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日本マイクロソフト、Xbox Oneの言語設定について追加情報を公開

7カ国の言語設定を収録。ただし、日本語の場合は日本語ボイス、日本ストア固定に

9月4日発売予定



価格:
39,980円(Xbox One)
49,980円(Xbox One+Kinect)

 8月21日に掲載した日本語仕様Xbox Oneのデモンストレーションレポートについて、読者から言語設定について複数の問い合わせを頂いた。

 問い合わせの内容は、「『英語やスペイン語など複数言語を切り替えられる英語版と異なり、日本語版は日本語のみで、表示も日本語のみとなる。これはXbox 360では、ゲーマータグ、本体設定、ストアの国設定をバラバラに設定でき、プラットフォームとして一貫性を欠いていた反省によるもので、Xbox Oneでは日本なら、すべて日本語のみとなる。』という記述は本当か?」というもので、GAME Watch編集部では、これを受けて日本マイクロソフトに対し、Xbox Oneの言語仕様について問い合わせしたところ、正式な回答が得られたので紹介したい。

 結論から言うと、日本向けのXbox Oneでも言語設定は7カ国(6カ国+日本)から選択でき、海外の言語、ストアも利用できる。ただし、「言語」に日本語を選択した場合、「国や地域」は日本固定、「音声コマンドの言語」も日本のみになり、ストアも日本のストア限定となる、が正確な説明となる。以下、順を追って説明しよう。

 まず、Xbox Oneの言語設定は「言語と国や地域」から行なうことができる。ここには「言語」、「国や地域」、「音声コマンドの言語」という3つの項目があり、ユーザー側で任意で選ぶことができる。

 ただし、先のレポートでも触れたように、Xbox Oneでは、原則として「言語」と「音声コマンドの言語」を一致させる必要があり、「国や地域」も、「言語」設定に従って同言語圏の国に絞られる。たとえば、「言語」に英語を設定した場合、「国や地域」は英語圏の国や地域に絞られ、「音声コマンドの言語」は、英語(米国)、英語(英国)のいずれかから選択する形になる。

 そして日本向けのXbox Oneでは、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語の6カ国語に対応したグローバル向けの仕様に加えて、新たに日本語が組み込まれ、計7カ国語の中から選択することができる。なお、このサポート言語数は、あくまで出荷時点の数字であり、今後増える可能性がある。

 繰り返しになるが、日本向けのXbox Oneで、基本設定となる「言語:日本語」にした場合、「国や地域」は日本固定、「音声コマンドの言語」も日本語固定、オンラインストアも日本のストア固定となる。

 その上で、日本向けのXbox Oneでも、「言語」設定を日本以外に切り替えることで、他国の言語やストアも利用できる。ただし、ストアでは、その国で流通している決済手段を用意する必要があり、利用のハードルは一気に高くなるので注意したい。また、ジオフェンシング、いわゆる特定の地域からのコンテンツ・サービスの購入・利用を拒否する仕掛けが働くこともあるため、その国や地域在住者と完全に同じコンテンツやサービスが利用できるというわけではないようだ。

 Xbox Oneの基本的なポリシーは、在住している国や地域と、Xbox Oneの設定を一致させた上で遊んで欲しいということで、その辺りがかなり緩かったXbox 360と比較してかなり厳格な管理が行なわれている。こうした仕様を十分に理解した上でXbox Oneを存分に楽しみたいところだ。

(中村聖司)