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【特別企画】ゾンビ布教フリーペーパー「Cafe of the Dead」による「感染×少女」ゾンビレポート

服が破れるよりももっと血しぶきを! お気に入りキャラクターも発見

服が破れるよりももっと血しぶきを! お気に入りキャラクターも発見

様々な格好で登場するゾンビたち。ただ噛み付いてくるだけでなく、武器も使用してきます
メインキャラクターの1人、「銀鏡雪華」

 はじめに戦いの舞台になった高校で出くわすゾンビ達は、不良少女から女子男子生徒、数学教師に野球部顧問と野球部員、作業員に警備員など特徴を備えたキャラの立ったゾンビたちです。金属バットやハンマーを持って襲って来るやつらはなかなかに恐ろしげで、ゾンビが道具を凶器として扱う姿が、無防備に噛み付いてくるだけではない恐ろしさを伝えて来て良いです。

 ストーリー上でも凶器で襲われる場面があり、凶器を持ったゾンビの殺傷能力の凄まじさがシビアに感じられました。武器を持つことで、人間だったころの名残も見て取れるので、その物悲しさも注目点となっています。

 ゾンビの姿も、人間の容姿を保ったものから、肉体が変異を起こしたのか一部異形化したゾンビも現われ、多様な姿を見せます。個人的には変形してしまうといわゆる「ゾンビ」とは違った雰囲気になってしまうので若干の違和感が残るものの、絵面的にはグロテスクさが際立って飽きさせず、その存在感が人類終末世界に彩りを与えています。

 ただゲームの特性上仕方ないのですが、バトルの状況は複数対複数ではあるものの、戦いの画面上では1対1に見えてしまい、個人的にはゾンビに求めたい“群れ”感が弱くて惜しいです。プレイは途中までなので、その後にでも群れを感じさせてくれる絵面などあると良いなと思いました。

 絵面といえば、なにやら動物が気持悪い姿で蠢いていそうな姿も目にしましたので、ゾンビ化ウイルスの凄まじい影響もどこまで及んでいるか非常に気掛かりではあります。ゾンビには女の子を攫うといった行動も見られるようなので、単に人を襲うだけではない彼らの行動に、何かしらの根拠があるのではないかと推測しています。

こちらはお気に入りキャラクターの「伊勢奈央」(左)。眼帯に義手という組み合わせに惹かれっぱなしです
色気としては、服が破れるよりも血の量を増やした方がグッときます

 プレイした主人公は、チェーンソーをぶん回す女の子「銀鏡雪華」。個人的にはチェーンソーが大好きで、あの厳ついフォルムと肉体を抉り削いでいく雰囲気が凶器然としてたまりません。このチェーンソー女子はバトルだと変なスイッチが入るのか高らかな笑い声と共に技を繰り出し、その禍々しさがおかしくも悲哀があり魅力的です。

 他のキャラクターでは、眼帯を着け義手を装着した女の子「伊勢奈央」に惹かれっぱなしで、主人公をさておきその義手娘をとにかくレベルアップしていました。他にも試験管やフラスコを持ったメガネっ娘などもいたりと、彼女らといずれは一緒に行動したいな等と妄想を抱きつつ、楽しいパーティが作れそうだなと胸躍らせながらプレイしていました。

 少女達は戦いの最中にダメージを受けると服が破れるという、ちょっとしたお色気要素もあるにはあるのですが、個人的には服が破けるよりも血しぶきを浴びて真っ赤に染まってゆく方が色っぽいと感じてしまうので、血の量が足りないなぁとホラー好き的には思いました。しかしながら短いテスト版でも色々と憶測をしつつなかなかに遊べたので、非常に楽しい時間を過ごしました。

 またゲームでは人工サポート用アンドロイドなるSF的要素も入ってきており、今後どういった関わりをしていくのか興味深く、女の子とゾンビの物語がどう言う展開を迎え、そしてどんな真実に辿り着くのか、見極めてみたくなりました。皆様も「感染×少女」の終末世界から如何に希望を見出すのか、見届けてはいかがでしょうか。

「感染×少女」のプレイはこちら

ゾンビ布教フリーペーパー「Cafe of the Dead」最新情報!

 「Cafe of the Dead」は、将来的にゾンビのカフェを開くため、その前段階としてゾンビ普及活動用に発行されているフリーペーパー。不定期刊行で、主に映画館などで配布される。ゾンビ初心者でも安心して手に取ることができるが、この度最新号が作られることが発表された。

 発行予定は7月で、現在記事ライターを募集中。ゾンビに対する愛があれば誰でもOKということで、興味があれば下記Twitterアカウントにメンション・DMをしていただきたい。

公式サイト:http://cafezombie.jimdo.com/
Twitter:https://twitter.com/cafezombie

(南瓜金助)