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コードマスターズ、PS3/Xbox 360「F1 2014」説明会を開催

“すべてが変わった”F1を完全再現! 待望のPS4/Xbox One版は来春以降に登場

【F1 2014】

10月2日発売予定(PS3/Xbox 360版)

来春発売予定(PS4/Xbox One版)



価格:
7,400円(税別、PS3/Xbox 360)
未定(PS4/Xbox One)

 コードマスターズは、10月2日に発売を予定しているF1レースゲーム「F1 2014」のメディア説明会を開催した。説明会では、同作プロデューサーの大庭将司氏が、早くもマスターアップした日本語版の「F1 2014」を操作しながら、ゲームの紹介を行なった。ゲームの気になる部分についてもいくつか聞いてきたのでまとめておきたい。

「F1 2014」プロデューサーの大庭将司氏
シナリオモードでは「燃料足りねんりょ」などダジャレを効かせたシナリオが目を引く
イタリア・モンツァサーキットを駆け抜けるF1マシン。低くなったノーズに注目
排気管も2本から1本に。史上もっとも“エコ”なF1シーズンとなっている

 「F1 2014」の特徴は3つ。1つは日本語版が世界で最初にリリースされること。2つ目は、過去最大規模のレギュレーション変更と言われる「F1」のルール変更に完全対応しているところ。3点目は、より多くのゲームファンにリーチするためにゲーム性がカジュアルになっているところだ。

 まず1点目については、欧米が10月17日発売に対して、日本は日本グランプリの開催に合わせての発売にこだわったため、コードマスターズがリリースする「F1」シリーズとしては初となる、世界最速リリースとなる。これはSteam経由で販売されるPC版も含めて最速になる見込みで、最大16人で楽しめるオンラインプレイは、発売から2週間程度は、グローバルサーバーに日本のユーザーしかいないというユニークな状態になる。ぜひ世界のライバルに差を付けたいところだ。

 2点目は、「F1」ファンならご存じの通り、2014年シーズンはレギュレーションが激変したが、「F1 2014」ではこれらをすべて反映させており、コースや選手データのみならず、悪評の高いマシンデザインや、1.6リッター V6ターボエンジンによる甲高さが鳴りを潜めたエンジン音なども含めてすべて再現されている。最終レースで得点2倍ルールも採用しているため、選手達より一足早く、その白熱した戦いを味わうことができる。2014年シーズンの新ルールは以下の通り。

【F1 2014シーズンルール(一部抜粋)】
・1.6リッター V6ターボエンジン
近年自動車業界で主流のダウンサイジングエンジンの採用

・エネルギーリカバリーシステム(ERS)
昨年までのKERSは運動エネルギーのみを再利用していたが、今年からは熱エネルギーも再利用することになった。エンジンとERSを合わせ、今季はパワーユニットを総称している。

・新マシンデザイン
安全対策のため、ノーズを下げるレギュレーションを採用。その結果、“醜い”とも言われるノーズ形状のマシンが多く登場。

・より厳格な燃料規制
1レースで使うことのできる燃料は、100kgまでに制限された。また、エンジンへの燃料を流す速度は1時間あたり100kgまでに制限される。

・新ペナルティ制度
これまでのペナルティに加え、ペナルティポイント加算システムが新たに採用された。ペナルティポイントが12点に達したドライバーは次のレースに出場することができなくなった。

・最終レースで得点2倍のルール
シーズン最後まで白熱した戦いを演出するために、最終戦には通常の2倍の得点を付与する新得点システムが採用。

 3点目は、カジュアルなゲーム性の採用。といってもゲームが簡単になったわけではなく、すべてのアシストがオフになるベリーハードでの設定は従来と同じで、同じミディアム設定でも、より遊びやすくアシストが掛かり、さらにまったくの初心者でもモンスターマシンが操縦できるようにより強力なアシストが掛かるベリーイージーモードが追加された。これでゲームの難易度はベリーイージー、イージー、ミディアム、ハード、ベリーハードの5段階となった。

 そして前作のヤングドライバーテストに代わる、新しい評価テストが追加される。「周回(右回り)1LAP」レースに参戦することで、ドライバーのドライビング能力を計測し、オススメの難易度を表示するというもので、これにより最適な難易度でレースを楽しむことができる。

 ちなみに1度試したところ、5位でベリーイージーの判定、大庭氏も試しにプレイしたところ2位でイージーの判定だった。大庭氏によれば1位でもミディアム以上にはならないということで、「いかに前に進ませるのが難しいか」という本物のリアリティを体験させるのではなく、自分でもF1マシンを乗りこなせるという達成感を味合わせるかに、シミュレーションの内容が変わってきているようだ。

 「F1」シリーズは、オフィシャルライセンス製品である以上、そのレース性を厳格かつ厳密に再現しなければならないため、そのゲーム性は非常にシビアかつストイックになる。その結果、ゲームに不得手なF1ファンにはまるで手が届かないコアなレースゲーマーしか遊ばないフランチャイズになってしまうため、こうしたカジュアルな方向への調整は歓迎したいところだ。

 そのほかの要素についても簡単にまとめておくと、まずゲームモードについては「F1 2013」から変化はない。コースについては、2014シーズンのレギュレーションに従い、ロシアのソチが新たに加わり、オーストリアのレッドブルリンクがリニューアルされる。そして悪評の多かった韓国サーキットが廃止となる。そのほかの変化としては、バーレーンがナイトレースとなり、これでナイトレースは、シンガポールとバーレーンの2つになる。

 キャリアモードはトータルで19レースとなる。今作では期間の設定を短くすることもでき、12レース、7レースも用意されている。そのほか、様々な課題にチャレンジするシナリオモード、最大16人によるオンライン対戦、1台のマシンで画面分割で2人対戦が楽しめるスプリットスクリーンが用意されている。

 ちなみに、発売日の告知に合わせて発表されたPS4/Xbox One向けの新規F1タイトルについても、いくつか新情報を得ることができた。こちらは「F1 2014」をベースに2015年春頃の発売を目指して現在開発を進めているという。

 基本的なゲーム内容は、「F1 2014」の内容+αで、現在720p/30fpsのグラフィックスは、1080p/60fpsを目指して開発が進められており、煙などのエフェクト表現や、バックミラー等の表現もよりリッチになるという。

 最後に大庭氏に「F1 2014」のセールスポイントについて尋ねたところ、「1つは、まずなんと言っても世界に先駆けて日本で発売されるところです。これはかなり頑張って実現したことなので、ぜひ楽しんでいただきたいです。もう1つは2014シーズンは大きくルールが改正されたのですが、それが忠実に再現されていることです。多くの人は乗るどころか触ることすらできないF1ですが、『F1 2014』ではその夢が叶うので、ぜひ触ってみて欲しいです」とコメントを寄せてくれた。

 なお、「F1 2014」は東京ゲームショウ セガブースに出展予定で、「F1 2014」体験者にコードマスターズオリジナルデザインステッカーを配布するという。F1ファンは足を運んでおきたいところだ。

【スクリーンショット】
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(中村聖司)