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「ニコニコ超会議2」会場レポート
人気の生放送主さんが大人気! あちこちのブースをハシゴで出演!
(2013/4/27 21:30)
- 4月27日~28日 開催
- 会場:幕張メッセ 1~8ホール、イベントホール
- 入場料:1日券 1,500円(前売)、2,000円(当日)
- 通し券 2,500円(前売)
- 優先入場券 1,500円(1日券)、2,500円(通し券)先行販売のみ
ドワンゴおよびニワンゴが主催するイベント「ニコニコ超会議2」が4月27日と28日の2日間、幕張メッセ1ホールから8ホールとイベントホールで開催されている。入場料は当日券が2,000円。
会場ではジャンルに縛られず様々なジャンルに関するブースが用意され、来場者がそれぞれの赴くままに楽しんでいる。政党ブースの横にパチンコなどの遊具を開発している平和のブースやバンダイナムコゲームスのブースがある。6ホールでは「踊ってみた」のステージで踊りを楽しむ人がいれば、「超将棋・超囲碁」ブースではプロ棋士が参加して将棋を指している。8ホールではセグウェイに乗れるコーナーがあれば、その隣ではひろゆき氏がプロデュースしたビールを売っている「超ZUNビール~ひろゆきを添えて~」なんてコーナーもある。
それぞれの趣味趣向は分断されているようで、ゆるく「ニコニコ動画」の生実況などのフィールドで繋がっている。自分たちの楽しみたいことを、思う存分楽しもうという気持ちでは一致しているし、分野は違えどそれぞれリスペクトしているように見える。こういった場はあるようでないのが現実で、そういった意味では貴重な機会だろう。
そしてゲーム関連のブースも多数用意されており、会場のあちこちに散らばっている。2回目ということで昨年の展示内容を大きく改め多くの人を集めたメーカーもあれば、最新作を中心にオーソドックスにブースを構成したメーカーにも多くの人が集まっていた。やはり東京ゲームショウとは違った雰囲気で、最新の情報を発信するだけではなく、ゲームの楽しみ方の提案のようなものも提示する場でもあるように感じた。
中心となるのは、4ホール中央にある公式のブース「超ゲームエリア」だ。「超ゲーム実況」、「超ゲーム大会」の2大ステージではそれぞれ大会や実況がほどずっと行なわれており、ステージ前は通路まで埋まりかねないほどの人を集めている。実況ステージでは人気の生放送主さん目当てのファンが朝早くから詰めかけていた。
このほかにも、時間を分けて推奨タイトルを提示し「すれちがい通信」で仲間を増やそうという企画「超すれちがい広場」といったコーナーも人気だった。自分のキャラクターの特徴などを書いた紙を掲げ来場者と話しながら交換している姿が見られた。
またユニークだったのが「緑の土管をくぐってみた」。「スーパーマリオ」シリーズに登場するあの緑の土管をリアルに作りくぐってみようという企画。くぐるとあの効果音が流れ、マリオになった気分が味わえる。ちなみに中では「ニンテン堂で生放送」が行なわれていた。
このほかにも「超ゲーム大会エリア Mad Catz 格闘ゲーム道場」では、Team Mad Catz に所属する、ウメハラ、ときど、マゴの3選手と対戦できるとあってゲームファンが行列を作っていた。ここでは淡々とゲームをプレイしているゲーマー達が印象深かった。
「超ゲームエリア」はギュウギュウ詰めで身動きが取れないことはないが(「超ゲーム実況」、「超ゲーム大会」は大変な人だが)、整理券が発行されているコーナーもあるので、いろいろと体験したい人は早めに行くといいだろう。
「カプコン」ブース
カプコンブースは、基本的には3DS「モンスターハンター4」、3DS「逆転裁判5」、プレイステーション 3/Xbox 360/Wii U/Windowsで発売が予定されている「バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション」(試遊はWii U版)が出展されている。そしてブースに一角にはスタジオが設置されており、実況などが行なわれ生中継で情報を発信している。
「モンスターハンター4」の試遊台は残念ながら東京ゲームショウと同じバージョン。「逆転裁判5」は新しいバージョンでの出展となっており、東京ゲームショウとは違った内容となっているので、ファンの方はお楽しみに。
27日には、開幕直後の10時30分から各タイトルのスペシャルトークショウが開催された。
まず最初に登場したのは「モンスターハンター4」の辻本良三プロデューサー。そしてタレントの椿姫彩菜さんと声優の市来光弘さんが招かれた。この3人でドスジャギィの討伐しながらゲームの魅力を伝える構成だったのだが、予想外に討伐に時間が掛かり生放送が押す大変なことに。辻本氏によれば「4人で倒すバランス調整になっているので、ゲストの2人では時間が掛かってしまうのは仕方ないこと」ということらしい。
市来さんは新武器の操虫棍を、椿姫さんは太刀を選択。辻本氏の「ジャンプ攻撃がカッコイイ」との言葉を受け、少しの段差があったらジャンプ攻撃を仕掛けることに。特に市来さんはそこからドスジャギィに飛び乗りスタミナ切れになるまで攻撃を繰り返す展開にもっていった。ドスジャギィが逃げるところを追いかけ、壁を登ってジャンプしての攻撃など新アクションを楽しんだ。
ドスジャギィはなんとか討伐できたものの、続いて行なわれたケチャワチャの討伐はこれまた時間がかかり、放送時間に治まらなくなりついに断念。ケチャワチャが天井に掴まり咆哮を繰り返す中、壁に掴まりよじ登っての攻撃などで対処しなければならないなど、これまでのシリーズとは違ったアクションを駆使して新たな戦い方が求められそうだ。
これまでより進化したアクションを体験した椿姫さんは「斬り下がりからの新モーションがメチャクチャカッコイイ」とうれしそう。実際にそればかり多用していた。一方市来さんは「プレイして自然と笑みが漏れますね。完成を楽しみにしています」とコメントしながら「段差を見つけたくなる」とボソッと語り、ジャンプ攻撃がなかなか気に入った模様。28日はティガレックスに挑戦するなどの実況も行なわれる。
引き続き登場したのは、「バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション」の竹中司プロデューサー。同作について「原点回帰だが恐いだけでなく、ストーリーも佐藤大氏が手がけていて楽しめる」とアピール。そしてWii Uを使った実機デモが披露された。グラフィックスが美しくなっているほか、ゲーム性については「サバイバルがテーマで弾薬が少ない中、様々なところをスキャンすることで100%になるとハーブがもらえるなどアイテムを見つけていかないとなかなか難しくなっている」と説明。敵を全て倒すわけでなく、どうやって逃げていくのかも大切な要素だという。
また、ジルとクリス以外は新規キャラクターであり「バイオハザード5」で登場したBSAの設立について語られるストーリー展開となるため、「バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション」から「バイオハザード」シリーズを始め、「5」や「6」といったナンバリングタイトルに繋げていくのもありだと竹中氏はアピール。
ちなみに午後から「超ゲーム実況」コーナーで行なわれた発表では、Dragon Ashが書き下ろしのイメージソングを提供する旨が発表された。
そして最後のトークショウに登場したのが「逆転裁判5」の江城元秀プロデューサーと、人気の生放送主さんのひとりガッチマンさん。「逆転裁判」シリーズの魅力としてキャラクターを挙げ「証人にオウムが登場して『マジか!』と思ってドハマリした」とコメント。
江城プロデューサーは新システムの1つ「ココロスコープ」について「弁護側の武器として感情の矛盾を突いて新しい証言を引き出すことが必要だといった話を脚本の担当者と話していて作り出した」と説明。「感情をビジュアル化するという点で新しいと思う」とコメント。また、復活した成歩堂龍一については、「様々な経験をして大人びた雰囲気になっている」といい、そのデザインとして前髪にこだわったのだという。また、海外で弁護士免許を取得したココネは、セリフに英語を時々入れることでバックグラウンドとして表現しているなどこだわりが披露された。
グラフィックスが3Dになったことから、スムーズなアニメーションや法廷の視点移動など様々なことが実現できたといい、シリーズを通して良いところを残しながらも、より迫力ある法廷バトルが楽しめそうだ。このほかにも実機デモにおいてバックログが新たに入っていることなどもアピールされた。