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モンスター強すぎ!? 4v1シューター「Evolve」プレイレポート

強大な「Kraken」を前に、4人のハンターは緻密な連携と計画で対抗

強大な「Kraken」を前に、4人のハンターは緻密な連携と計画で対抗

成長しきったモンスターが狙うのはGeneratorの破壊
強くなる前に出来るだけ体力を削るのがハンターの必勝戦略
強力な爆発でまとめて吹き飛ばされるハンターたち
モンスターは体力回復が不可能。弱いうちに倒しきるのが最善だ

 モンスターがこれだけ強力であるため、ハンター側には緻密な連携と適確な計画が求められる。まず4人がバラバラに動くことなく、序盤からTrapperを先頭にモンスターを捜索し、見つけ次第集中攻撃を加えること。1回の「Mobile Arena」で削れる体力は知れているが、2回、3回と捕まえてタコ殴りにできれば、その後モンスターが最終段階に成長しても余裕の対応が可能となる。それまでにどれくらい体力を削るべきか、そのためにどれくらい無理をしていいか、という部分がハンター側における判断のキモといえるだろう。

 マップはかなり広いため、モンスター捜索の手を広げるためハンターがある程度バラバラに動くという手もあるが、その場合でも発見しだいすぐに集合できる体勢を整える必要はある。また、バラけて活動する際には各所に生息する野生のクリーチャーに注意が必要だ。食虫植物的なクリーチャーはハンターを丸呑みしてしまい、仲間が助けにこないとそのまま死んでしまうというトラップ。また、全員で戦わないと倒せないレベルの大型クリーチャーもマップ中に数匹存在しており、バラけて行動している最中に絡まれると非常にやっかいである。

 あるラウンドで筆者はTrapperとして3度、4度とモンスターを捕まえることに成功したが、味方の援護がなく、ほとんどダメージを与えることができなかった。その間、味方は食虫植物に食われたり、大型クリーチャーと死闘を演じていたようで、それぞれに大変だったわけだが、そのスキに肝心のモンスターはまんまとEvolveを完了してしまった。これは非常に悪いパターンだ。

 ちなみに、大型クリーチャーは倒すことで攻撃力アップやクールダウン減少などの一時Perkを取得することができる。これはモンスター側にとっても同じことなので、モンスターが過剰に強化されることを阻止したいならば4人集まって大型クリーチャーを狩り尽くすという作戦には一定の意味がありそうだ。

 序盤で勝負が決まらない場合、時間切れが迫るか、モンスターが最終段階に成長するかをきっかけに、戦いはGenerator周辺にフォーカスされる。モンスターが勝利するためにはGeneratorを破壊しなければならないので当然だが、ハンターはそれを見越してGeneratorに防衛戦を張らなくてはならない。強大なモンスターに勝つためには、4人全員がその判断を共有する必要があるのだ。

 今回の体験会ではハンター側が完璧な連携を身につける充分な時間がなかったが、最後にプレイしたラウンドでようやく、Generatorを殴る最終段階モンスターを4人で囲み、3人を失いながらもギリギリで撃退することに成功した。序盤のうちに1~2回、しっかり「Mobile Arena」で捕まえて体力を半減させておけばこのような勝ち方があり得る。いかにモンスターを操るプレーヤーが腕利きでも、ハンター側には常に勝利へのチャンスがあるのだ。

 というわけで今回は本作の手応えをしっかりと掴むことができた。1ラウンド中に様々な局面があり、ある状況が新たな状況を生み出し、その場その場で的確な判断を求めるという、対戦ゲームに必須の構造がうまく組み立てられている。

 4人のハンターによる協力関係も面白く、たとえば切り札となるゆえに狙われやすいTrapperが死亡しても、MedicクラスのLazarusが装備する「Lazarus Device」(蘇生効果がある)によってピンチを凌ぐことが可能。これに加えてダメージディーラー役となるAssaultクラス、Supportクラスによる的確なモンスターへのダメージ蓄積も勝敗を分ける重要性を帯びており、誰一人欠けてはいけないというシビアなバランスの上にゲームの面白さと達成感が保たれている。

 以上が本作のすべてではないが、さすが傑作「Left 4 Dead」を手がけたTurtle Rock Studiosによる作品だ。ゲームとしての骨格が堅牢であり、傑作の風格が漂っている。コアゲーマー向けの対戦型ゲームとして次の定番になることは間違いないだろう。この体験会ではそんな強い手応えを掴むことができた。

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(佐藤カフジ)