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視聴覚+振動+風で高速戦闘を体感! AC「マッハストーム」12月19日稼動開始!

12月19日 稼動開始

1プレイ:200円(初期設定)

 バンダイナムコゲームスは、アーケード用ドームスクリーン型シューティングゲーム「マッハストーム」を12月19日に稼動させる。出荷時設定では1プレイ200円。

 本作は、「機動戦士ガンダム 戦場の絆」に採用されたP.O.D.(Panoramic Optical Display)をベースに、視界180度のドーム型スクリーンモニターにて描かれる迫力の高速戦闘ビジュアルと、操作にあわせて振動するシート、レバー、4つのスピーカーによる充実したサウンドに加え、スピードを強調する送風ファンという、アーケード筐体ならではの体感ギミックがポイント。

 「戦場の絆」筐体と異なるのは、シート位置が固定式(シートインカムはなし)、スロットルで使用される左レバーは同等(移動範囲は前後のみ)だがトリガーやスイッチがなく、右レバーは垂直に延びており、右レバー基部側にプレーヤーを映し出すカメラが搭載されている。また、足元のペダル2つはなく、その代わりに中央スペースに送風ファンが付いている。また、ドームスクリーンをカバーする扉を含めたシールドはほぼ全部が透けて見えるようになっており、周囲から中の様子ははっきりわかるだけでなく、シート後部上、プロジェクター部分下にも覗き窓のように窓が設けられている。また、背部パネルは多彩な色で光る。

左にスロットル、右にコントロールレバーというレイアウト。足元にペダルはない
コントロールレバー。人差し指でトリガー(マシンガン)、親指でミサイルを発射。振動機構内蔵。奥に見えるのがプレーヤーを映すカメラ。プレイ中に自分の姿が投影される
スロットルは「戦場の絆」に近い形状。ただ、前後にしか動かない
新規筐体では両足の足元に設置されているファン。「戦場の絆」筐体をコンバージョン(換装)した場合はこのファンは設置されない
頭の左右にあるステレオスピーカー。筐体左右にあるスピーカーを含め4スピーカーとなっている
フルHD出力に対応するプロジェクター。「戦場の絆」筐体からコンバージョンするには、フルHDプロジェクターである必要がある

 1人プレイ専用で、カードやネットワークによる施策はなし。気軽にシートに座ってプレイして、さっと席を立つ、カジュアルなプレイスタイルが想定されている。ゲーム的にも、いわゆるレールシューティングになっており、目の前に現われる敵をレバーとスロットル操作でレティクルに収め、マシンガンやミサイルで攻撃するスタイルになっており、ガンシューティングなどと同じ感覚でプレイできるだろう。

 実際何度かプレイしてみたが、まず高高度から低空まで空を飛び回り、ときには市街地を高速で駆け抜けたり、急速上昇、下降といったジェットコースター的シチュエーションの映像で視界が埋め尽くされるという状況は、この筐体ならではの情報量と映像のパワー、没入感が感じ取れる。「エースコンバット アサルト・ホライゾン」をプレイされた方なら「おお?」といえるビジュアルだが、新基板によるパワーでドームスクリーン向けに高解像度出力(1,920×1,280)された60フレーム描画の映像はスピード感にあふれている。

 また、シートバック左右とスクリーン端に設けられたスピーカーによるサウンドが筐体内を包み込んでおり、シートの振動とともにかなり迫力が感じられた。また、ファンによる風と画面エフェクトによるスロットルをONにしたときはなんともいえず心地いい。

 ゲームシステムを見ていくと、難易度の異なる「マイアミ」、「パリ」、「ドバイ」、「ワシントン」、「東京」の5つのミッションが設定されており、敵の攻撃頻度や数などが異なる。「マイアミ」が初心者にはオススメだ。

 画面中心に描かれた円を敵に重ねるとロックオンマークが飛んできて表示が赤くなり、その際に発射したミサイルが誘導するので、まずは敵の位置を矢印の向きで捜索→ロックオン→ミサイル発射という流れを繰り返すことになる。ビルや地面に激突することはないため回避行動は必要なく、敵ミサイルでダメージを一定以上受けるか、設定タイム以内に敵を撃破できない場合のみタイムアップでゲームオーバーとなる。

 敵出現→短時間で撃破で「クイックショット」、一定時間内に次の敵を撃破できれば「コンボ」、敵機に接近して、敵背後付近でミサイル(威力が増す)を発射し撃破できれば「ダイレクトショット」、そしてマシンガンで敵を撃破できれば「ガンキル」とそれぞれボーナスが入る。ハイスコアを狙うなら、こうしたボーナスを狙っていくことが必要不可欠だ。とくにコンボは、継続すればするほどボーナススコアが加算されていくため、まずはコレを狙っていきたい。

 また、どの敵を狙っていくかははっきりわかるようになっているため、他人のプレイを参考にしつつ、敵をどう追いかけるかを考えていくと、スムーズに遊べるだろう。参考に、ドバイステージをプレイした映像を掲載しておくので(途中編集してある)、映像とサウンド、そして風を感じ取れるアーケードならではの環境で、気軽にスコアを追求してプレイできる本作、1度チャレンジ(というほどおおげさなものでもない)してみてはいかがだろうか?

【ドバイミッションプレイ動画】
【スクリーンショット】

(佐伯憲司)