ニュース
【スマホアプリ今日の1本】柿を避けるカニの壮絶な命運「さるかに」
主人公はリアルタラバガニ。「なめこ」メーカーの変なゲーム最新作
(2014/8/4 17:27)
「おさわり探偵 なめこ栽培キット」で大ヒットメーカーとなったビーワークスより、童話「さるかに合戦」をテーマとした1発ネタ系ゲームアプリ「さるかに」が配信されている。
内容は、画面にいるカニを移動させたい場所へタップ操作で左右に動かし、上から猛烈な勢いで降ってくる柿を避けてその数を競うというもの。「さるかに合戦」というテーマからキッズ向けのイメージが浮かぶが、なぜかカニは立派なリアルタラバガニであり、落ちてくる柿は超高速という、のっけから生きた心地のしない大変シビアなゲームとなっている。
さらに落ちてくる柿を避けるだけでなく、地面から跳ね返った柿にも当たり判定があるので、避ける個数が増えるほど警戒すべき柿の数は増え、ゲームとしてはかなり手強い。妙にリアルなビジュアルと当たると確実に甲羅が割れそうな柿の勢いはインパクト大だが、BGMは「ファイナルファンタジーVII」のセフィロス戦を彷彿とさせる合唱曲が流れ、最終決戦と思しき雰囲気も大げさかつミスマッチで面白い。
またミスをするとカニグラタン、茹でカニなど様々な美味しそうなカニ料理がすっと表示され、カニの悲しい命運を感じさせる。緊張の連続から解放されるとカニ料理が現われる流れには思わず噴き出してしまう。
ストーリーの中でもクライマックスの部分をさらに壮絶にしたような本作だが、ゲームとしてはやりごたえ十分なので腕試しとして挑んでみてもいいだろう。ビーワークスの最新作として見るとその変さが際立ってさらに味わい深いので、興味が湧いたらプレイしてみることをオススメする。