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【E3 2013】好みのガジェットで潜入に挑む「スプリンターセル ブラックリスト」

闇に潜むか正面突破か。プレイスタイルを支援するステルスアクション

6月11日~13日開催(現地時間)

会場:Los Angeles Convention Center

 Ubisoft Entertainmentは、北米での発売が8月22日に迫った「スプリンターセル ブラックリスト(Tom Clancy's Splinter Cell Blacklist)」をE3 2013にてプレイアブル出展していた。

 「スプリンターセル ブラックリスト」は、ステルスアクション「スプリンターセル」シリーズ6作目となる最新作で、日本では9月5日の発売が先日発表されているもの。対応プラットフォームはプレイステーション 3/Xbox 360/Wii U/Windows(Windowsは発売未定)。価格は各7,700円。

 今回はシングルプレイを遊べたので、こちらの模様をお送りする。

【Splinter Cell Blacklist - E3 2013 - Scope Trailer [UK]】

投擲型カメラに照明を消すボウガン。道具の使い方がステルスの鍵

スキルやガジェットの数々はプレーヤーの好みに変えていける

 Ubisoftには、「プリンス・オブ・ペルシャ」シリーズや「アサシン クリード」シリーズのように、壁に張り付いたり、よじ登ったりするようなアクションゲームを得意としている印象がある。本作もその点では、同じ系統に入ると言えるだろう。

 アクションには同様の傾向が見られるが、これらはあくまで敵から隠れるための手段として使われるという違いがある。プレイでは、チュートリアル的に壁を登ったり、天井の出っ張りを伝っていくようなアクションをいくつかこなしたあと、敵と遭遇するという場面になった。

 最初は操作がよくわからずに銃を乱射しながら正面突破を試みたのだが、敵は強く、また銃撃を受けると思っている以上に早く体力が尽きてしまった。敵に見つかったり、無理に突破しようとするプレイに対してはかなりシビアにできているようで、「ではどうするか?」と考えるのが重要になってくる。

 その考えの助けになるのが、主人公の持つ様々な道具だ。その代表的なものの1つが壁に投げつけると張り付くカメラとなっていて、このカメラはプレーヤーの第2の目となり、視点を切り替えることで死角にいる敵の位置を把握することができる。

 またボウガンを使えば、音を立てずに電気系統を狙って破壊することができる。トレーラーでは暗視ゴーグルのキュイーンという起動音が印象的に使われているように、ステルスの基本は闇に潜むことにある。

 照明を消し、闇の部分を拡大すれば、気付かれないままその場を通り過ぎたり、1人1人を順番に暗殺しやすくなる。これらの道具には索敵、陽動、強襲など色々なプレイ手段をサポートしてくれるものが揃っているそうで、プレーヤー好みのスタイルに合わせてガジェットを取り揃えていくというのも楽しそうだ。

 もちろん、あくまで正面突破を貫き、銃撃戦覚悟で敵に挑むのもアリだ。その場をどのように移動して、どうやってやり過ごしていくのか、プレイに慣れてくれば慣れてくるほど、ミッション遂行の手段に幅が出てくるようになる。

 実際のプレイではステルスの肝がまだまだ上手く掴めておらず、結局は無理矢理敵を銃撃して突破してしまったのだが、ここら辺は時間をかけて修練を積み、クールな突破方法を見つけ出したいと考えさせてくれる。

 なお今回のプレイでは、暗殺ターゲットに近づくと逃げられてしまい、走って追いかけるというイベントが待っていた。壁を登り別のルートを辿ってショートカットをしながら、高い場所から飛び降りるついでに敵を襲撃するなど、一気にアクション性の高いシーンへと入っていく。

 このイベントではあと1歩のところで目標に車で逃げられそうになるが、猛スピードで発進する車の目の前に通行遮断用のポールがせり上がり、車は大破する。どうやら劇中の味方が機転を利かせてくれたようで、なんとか目標の確保に成功して試遊は終了した。

 これまで公開されているトレーラーでは、天井からぶら下がったまま襲撃ができたり、敵を眠らせる催眠弾のようなものも見かけることができた。目の前の敵勢を突破するために、一体どのような手段が用意されているのか。まだまだわからないことが多いので、続報を楽しみに待ちたいと思う。

【スクリーンショット】

(安田俊亮)