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「サガ」シリーズと佐賀県が本気で10年越しのコラボ! 「ロマンシング 佐賀 LOUNGE」、本日から4日間限定で開催!
(2014/3/13 18:01)
スクウェア・エニックスは、3月13日から3月16日まで、同社の「サガ」シリーズを通じて佐賀県の伝統工芸や県産品などの魅力が体感できるイベント「ロマンシング 佐賀 LOUNGE」を、六本木ヒルズ ヒルズカフェ/スペースにて開催。入場料は無料。開催日時は、3月13日が15時~20時、3月14日~15日は11時~20時、3月16日は11時~15時。
最終日となる3月16日の夜には、特別なトークや伊藤賢治氏らのスペシャルライブが楽しめる「ロマンシング 佐賀 プレミアムナイト」が実施される。こちらは事前申込みによる招待制で一般公開はされない。
本稿では、3月13日に実施され、スクウェア・エニックス 河津秋敏氏らが登壇した記者発表会/メディア内覧会の様子をレポートする。
サガ25周年×佐賀県=「ロマンシング 佐賀」。「サガ」と「佐賀」の良さをより多くの人に知ってもらいたい!
「ロマンシング 佐賀LOUNGE」は、佐賀県の情報発信プロジェクト「FACTORY SAGA(ファクトリー サガ)」と「サガ」シリーズとのコラボレーションプロジェクト「Romancing佐賀」の1つとして実施されるイベント。
「サガ」シリーズは、1989年12月にゲームボーイで発売された「魔界塔士 サ・ガ」から始まり、「ロマンシング サ・ガ」シリーズや最新作であるモバイル向けカードRPG「エンペラーズ サガ」など、計13作がリリースされ、シリーズの世界累計出荷本数は990万本に達している。2014年は、シリーズ25周年となる記念すべき年だ。
一般公開に先駆けて実施された記者発表会/メディア内覧会では、スクウェア・エニックス エクゼクティブプロデューサー 河津秋敏氏、プロデューサー 市川雅統氏、佐賀県 報道監 大田芳洋氏、FACTORY SAGA プロジェクトリーダー 金子 暖氏、イラストレーター 小林智美氏、書家 江島史織氏が登壇した。
河津氏は「私はサガシリーズにシリーズディレクターとして関わって参りました。最初の『魔界塔士 サ・ガ』が25年前にゲームボーイで発売され、年数を重ねまして、1,000万本ほどの出荷をしているシリーズです。サガという言葉にはいくつかの意味があります。北欧の吟遊詩人が語る古い伝承。もう1つはゲーム内の登場人物がセリフとして使っていますが“これも人間の性か……”というように、人の生まれ持った性質であったり、宿命であったり、業であったりします。この人としての物語、人の背負った宿命、そういったものを積み上げてシリーズを作り上げて参りました」と挨拶を始めた。
続いて、「今回の『Romancing佐賀』は……洒落ですね(笑)。サガと佐賀県でコラボができたら面白いことができるんじゃないかと冗談みたいなことで始めたお話を佐賀県さん側に受け止めていただいて、こここまでになるとは思っていなかったんですが……冗談が現実になってしまってちょっと戸惑っているところもあります」と続けた。
最後に、「このコラボを通じて佐賀県のことを知るようになりました。ロマンスという言葉は恋愛物語の意味がありますが、本来は意味はもっと広くて、ドキドキ・ワクワクする物語も含まれています。私は同じ九州の熊本県出身でして、近くに住んでいたのですが、佐賀のことを知らなかったなと。こんなに魅力的なものがたくさんあると知ることができました。このドキドキ・ワクワクをこのコラボを通じて、サガシリーズやゲームファンの方、色々な方に知っていただけるきっかけになればいいなと思っています」と挨拶を締めくくった。
佐賀県とのコラボイベントだったこともあり、ステージで新作についての発表はなかったが、その後の取材で新作について「具体的にいつ、何がとは言えないが、準備は進めている」と河津氏から改めて聞くことができた。準備中の新作とはどのようなタイトルなのか情報公開が待ち遠しいところだ。
会場には、上記の有田焼大皿以外にも、「サガ」シリーズのイラストがデザインされた有田焼、「サガ」シリーズのイラスト原画などが展示されている。また、展示だけでなく、「Romancing佐賀」限定のコラボレーション商品の販売や県産食材を使った限定コラボフードメニューも提供されている。
佐賀県と「サガ」シリーズがコラボするという面白い試みの本イベント。入場料は無料であり、来場者にはオリジナルカード(「エンペラーズ サガ」に記載されたシリアルナンバーを登録することで特製コラボカードが入手できる)がプレゼントされるので、足を運んでみてはいかがだろうか。なお、記載されているシリアルナンバーは全て同じ(市川氏談)なので、会場に行くことができないが、ゲーム内カードが欲しいという人は会場を訪れた人に聞いてみるといいだろう。
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ILLUSTRATION / TOMOMI KOBAYASHI