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【スマホアプリ今日の1本】「ジョジョ」らしさたっぷり! 「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ」

単なるおはじきゲームに留まらず。「ジョジョ」世界を派手に表現したファン必見タイトル

配信中

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

メダルを引っ張って弾くアクションゲーム。「ジョジョ」らしい熱気のある派手さが演出として光る

 荒木飛呂彦氏による漫画「ジョジョの奇妙な冒険」をテーマとした最新ゲームと言えば、バンダイナムコゲームスのプレイステーション 3「ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル」が真っ先に思い浮かぶ。ゲームとしての評価については一悶着あったものの、キャラクターの造形だけでなく、動きや性格、そして彼らを取り巻く世界観まで見事に表現していた点は大きく評価したいところだ。

 今回取り上げるのは、そんな「ジョジョの奇妙な冒険」がスマートフォン用のゲームになったiOS/Android「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ」。3月10日にAndroid版が配信され、3月13日にはiOS版も配信されている。ダウンロード、利用料金は無料で、ビジネスモデルはアイテム課金制。

 「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ」は、「モンスターストライク」(ミクシィ)以降盛り上がりつつある「引っ張って弾く」タイプのアクションゲームとなる。プレーヤーはキャラクターが描かれた「メダル」を弾いて敵にぶつけ、ダメージを与えて倒していく。1つのミッションはいくつかのラウンドで構成されており、最後にはボスが待ち受けている。

 「メダルを弾く」システムから、“おはじき”をジョジョ色に染めて派手にした感じ、というのが実際プレイした印象に近い。敵のメダルを倒した時はキャラクター特有の演出とセリフが入り、スキルを発動させればさらに派手な演出と共に敵にダメージを与えられる。攻撃の度に使用キャラクターの絵柄が浮かび上がるので、バトル中は「ジョジョ」ならではの熱気がぷんぷん伝わってくる。

 登場するキャラクターはシリーズのPart1とPart2をベースにしており、「ジョセフ・ジョースター」や「シーザー」など主人公クラスから、「ワムウ」や「カーズ」といった敵キャラクター、さらには「操られた死体」、「軍人」、「ギャング」などのマニアックな端役まで総登場する。このほかにも、「アブドゥル」や「イギー」などPart3のキャラクターも登場する。

 またUI周りも凝っていて、メニューボタンを押すと「オラ」というエフェクトが出たり、「ドドドド」、「ゴゴゴゴ」といった擬音が画面内に揺れながら表示されていたりする。石仮面や「To Be Continued」の矢印など「ジョジョ」の意匠や小道具がふんだんに使われており、ジョジョファンから見ても演出へのこだわりをかなり感じられる。

 個人的にいいと思ったのは、同じメダルを手に入れると「魂は引かれ合う」として自動で合成されて強化されるというもの。「スタンド使い同士は引かれ合う」ジョジョの世界らしい自然な設定で、合成システムを上手く利用した演出だ。

 なお配信は「ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル」と同じバンダイナムコゲームスで、素材の一部は「ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル」開発元のサイバーコネクトツーが提供している。シナリオクエストではPart1、Part2のストーリーを追体験でき、春よりスタートするアニメ放送第2期に合わせてPart3のストーリーも追加される予定。ジョジョファンであれば、1度はその感触を確かめておきたいタイトルだ。

【スクリーンショット】
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(安田俊亮)