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【E3 2013】Gameloftブースに新作が2本追加
「ブラザーインアームズ」シリーズの最新作が登場
(2013/6/15 10:27)
仏GameloftのE3 2013出展タイトルについて、3タイトルのプレビュー記事を既に掲載しているが、E3会場ではさらに未発表の2タイトルが追加されていた。そちらのプレイレポートをお届けする。
射撃と演出重視のTPS「Brother In Arms 3」
「Brother In Arms 3」は、第二次世界大戦を扱ったTPS「ブラザーインアームズ」シリーズの最新作。元はUbisoftのタイトルだが、モバイル向けにはGameloftが独自に開発している。
ゲームはミッション形式で進んでいくタイプで、一定の条件をクリアすると次のステージに移行する。基本的には出てくる敵をどんどん倒していくという流れだが、ステージが進むと「進軍する味方を補助せよ」といったミッションで遠くから敵を狙撃するものなど、ちょっと変わったシチュエーションもある。
操作方法は画面内をスワイプして照準を合わせ、バーチャルパッドで射撃する。移動についてはミッションごとに異なるが、戦場を自由に走り回るというタイプではなく、障害物から障害物へ移動するなど限定的なものになっている。とはいえこれはネガティブな話ではなく、射撃に重点を置いたゲームスタイルは、緻密な操作が難しいスマートフォンには適した設計だと感じられる。
その代わりの仕掛けとして、敵の攻撃をやり過ごすのにのんびりと待っていると、盾にしている障害物が壊れるという要素がある。そうなると敵からは丸見えなので、別の障害物を探して移動しなければならない。こちらの射撃に適したポジションというのもあるので、その選択肢がだんだん減っていくわけだ。素早く敵を処理していくことが、生き延びるためにも重要になってくる。
敵を倒すには一定のダメージを与えればいいわけだが、ヘッドショットもあるのできちんとスコープを覗いて精密射撃を仕掛けていく。さらにその中でクリティカルヒットすると、撃ち出した銃弾がスローモーションで敵へと飛んで行き、1撃で仕留めるシーンが描かれる。これが連続で決まると、達人スナイパーになったような気分にさせてくれる。
グラフィックスもさらに進化しており、人物やフィールドはとても美しく描かれている。アクションシューティングとしてだけでなく、ストーリーや演出も含めて楽しみたい人にオススメのタイトルと言えそうだ。なお現時点ではまだα版の段階で、配信時期は未定。
箱庭+タワーディフェンス的シミュレーション「Total Conquest」
「Total Conquest」は、自分の街を拡張しながら他の街に攻め込んでいくシミュレーションゲーム。一見すると箱庭タイプのゲームで、自分の街に生産施設や防衛施設を建て、さらに強化して、堅牢な領地を作り上げていく。
街づくりではお金と食料が必要になる。お金や食料を生み出す設備があると、一定時間ごとに街にそれらの資源がポップアップするので、タッチして回収する。施設の建築や強化には一定の資源が必要で、建築が始まると一定の時間が必要になる。このあたりはまさに箱庭系のゲームそのもの。
これに加えて、他の街に攻め込むという要素がある。様々な生産施設や防衛施設、罠などが作られた街に兵士を配置し、その街を全て破壊できれば勝利となる。兵士には剣士や弓使いなど数種類のパターンがあり、街の近くに配置すると自動的に攻撃を開始する。
兵士の配置には、種類ごとに異なる量のクラウンが必要。クラウンはゲームプレイの中でも入手できるが、有料で購入もできる。防衛施設からの攻撃や、敵の兵士との戦いもあるため、配置した兵士が不適切だと簡単にやられてしまう。どの場所に、どのタイプを、どれだけ配置するか……というRTSのような戦略性も求められる。手触りとしてはタワーディフェンス系に近い。
バトルに関しては、他のプレーヤーの街に攻め込むほかに、ミッション形式で進むシングルプレイモードも用意されている。序盤は街を作りながら、ミッションを進めていく……という感じでプレイを進めていくのがよさそうだ。
基本プレイは無料で、クラウンが課金要素ということになる。クラウンは兵士の生産だけでなく、建築時間の短縮にも使用できる。またFacebookやiOSのGameCenterを通じて、他のプレーヤーと同盟を組めるソーシャル要素も完備。同盟同士の戦いや同盟ランキングなども用意されている。こちらは近日配信予定。