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【スマホアプリ今日の1本】オリジナル楽曲がゴキゲンな「LINE ステージ」
「Hello Friends」を筆頭にノリの良いオリジナル曲が揃うLINE初の音ゲータイトル
(2014/10/17 00:00)
無料メール・通話アプリのLINEをプラットフォームとしたLINEゲームでは、パズルゲーム「LINE POP」を皮切りとして様々なゲームジャンルが試されてきた。
先日開催された「LINE CONFERENCE TOKYO 2014」ではLINEゲームの行く先にも言及があり、これまで中心となって展開されてきたカジュアルゲームジャンルに加え、アクションRPGなど1歩踏み込んだ「ミドルコア」クラスのゲームジャンルも展開するとした。
ではカジュアルゲーム路線は徐々に抑えていくのかというとそんなことはなく、会場では「LINE POP2」に「LINE トリオ」という2種類のパズルゲームが発表され、カジュアルゲームもこれまで通り力を入れていくようだ。
LINEゲームの今後も楽しみだが、現在配信されている中で特徴的なのが「LINE ステージ」というタイトルだ。本作はLINEゲーム初の音楽リズムゲームとなっており、リズムにあわせてタップやフリック操作をすることで、ステージをクリアしていくことができる。
操作は画面に配置された左右2つのボタンを使い、「太鼓の達人」方式で右から左に流れてくるアイコンにあわせてタップや連打、上下左右のフリック操作を行なう。アイコンには右と左同時の操作を指示するものもあり、これらが組み合わさって難易度は徐々に上昇していく。
本作で特徴的なのは、プレイできる楽曲が無料のものと有料のものと2種類あるというところ。無料のものはクラシックの名曲や童謡などをアレンジしたものや、「LINE レンジャー」や「LINE バブル」といった姉妹作のBGMを使用したもの、また「LINE ステージ」オリジナル楽曲が並んでいる。
本作はこのオリジナル楽曲が実のところ冴えていて、「トルコ行進曲」や「天国と地獄」、「森のくまさん」などがエレクトロポップ調だったりフュージョン風だったりで再現されており、それはそれで楽しい楽曲群となっている。またオリジナル曲には1ステージ目で楽しめる「Hello Friends」をはじめ、LINEの着信音からはじまる「Ding Dong!」などポップな曲が用意されており、「無料だから安っぽい」という感じでは全然ない。
一方の有料の楽曲はチームしゃちほこの「乙女受験戦争」からTM NETWORKの「Get Wild 2014」、倖田來未さんの「キューティーハニー」など、渋めの曲からメジャー曲まで揃っており、これらを購入すると期間内は無制限でプレイできるようになる(1日券が5ルビー。20ルビーが200円より販売される)。
またLINE上の友人を使った遊びとしては、友人に「挑戦」できるというものがある。これは「バトル」というゲームモードで遊べるもので、対戦相手とステージを選択し、その場でステージをプレイして獲得した点数を相手に突きつける。相手がその挑戦を受け、ステージをプレイすれば対戦成立で、挑んだ側にも結果が通知される。対戦結果は「○勝○負」という形で残っていくので、ランキングだけではない直接的な対戦も楽しめるようになっている。
LINEゲームのタイトルは既存のヒットゲームジャンルをLINEなりにアレンジして送り出すというものが多く、「LINE ステージ」もその方向性の1つと思われるが、オリジナルの楽曲が数々楽しめるので全体としては優秀なタイトルになっている。何より「Hello Friends」は1つの曲として、ノリも良く耳馴染みのいい楽曲なので、評判が高まれば楽曲配信も考えられる。そのくらい良い曲なので、1度プレイしてみてはいかがだろうか。