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【スマホアプリ今日の1本】ヤギ大暴れゲームがスマホに登場「Goat Simulator」
“ド”が付くバカゲーで旋風再び? 「とりあえずヤギデビューしたい!」という人にピッタリ!
(2014/10/1 00:00)
今年の4月にSteamにて配信され、一大ヤギ旋風を巻き起こした「Goat Simulator」は、ヤギを操作してとある街で破壊の限りを尽くすアクションゲームだ。
タイトルには真面目そうな「シミュレーター」と付いており、その実“ド”が付くほどのバカゲーということで誉れ高い本作だが、この度iOS/Android向けのスマホ版が配信された。車に轢かれようが爆発に巻き込まれようが死ぬことのないタフなヤギの活躍が、いつでも手元で楽しめることとなる。
プレーヤーの目的は、ヤギのヘッドバットと足蹴りを駆使して、街中にいる人間や車などのオブジェクトをとにかく破壊していくというもの。破壊する度に点数が獲得でき、コンボを繋げばさらに得点が稼げる。ちなみに明確なゴールというものはないので、飽きたところが終わりというタイプのゲームとなっている。
ゲーム内には様々なギミックが置いてあり、例えば車やボンベに攻撃すると爆発し、上手く行けばヤギが空中にバーンと打ち上げられる。またルームランナーに触れるとなぜかものすごい勢いで横に吹き飛ばされ、投石機に乗ればやはり放り上げられて、壮大な空中散歩が楽しめる。空中にいる時間はヤギはラグドール処理されるので、クビや手足、舌がグワングワン揺れながら移動していく。
あまりにあり得ない動きのため思わず笑ってしまうのだが、そういう下らない笑いに全力が注がれているのが本作である。動きがスローモーションになる機能も付いていて、ヤギの変な動きを存分に楽しむことができる。
またアチーブメントもフザケていて、ゲーム開始場所の隣にある小さなトンネルをくぐると「超秘密のトンネル(SUPER SECRET TUNNEL)」、ガソリンスタンドを爆破させると「マイケル・ベイ! ドッカーン!(MICHAEL BAY!! KABOOOM!!:マイケル・ベイは、「トランスフォーマー」シリーズなどの映画監督。極度の爆発好きとして知られる)」などとなる。他にも様々なアチーブメントがあるので、色々と試してみるとより楽しめるだろう。
ただし、本作はSteam版をスマホ用にアレンジ、移植したものとなっているため、登場する施設や内容にはだいぶ差がある。例えばスマホ版では柵が壊せないなど破壊できるものが少なくなっているほか、ガソリンスタンド裏にある「Low Gravity Testing Facility」はなくなっている。代わりに列車の走る線路があるなどの配慮はあるものの、位置づけとしてはSteam版の縮小版と言える。
他にもバーチャルパッド使用のため操作しづらいなどのデメリットがあるが、「Goat Simulator」の面白さをどこでも楽しめるという点で楽しいアプリとなっている。価格は500円と本家の約1,000円と比べれば割高にも思えるものの、「とりあえずヤギデビューしたい!」という人にはピッタリのタイトルと言えるだろう。