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「UBIDAY2013」、「ウォッチドッグス」デモプレイレポート

ベルサール秋葉原で開催。「ランダムミッション」が初公開

10月20日開催

場所:ベルサール秋葉原

入場料:無料

2階ではプレイアブル機がズラリ。「アサシン クリード4 ブラック フラッグ」はプレイステーション 4が触れる機会にもなっている

 ユービーアイソフトは、プライベートイベント「UBIDAY2013」を10月20日に開催した。参加費は無料。場所は東京・ベルサール秋葉原。

 「UBIDAY2013」は、ユービーアイソフトの新作タイトルをプレイアブルで体験したり、ステージイベントでタイトルの紹介が楽しめるプライベートイベント。プレイステーション 4、Xbox Oneなど次世代機の注目タイトルとなる「ウォッチドッグス」こそデモプレイのプレゼンのみだったものの、PS4版「アサシン クリード4 ブラック フラッグ」や次世代機用のレースゲーム「ザ・クルー」(PC版)がプレイアブルで出展されていた。

 会場はベルサール秋葉原の1階、2階を使い、1階部分をステージと物販、フードコーナーに割り当て、2階部分をプレイアブル出展に割り当てていた。本稿では、会場で実施された「ウォッチドッグス」のプレゼンテーションをご紹介する。他タイトルについては、別途ご紹介していく。

「ロックスミス2014」では、B'zの松本孝弘さんのサイン入りギターが展示
原画・ポスター展も合わせて開催
朝からの雨にも関わらず、物販コーナーも盛況
タイトルにちなんだメニューを出す屋台もあった
ハバネロソースと黒ごまソースで仕上げた「アサシン クリード4 ブラック フラッグ」イメージのケバブ「ブラック フラッグ サンド」。ハバネロソースが思った以上に辛い!

日本発売はPS4ローンチに間に合うか? 「ランダムミッション」を初公開

ゲーム内でも歩いていて怖いエリア
ハッキングする端末に制限がかかっていた
車はハッキングによって簡単に盗める。「グランド・セフト・オート」シリーズよりも何かとスムーズ(笑)

 「ウォッチドッグス」は、アメリカのシカゴを舞台にしたオープンワールドのアクションゲーム。現代の延長線としての近未来世界の中で、人々が持つ携帯電話、PC、交通機関、監視カメラなどあらゆるネットワークシステムをハッキングしながら目標をクリアしていく。

 デモプレイはシカゴの低所得者層エリアからスタートした。すでに公開されている映像などでは、あらゆる人々の携帯電話の会話内容、チャット内容を覗き見ることができていたが、この時点ではハッキングできる対象に制限がかかっている。

 どうやらハッキングをするにはそのエリアの制限を解除する必要があるようで、今回は工場のような場所にあるアクセスポイントに接続することで、その一帯のすべての電子機器へのハッキングが可能になった。

 本作の魅力の1つとなっているのは、ハッキングを利用した情報戦と、そのハッキングを駆使して戦うアクションにある。この工場への潜入では警備員と対峙することとなったが、フォークリフトを遠隔操作して建物を登ったり、建物の外壁の蓋を開けて銃弾を防ぐ盾にしたりと、その場にあるものを最大限に利用し、体と頭をフル回転させて戦っていく様子が実に楽しそうだ。

 プレイデモでは街を自由に徘徊し、人の家のPCに接続して口座番号を抜き取ってATMから現金を引き出したり、「犯罪に巻き込まる可能性がある」と示された人物を追跡して犯罪を未然に防いだりと、リアルに再現されたシカゴの街を自警団的(あるいは愉快犯的)に歩きまわる主人公の姿が見られた。

 また初公開のデモとして、「ランダムミッション」がプレイされた。今回のランダムミッションは、通行人の携帯電話で交わされたメールチャットが引き金となっていた。会話の内容は「妻がレイプされた! 今から相手の男を殺しに行く!」というなんとも物騒なもので、示された現場に向かうと、メールを送った本人が路地裏を歩く姿が見つかった。

 道の角から近くの監視カメラで安全を確かめ、その後様子を伺うように尾行していると、男は突然発砲した。どうやら殺すべき相手が目の前にいたようで、急いで駆けつけた時にはすでに男性が1人死んでいた。面を喰らう幕切れだが、主人公は発砲した男性を警棒で気絶させると、証拠となる銃を盗み、主人公が犯罪の泥をかぶることでミッションは完了となった。

 デモや映像を見るたびに期待が膨らむ本作だが、1つ気になったのは今回のデモプレイではまだ日本語へのローカライズがなされていなかったという点。すでに海外版は2014年春に発売が延期されており、日本語版については発売予定日が2014年2月22日のままとなっているが、この影響で日本での発売延期も必至と思われる。

 しかしいずれにせよ、オープンワールドジャンルの新たな展開として大いに期待されていることは疑いがない。次世代機と共に、その全貌が明らかになることを楽しみに待ちたい。

監視カメラによる位置関係の把握など情報戦がキーポイント
犯罪遭遇率が事前に予測される素晴らしきシステム
口座番号を盗んで現金奪取まで数十秒で終わる素晴らしき近未来
「ランダムミッション」では未然に殺人を防げなかった。主人公の行動によって世間からの評判がわかれていく
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(安田俊亮)