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PlayStation Vitaのシステムソフトウェアのバージョンアップデートを実施
フレンドと一緒にゲームを遊ぶ予定などを共有できるカレンダー機能など追加

3月25日 配信開始

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアはPlayStation Vita/PlayStation Vita TVのシステムソフトウェアのバージョンアップを3月25日に配信を開始した。

 今回のアップデートでバージョンは「3.10」となった。追加された機能としては、ユーザー同士で予定を共有できる「カレンダー」機能のほか、メモリーカードのコンテンツ管理、PocketStation関連の機能追加などが行なわれている。

カレンダー機能

 「カレンダー」が追加された。カレンダーを作成し、予定を管理することができる。ゲームに関する情報はもちろん、フレンドと一緒にゲームを遊ぶ予定を入力し、その予定を「メッセージ」や「Eメール」を使い共有することが可能。Googleカレンダーと同期が可能なほか、PlayStationに関連する情報をカレンダー上に表示することができる。

 今回のシステムアップデートと同日から「ソウル・サクリファイス デルタ」の公式カレンダーの運用が開始される。同公式カレンダーでは、ゲームの追加コンテンツ配信日時やイベント・ニコ生などの開催情報などの予定が記されている。作成した予定に関連するアプリケーション情報やプレーヤー情報が追加でき、オンラインプレイの約束なども簡単に作成できる。

「カレンダー」アイコン
「カレンダー」機能のスクリーンショット

作成した予定に関連するアプリケーション情報やプレーヤー情報などを追加できるので、オンラインプレイの約束なども簡単に作成できる
Googleカレンダーや、PlayStationに関連する情報のカレンダーを追加できる。スクリーンショットは「ソウル・サクリファイス デルタ」の公式カレンダー

「メッセージ」、「Eメール」、「Twitter」を通じて予定を共有することができる

システム

 ホーム画面にアプリケーションのアイコンを最大500個まで表示可能になったほか、PS Vita TVを、ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)で操作できるようになった。DUALSHOCK 3で操作可能な部分は、全てDUALSHOCK 4でも操作可能となった。

コンテンツ管理

 「コンテンツ管理」に「メモリーカードのコンテンツを管理する」が追加され、メモリーカードの利用状況を確認したり、アプリケーションやセーブデータ等を削除できるようになった。PS Vitaのメモリーカードに保存されたコンテンツと、接続する機器のコンテンツの管理がこのアプリケーションでまとめて行なえる。このアップデートにより、「設定」>「アプリケーションデータ管理」は削除される。

メモリーカードの使用状況を種別ごとに確認できる。それぞれの項目を選択することで、関連するコンテンツやアプリケーションの一覧を確認し、削除することができる

PS Vita TVが「PlayStation Mobile」に対応

 PS Vita TVで、PlayStation Mobile規格ソフトウェアを遊ぶことができるようになった。PS Vita TV対応のタイトルが楽しめる。また、ゲーム内の一部モードが遊べないタイトルもある。

メッセージ

 ボイスメッセージを送受信することができるようになった。プレイステーション 4ユーザーとのボイスメッセージの送受信も行なえる。

 また、プレーヤーメッセージのメンバーが3人以上の場合、グループのタイトルを設定できるようになった。

PS Vita TVはBluetoothヘッドセットの接続が必要。録音した後に試し聞きや削除も可能
受信メッセージにボイスメッセージがある場合アイコンが表示される

ペアレンタルコントロール

 「PS Store」の起動を制限可能となった。また、トレンドマイクロが提供するウェブページのフィルタリングサービスの案内が追加された。

フォト

 PS Vitaの向きや傾きにより、表示中の写真が自動回転する機能をオフに設定することができる。(PS Vita)

 また、「パノラマカメラ」の撮影モードに「フリーフォーム」が追加された。(PS Vita)

 PS Vitaで表示中の写真をPS Vita TVに転送して、テレビで見ることができるようになった。

ミュージック

 接続しているパソコンのコンテンツを、キーワードで検索できるようになった。

ビデオ

 コンテンツリストの並べ替えに「サイズ」が追加された。

設定

 「日付&時刻」>「サマータイム」を削除し、「自動でサマータイムに設定する」を追加。この機能を有効にすると、時刻表示でサマータイムが自動的に反映される。

 「省電力設定」>「自動でスタンバイモードに入る」に「30分」が追加されたた。

システム

 Bluetoothキーボードが使用可能となった。入力できる言語は「日本語」と「英語」。

PocketStation

 PocketStationの本体IDが確認できるようになった。

 また、PocketStation対応のPlayStation規格ソフトウェアを遊びながら、PocketStationの画面を確認できるようになった。

 PocketStationを遊んでいる時の背景を、「フォト」のコンテンツリストの中から設定可能となった。背景に設定できる画像ファイルは、「960×544」ピクセルのPNGファイルのみ。

(船津稔)