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【E3 2014】「ポケットモンスター オメガルビー/アルファサファイア」発売日決定

「Nintendo Digital Event」でメガシンカの謎などを発表

オメガルビー
11月21日 発売

価格:未定

アルファサファイア

 ポケモンは、E3開幕直前に開催された「Nintendo Digital Event」において、ニンテンドー3DS用RPG「ポケットモンスター オメガルビー」、「ポケットモンスター アルファサファイア」を日本において11月21日に発売すると発表した。価格は未定。

 「オメガルビー/アルファサファイア」は2002年にゲームボーイアドバンス用タイトルとして発売され大ヒットを記録した「ルビー/サファイア」をベースとしたシリーズ最新作。冒険の舞台は「ホウエン地方」。今回、パッケージに描かれているモンスターが、グラードンとカイオーガが「ゲンシカイキ」した姿であることが発表された。

昔はこういった風景が書かれていたのかもしれない

「ゲンシグラードン」と「ゲンシカイオーガ」

 「ルビー/サファイア」ですでに登場しているグラードンとカイオーガ。ホウエン地方には、大地を創造したとされる伝説のポケモンが存在するが、それが「グラードン」と「カイオーガ」だ。そしてゲンシカイキした姿がそれぞれ今回パッケージに描かれている「ゲンシグラードン」と「ゲンシカイオーガ」となる。

【ホウエン地方の古い伝承】
遥か昔。強大な力を有したポケモンがホウエンに現われた。それは、のちにグラードン・カイオーガと呼ばれる2匹のポケモンだった。グラードンが吠えると大地が盛り上がり、陸が広がった。太陽が照りつけ、辺りは灼熱に包まれた。カイオーガが咆哮すると水が溢れ出し、海が広がった。辺りに暗雲が立ち込め、豪雨が降り注いだ。ホウエン地方のどこかには、上記写真のような巨大な壁画が見られるという

・グラードン

・ぶんるい:たいりくポケモン
・タイプ:じめん
・たかさ:3.5m
・おもさ:950.0kg
・とくせい:ひでり

 雨雲を吹き払い光と熱で水を蒸発させ、大地を広げたといわれているポケモン。カイオーガとの死闘の末、地下マグマの中で長い眠りについたといわれている。「ゲンシカイキ」することで、強力なこうげきに加え、とくこうにもさらに磨きがかかる。また、ほのおタイプが新たに追加されたことで、覚えるほのおタイプの技の威力が上がる。さらに、「とくせい」もパワーアップするという。

・「ゲンシグラードン」

・ぶんるい:たいりくポケモン
・タイプ:じめん・ほのお
・たかさ:5.0m
・おもさ:999.7kg
・とくせい:???

 グラードンが「ゲンシカイキ」したポケモン、ゲンシグラードン。全身にみなぎるエネルギーがマグマと化してあふれ出し、超高温で放熱しているため、常に身体の周囲には陽炎が揺らめいている。マグマ状の肉体が常に流動し、赤い皮膚はルビーのような質感で輝く。全身に浮き上がったマグマは、暗闇でも光を放つ。より迫力と重量感のある姿となっている。

「グラードン」は、現在までに発見されたポケモンの中で、最も重いとされていたが、「ゲンシカイキ」を遂げることで、その記録をさらに更新したことになる

・カイオーガ

・ぶんるい:かいていポケモン
・タイプ:水
・たかさ:4.5m
・おもさ:352.0kg
・とくせい:アメフラシ

 空一面を覆う雨雲を作りだし、大雨を降らせて海を拡げたといわれているポケモン。グラードンと死闘の末、海底の底で長い眠りについたといわれている。さらに、「とくせい」もパワーアップするという。

・「ゲンシカイオーガ」

・ぶんるい:たいりくポケモン
・タイプ:じめん・ほのお
・たかさ:9.8m
・おもさ:430.0kg
・とくせい:???

 カイオーガが「ゲンシカイキ」したポケモン、ゲンシカイオーガ。 全身にみなぎるエネルギーが海水と化して体から湧き出している。肉体は海水に近い状態で、青い皮膚はサファイアのような質感で輝く。身体が半透明となり、体内から黄色く光を放つ。

「カイオーガ」は「ゲンシカイキ」により、たかさはなんと2倍以上に達する。悠々と海を泳ぐその姿は実に壮観

「メガシンカ」とは?

 ポケモンはバトルを通じて成長していく。そして中には、成長すると「進化」し、その姿を変えるものもいる。これまでポケモンが進化できる回数は、ポケモンごとに限度が決まっていたが、一部のポケモンにのみ、その限度を超えたさらなる進化「メガシンカ」という現象が起こることが確認された。しかし、「メガシンカ」は特定のポケモンと条件下でしか発現が確認されておらず、その起源や事象は未だ多くの謎が残されている。

 「ポケットモンスター オメガルビー/アルファサファイア」は、「メガシンカ」の謎に迫る、壮大な物語となっている。

今回のストーリー展開で、知られざる「メガシンカ」の謎が解き明かされるという

 メガシンカしたポケモンは秘めたパワーを一時的に解放し、通常の進化ではありえない力を発揮する。メガシンカは通常の進化と異なり、バトルの間に発生。メガシンカしたポケモンは、バトルが終了すると元に戻るが、バトル中に元に戻ることはない。 また、1度のバトルでメガシンカできるポケモンは、1匹のみ。メガシンカをしたポケモンの中には、能力が上がるだけでなくタイプや特性が変わるものもいることから、バトルで一発逆転をするきっかけにもなる。

バトル中に、どのポケモンを、いつメガシンカさせるか? など、勝敗に直結する場合もあるだろう

 ポケモンがメガシンカするための条件は2つあり、1つは腕輪や装飾品などトレーナーの身に着けた「キーストーン」と、ポケモンに持たせる道具「メガストーン」が共鳴すること。2つめは、トレーナーとポケモンとの間に強い絆があることとなっている。

 「メガストーン」はメガシンカをすることのできるポケモンの数だけ存在する特別な石で、それぞれに名前が付いている。これまでに発見されたメガストーンの数は28種だが、ホウエン地方にはまだ発見されていないメガストーンが存在するという。

今までに確認されたメガシンカポケモンたちの一部。なかには、2種類のメガシンカの姿を持つポケモンもいる

舞台は自然豊かなホウエン地方

 冒険の舞台となるホウエン地方は、横長の大きな本島と、その周辺に点在するいくつかの小島で構成されている。 緑あふれる本島の中心には、もくもくと煙を吹き上げる活火山、そして青々と広がる海に浮かぶ島の数々。大自然に恵まれたこのホウエン地方では、さまざまなポケモンとさまざまな人々が、ともに認め助け合い、ともに暮らしている。

細やかに再現される美しい大自然。のどかな街並みと風景がどこか懐かしくもあり新しい。広がる大地、海、そして空。このホウエン地方で、いったいどんな冒険が待ち受けているのだろうか?

(船津稔)