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【E3 2013】次世代マルチシューター「The Division」シアターレポート

精緻な世界、スキルの用途などを確認。ヘリ役タブレットとの連携デモも公開

6月11日~13日開催(現地時間)

会場:Los Angeles Convention Center

 Ubisoft Entertainmentが次世代機用のオープンワールド&オンラインマルチプレイシューターとして発表した「Tom Clancy's The Division」。オープンワールドでありながら、さらに他のプレーヤーとの協力プレイや他チームとの遭遇戦などがリアルタイムかつシームレスに次々と発生ししていく、次世代機だからこそ実現できる注目のタイトルだ。

 E3 2013の会場では「Tom Clancy's The Division」のブースが出展され、プレスカンファレンスでも流されたデモ映像を改めて上映すると共に、スタッフによる簡易デモが実施された。

【Tom Clancy's The Division - E3 Gameplay reveal】

タブレットプレーヤーは指揮官として本格参戦可能。「Snowdrop」の実力に期待

舞台はパンデミック後3週間が経過した荒廃しつつあるニューヨーク
マップなどは常にシームレスに、ARのように表示される
タブレットからはヘリコプターとして、指揮官のような形で参戦が可能

 「Tom Clancy's The Division」は、パンデミック感染から3週間経過したニューヨークが舞台となる。パンデミックはクリスマス商戦が最も激しくなる「ブラック・マンデー」に起きており、季節は冬。電気系統はかろうじて生きているものの、人の姿はほとんど見当たらず、荒廃しつつある状況だ。プレーヤーはエージェントの1人となり、味方を組織し、死につつあるニューヨークの秩序を取り戻していく。

 デモ映像では、雪の降り積もるニューヨークの一画で、占拠された警察署を奪い返すというワンシーンが見られる。本作はUIが独特となっており、マップはプレーヤーの足元一帯にに映し出されるARのように表示され、またスキルやアイテムなどを確認・選択するメニュー画面は腕時計型のガジェットにズームインして表示される。

 本作の重要な要素となっているのはスキルの扱いで、デモ映像では壁の向こう側にいる敵の位置と数をサーモグラフィーのように表示させたり、敵を自動追尾するグレネードを生み出すというスキルが使われていた。スキルには個別にクールタイムがあり、連続の使用はできないようになっている。また敵を倒すと経験値を得られ、これを基に様々なスキルを得てキャラクターを育てていくことができるようだ。

 また本作の特徴には、タブレット端末との連動がある。タブレットを操るプレーヤーは地上を行くプレーヤーとは別に存在し、上空を飛ぶヘリコプターとして戦闘を支援する。デモ映像ではタブレット側の映像は見られなかったが、ブースでの簡易デモではその映像を確認することができた。

 タブレットに映るのは、プレーヤーたちの位置関係を簡易的に知らせるようなものではなく、3Dで表現されて、実際にヘリコプターから地上を覗くようなものになっている。プレーヤーの動きや銃撃、アクションなどはリアルタイムで反映されるため、全体の状況をいち早く把握し、指揮官としてチームに指示を送るのがタブレットプレーヤーの役目と言える。他にも、タブレット側では味方の体力を回復したり、敵を爆撃したりといったこともできる。

 注目したいのは、街角から警察署前、警察署内部へとシームレスに展開される世界の1つ1つのクオリティが高く、特に銃撃戦時のパトカーの壊れ方を見ればわかるように非常に細かい。銃弾によって少しずつ割れる窓やタイヤのパンク、回転灯の破壊など、目を見張るほど緻密にできている。

 この世界がさらにオンラインで、オープンワールドであるというのも驚きだが、このクオリティでセントラルパークから自由の女神像までもが再現されるというのだから、期待に胸は膨らむばかりだ。実現されればシューターゲームの新時代到来となるのは明らかだろう。

 なお開発のMassive Entertainmentスタッフによれば、注目して欲しいのは雪の降り具合だと話していた。雪はリアルタイムで生成されており、爆風で揺らめく雪などは、次世代機だからこそ表現できたものだという。そのゲームエンジンの名前は、ズバリ「Snowdrop」。少し冗談みたいな名前だが、今後明かされるであろう情報によって、「Snowdrop」の実力をぜひ見せつけてもらいたい。

【スクリーンショット】

(安田俊亮)