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バンダイ、アニメ/プラモ連動の「ガンダムビルドファイターズ」をアピール
MGサザビーや、66cmのヤマト、ガシャポンなど多彩なラインナップ
(2013/10/12 08:45)
「2013 第53回 全日本模型ホビーショー」でバンダイは最大規模のブースを出展し、人気を博していた。最も力を入れていたのが「ガンダムビルドファイターズ」。プラモデルとアニメが連動した企画であり、従来のプラモデルの改造や、これまでプラモデル化されていなかったMSの商品展開など、多彩な可能性を秘めているプロジェクトだ。
最新のガンプラやヤマト、ダンボール戦機といったプラモデルだけでなく、ゲームや食玩、超合金、さらにはアパレルといった多彩な展開がバンダイブースのウリである。本稿では写真を中心にブースを紹介していきたい。
圧倒的な情報量の「MGサザビーVer.Ka」など、多彩なガンプラを展開
バンダイブースで大きく取り上げられていたのが「ガンダムビルドファイターズ」だ。10月よりはじまったテレビアニメで、「ガンプラ」を遠隔操作して戦わせるシミュレーションゲーム“ガンプラバトル”が流行している未来世界での物語が描かれる。
「ビルドファイターズ」では改造されたガンプラが多数登場する。改造されたプラモデルは、従来の1/144ガンプラシリーズ「HGUC」に追加パーツを取り付けたもので、実際販売されるプラモデルも追加パーツを同梱された形で販売される。また、改造パーツを組み合わせ飛行形態にできる「ビルドブースター」といったシリーズも展開している。
このアニメの企画に関しては、プラモデル制作側が登場メカニックを提案している。このためアニメの登場と商品展開が連動できるところがウリだ。ストライクガンダムやギャン、ディジェなど様々なMSが従来の機体イメージを大きく変えた“改造”を施されて登場する。原作の枠を超えたMSがバトルを繰り広げるところもガンダムファンにとって見逃せない点だ。
この「ビルドファイターズ」と同時に、バンダイでは「HGオールガンダムプロジェクト」を始動している。長い歴史を持つガンプラだが、多くの作品に登場したMSの中にはプラモデル化されてないものもある。今回のHGオールガンダムプロジェクトはこれまで商品化の少なかった、あるいは全くなかったMSにスポットを当て、1/144のサイズのHG(ハイグレード)ブランドで商品化していこうというのだ。こちらも今後の進展に大きく期待させられる。
バンダイのアーケードゲーム「ガンダムトライエイジ BUILD MS」の最新バージョンでは、「ビルドファイターズ」のキャラクターやMSが登場する。ブースではこのゲームを体験することもできた。
「ガンダムトライエイジ BUILD MS」トレーディングカードを使いCPUキャラクターや他のプレーヤーと対戦をおこなっていくのだが、「ビルドバースト」という攻撃効果を発動させると、どこからともなく飛んできた改造パーツ「ビルドパーツ」とMSが合体して強力な攻撃を行なう。「ビルドファイターズ」を印象づけるのに有効な作品だと感じた。「ビルドファイターズ」はこれからのガンダム、ガンプラにとって、様々な点で影響を及ぼす作品となりそうである。