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ミクシィ、笠原健治氏の代表取締役社長退任を発表

今後は取締役会長として新規事業に専念。笠原氏のコメントも掲載

5月15日 発表

笠原健治氏

 ミクシィは5月15日、代表取締役社長の笠原健治氏の異動を発表した。

 この異動は本日開催された取締役会にて決定されたもので、6月25日の任期満了を持って異動となる。今後は新規事業に専念するとともに、引き続き取締役会長として意思決定に関わっていくという。

 なお新任の代表取締役候補となったのは朝倉祐介氏。ミクシィでは執行役員経営企画室長に就任後、事業開発や経営戦略の策定などを主導している。

笠原健治からのコメント

 朝倉は、大手コンサルティングファームとネットベンチャーの社長という2つの経験の持ち主で、常に冷静でありながら、そして時には情熱的に、物事をバランスよく判断いたします。起業家精神が旺盛で、ロジカルとエモーショナル両面を併せ持つ人物です。また、30歳と非常に若いのも魅力的です。私は、そんな彼に代表を託したいと考えています。

 Find Job !を始めて16年、mixiを始めて9年、多くのユーザー様に愛されるサービスを展開できたことは本当に幸せなことです。今回、朝倉を筆頭に次の時代に向けた変革を行なっていける、非常に強い経営チームができあがったと考えています。私自身は、過去に4つのサービスを立ち上げてきた経験から、0を1にする新規事業の立ち上げに最も価値を発揮できると思っています。取締役会長として、新経営体制を最大限サポートしつつ、mixi、Find Job !以上にインパクトを持つ新しいサービスを生み出していきたいと思います。

朝倉祐介からのコメント

 学生時代、大学の先輩でもある笠原が、世の中のコミュニケーションのあり方を変えるサービスを立ち上げているという事実に心底興奮しました。笠原は私にとって、同時代の最先端を走るヒーローであり、強い憧れを感じた人物です。これほどまでに強く憧れた企業であり、また1ベンチャー経営者として途方もなく大きな存在であったミクシィのバトンを受け継ぐということに、強い責任を感じると同時に、今まで以上に社業発展に尽力する覚悟でおります。笠原のアントレプレナーシップを継承・強化し、より良い事業、強固な企業グループを作ることに全力を尽くして参ります。

(安田俊亮)