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「FF」シリーズが対応決定! 「ロジクール G550」製品説明会レポート
L/R同時押しで「逃げる」も再現。軽さと操作性を兼ね備えたiOS用コントローラー
(2013/12/11 15:21)
ロジクールは、iOS 7対応のゲーミングコントローラー「ロジクール G550 パワーシェル コントローラ+バッテリー(G550)」の発売をApple Store/Apple Online Storeで12月13日より、その他ロジクール製品取扱店やロジクールオンラインストア、auショップ、auオンラインショップでは12月24日より順次発売する。価格は9,980円で、3年保証付き。
これは12月11日に開催された「G550」の製品説明会で発表されたもの。「G550」はiOS 7対応のiPhone 5、iPhone 5s、第5世代iPod touch専用のバッテリー付きコントローラーで、説明会では実際に「G550」に触れられたほか、ロジクール クラスターマーケティングマネージャー古澤明仁氏より製品の概要や狙いが説明された。
「慣れ親しんだコントロール」でiOSのゲーム体験を変化
古澤氏はまずロジクールの製品ラインナップに触れ、サブブランドとして展開するゲーミングデバイスブランド「ロジクールG」シリーズには、これまでPCゲームの周辺機器、そして家庭用ゲーム機の周辺機器という2つのラインがあったが、新たにモバイルデバイス用の周辺機器について、「G550」を皮切りに展開することを説明した。
製品の概要についてはこちらで報じているが、古澤氏によればロジクール製品の中でも予約と問い合わせの量がぶっちぎりで好調なのだという。
「G550」がもたらす価値としては、その操作性の高さによって「ゲーム体験が変化」し、今後のリリースタイトルやiPhoneのプラットフォームとしての存在感も変わってくるのではないかと、古澤氏は話した。
「G550」は、手に取ってみると軽く、グリップに適した造形をしていて持ちやすい。本体が120g、第5世代iPod touchが86gのため、合計重量は206g(iPhone 5sの場合は合計232g)。新型PlayStation Vitaの219g、ニンテンドー3DSの約230gとなっているので、これらとあまり変わらないか、少し軽めということになる。
ボタンは左側に十字ボタン、右側に4つのボタン、また上面にL/Rボタンが備わっている。これらは「慣れ親しんだコントロール」を目指したそうで、ゲームプレーヤーにとってはスタンダードな機能と言える。
iPhoneとはLightningコネクタで接続し、対応タイトルであれば装着するだけですぐに操作が可能になる手軽さもポイントになっている。実際にプレイしたところボタンの反応もよく普通にプレイできたが、十字キーについてはしっかりと押し込まないと反応しないことがあったのが少し気になった。
なおアナログスティックについては、厚さ21mmというスリムさを保つため、今回は採用しなかったという。FPSタイトルなどではアナログスティックが必要になるものもあるが、こちらについては「ニーズがあればすぐに対応したい」とした。
対応タイトルについては、米Logitechの公式ブログに一覧が掲載されている。国内タイトルについては下記に紹介する「ファイナルファンタジー」シリーズを除いて公表できず、順次調整中だという。
スマホ用「ファイナルファンタジー」シリーズが対応決定
会場では、国内タイトルとしてスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー」シリーズが随時対応していくことが発表された。会場にはスクウェア・エニックス モバイルビジネスプロデューサー時田貴司氏が登場し、12月対応予定の「ファイナルファンタジーIII」(App Storeで配信中)のプレイデモを行なった。
時田氏は「G550」で可能になった操作について「親しみやすいゲームの文法がまた戻ってきた。個人的にも嬉しい」と語り、製品については「横長だが、軽くて持ちやすくてデバッグでも疲れない」と評価した。また「G550」ならではの操作として、戦闘中にL/Rボタンを同時押しすると「逃げる」コマンドになるという、懐かしのプレイを披露した。
今後の対応予定としては、「ファイナルファンタジーIII」が12月、「ファイナルファンタジーIV」と「ファイナルファンタジーV」が12月以降、「ファイナルファンタジーIV:ジ・アフターイヤーズ」と「ファイナルファンタジーVI」が対応時期未定となっている。なおApp Storeでは「ファイナルファンタジーVI」は今冬配信予定で、それ以外は配信中となっている。