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「共闘甲子園 全国大会 決勝戦」開催。優勝は大阪代表チーム「大阪帝国」!

9月18日~21日 開催(一般公開日 20日~21日)

会場:幕張メッセ1~9ホール

入場料:
前売り 1,000円
当日 1,200円
小学生以下無料

 ソニー・コンピュータエンタテインメントアジアは、共闘ゲーム日本一を決めるゲーム大会「共闘甲子園 全国大会 決勝戦」を、「東京ゲームショウ 2014」の同社ブースにて開催した。

 決勝大会は、全国4都市で行なわれた地区予選を勝ち抜いたチームがトーナメント戦で対決。出場チームは、大阪代表チーム「大阪帝国」、福岡代表チーム「共闘学園 球拾い部」、東京代表チーム「プレコミュ」、札幌代表チーム「白イ旅人」、これに「共闘ギルド特待生」を加えた計5チーム。

 競技種目(タイトル)は「討鬼伝 極」、「ゴッドイーター2」、「ソウル・サクリファイス デルタ」、「フリーダムウォーズ」。タイムアタック形式で、プレイする4人は開始前に選ぶことができる。種目は、チームリーダーがじゃんけんをして勝ったほうがくじを引き決定。第1試合から順に行なわれ、2試合以降は残ったくじのなかから種目を決定。決勝を含めた4試合で種目がかぶることはない、というわけだ。

 決勝までの3試合は、厳しい予選を勝ち抜いてきた強豪同士らしい激戦の連続。ゲストおよび解説者として登壇した、森中隆氏(「討鬼伝 極」プロデューサー)、富澤祐介氏(「ゴッドイーター」シリーズプロデューサー)、依田優一氏(「ゴッドイーター」シリーズディレクター)、本村健太郎氏(「ソウル・サクリファイス デルタ」プロデューサー)、吉澤純一氏(「フリーダムウォーズ」プロデューサー)らも、ブースなどで行なわれた大会をさくっと上回るスコアの連続に驚愕することしきり。

 決勝に進んだのは東京代表チーム「プレコミュ」と大阪代表チーム「大阪帝国」。残った種目は「フリーダムウォーズ」。装備はいずれも近距離武器。なぜ遠距離武器がないのかについて、吉澤氏は「敵の罪人を倒すと銃をドロップする。それをいかに戦略に取り込むかがポイント」と解説。勝負は、直前の種目で15分以上を戦った「大阪帝国」の疲労が心配されたが、そんな懸念をものともせず、会場とニコニコ生放送のギャラリーをヒートアップさせる好勝負を展開。クリアタイム3分11秒で、「大阪帝国」が見事勝利。優勝旗、オリジナル刻印入りPS Vita、オリジナルトロフィーが授与された。

(画像・左より)森中隆氏、吉澤純一氏、富澤祐介氏、依田優一氏、本村健太郎氏
(画像・左より)サポーターとして登場した共闘学園生徒の鈴木、山田、田中

 大会終了後、「大阪帝国」へのカコミ取材が行なわれた。1回戦でピンチに陥ったことについては、「練習中に同様のケースが発生した際、リタイアせず続けていたことが大きかった。想定してやっていた」と説明。予選で発生したトラブルは、元々は多かったチームメンバーが決勝大会の1週間前に最少人数の4人になってしまったこと。4タイトルに対応していたリーダー以外の3人は、そこから新規練習を開始。まだ十数時間しかプレイしていないタイトルもあったといい、「ポイントを押さえてそこを練習した」とコメント。このあたり、危機的状況でもできる限りのことをやるという“逆境に負けない前向きな姿勢”を称えたい。

 「大会に向けて改めて練習量を増やしたか?」との問いには「普段と装備も違うから、新しくやり直すような気持ちでやった」とコメント。地方予選以降で一緒に練習ができたのは2時間で、それも決勝大会の前日。それでも「できるところは個別にやった」、「がんばってみんなで作戦を立て、最後に組み入れた」と、ここでも持ち前の前向きさがうかがえる。勝因についてあらためてきかれると「練習から何から、楽しんだこと!」と、4人とも実にいい笑顔を見せてくれた。

(豊臣和孝)