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ガマニア、「萌え系」を中心とした6本のスマホ向けコンテンツを公開

スマートフォン向けに、幅広いコンテンツを提供。ガマニアの新たな挑戦

スマートフォン向けに、幅広いコンテンツを提供。ガマニアの新たな挑戦

オンライン事業部本部本部長の中島秀樹氏

――今回一気に6本のタイトルを紹介という形になりましたが、この経緯を教えてください。

中島氏: これまでガマニアでは、「エンゲージナイツ」、「あっぱれ!天下御免 快」、「もじって!はに神さまっ!」といったタイトルをスマートフォンで展開していきましたが、2014年からはスマートフォン向けのタイトルに力を入れていこうと考えました。ライセンスものと、自社タイトルを1カ月に1度のペースでリリースしていきたいと思います。

 ブラウザゲームは「恋姫無双」などIPでの展開をしていましたが、スマホ向けタイトルはオリジナル性を強調していこうと思っています。

――ガマニアはMMORPG、ブラウザゲームでユーザーを獲得していますが、このユーザーにスマートフォンタイトルをアピールしていくのでしょうか?

中島氏: ガマニアのPCゲームユーザーをスマートフォンに移行する方法も各タイトルで盛り込んでいくつもりです。まず多彩なジャンルのゲームを出し、その幅広いジャンルで色々な人に興味を持ってもらいたいと思っています。

――現在様々なメーカーが多彩なゲームを出していく中、ガマニアは自社のタイトルをアピールしていく“差別化”をどのようにしていきますか?

中島氏: ガマニアはいわゆる“萌え路線”で人気を得ているところがあります。自社のブラウザゲーム「Webナイトカーニバル!」からのスピンオフである「おしおき姫っ!」などで既存ユーザーに対しても積極的にアピールしていくつもりです。

 ただ、それだけではなく、大手さんの様な規模の大きな開発はまだできないのですが、他のメーカーがやっていないようなユニークなジャンル、ユニークなゲームを作っていきたいと考えています。裾野を広げる方向を目指します。

――MMORPGやブラウザゲームで得たノウハウ。イベントの展開や、課金アイテムの提供、運営方法など、そういった実際の運営で得た経験やポリシーなどは、スマートフォンタイトルの運営でも活かされていくのでしょうか?

ゲーム性にこだわった作品を出していきたいという

中島氏: スマートフォンゲームは、MMORPGやブラウザゲームと土壌は違いますが、ユーザーにより楽しんでもらえる運営と言う点では同じだと考えていますので、今までの経験を活かして運営を行なっていきたいと思ってます。

 現在お見せしているタイトルは2014年前半にリリースしますが、2014年後半はもっとゲーム性にフォーカスしたものが出てきます。ガマニアスタッフのノウハウや、ゲームに向けた想いをより前面に出したタイトルをリリースするつもりです。

 会社としての大きな方針としては、ガマニアは今は萌え系のタイトルが人気ですが、それだけじゃなくもっとゲーム性も追求し、自分たちが面白いと感じたゲームをサービスしていこうと思っています。

 そのために海外からも面白いゲームを見つけ出しサービスしていきますし、自社開発も自分たちが自信を持って勧められるゲームを開発していきます。自発的に市場に受けいれられ、ジャンルの幅を広げていきたい。私達は元々ゲームに対してこだわりを持ち、運営に加え、自分たちのゲームを作りたくて会社に入ったのですから、その想いを前面に出していきます。

 ちなみに、日本に限らず、ガマニアグループでは数十本のタイトルを開発しています。特に台湾メーカーは日本での展開を意識しているタイトルが多いです。萌え系や、王道RPGは自社開発系が多いですね。また日本市場だからこそチャレンジできるというタイトルも考えています。

――一方で日本開発タイトルを海外にサービスする予定はありますか?

中島氏: あります。今回紹介したものの中で自社タイトルは海外でもサービスする予定で動いています。現在作っているタイトルも日本だけでなく、台湾、香港、韓国、中国、そして東南アジアがターゲットです。

 「おしおき姫っ!」に興味を持ってくれる国もあります。国によってはサービスが難しいタイトルかもしれませんが(笑)。

――ユーザーへのメッセージをお願いします。

中島氏: ガマニアの「萌え系」のゲームを楽しんでいただいた方も多いと思いますが、今後スマートフォンにシフトしていく中、萌えも含めてより幅広いジャンルでの新タイトルを数多くリリースしていく1年になると思います。“楽しいゲーム”を多数出していきますので、よろしくお願いします。

(勝田哲也)