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任天堂、Wii U本体更新を実施

Wiiメニュー直接起動や使い勝手を改善した「3.0.0J」

4月26日 配信開始

Wii Uのサポートページ。アップデートの概要が記されている

 任天堂は4月26日より、Wii Uの本体アップデートを開始した。このアップデートを反映させると本体バージョンは「3.0.0J」となる。4月17日に配信された「Nintendo Direct 2013.4.17」で岩田聡代表取締役社長が詳しい内容を公開し、4月22日週に配信されるとしていたもの。

 今回のアップデートで、「Wiiメニューを直接起動する機能」、「データ管理で2台のUSB記録メディアを接続して、データを移動またはコピーする機能」、「電源OFF時の動作機能」などが追加されている。

 また、ゲームの起動やメニューの復帰などの速度向上のほか、システムの安定性や利便性の向上が図られている。

 本体更新を適用し、「TANK! TANK! TANK!」(バンダイナムコゲームス)のダウンロード版や「Miiverse」、「Miiスタジオ」の起動時やWii Uメニューまでの復帰時間を手動のストップウォッチで計測してみたところ、以下のようになっていた。また、Wii U本体の起動も早くなっている。


アップデート前アップデート後
Wii Uメニューからソフトの起動約25秒~45秒約13秒~30秒
Wii Uメニューへの復帰約3~30秒約3~10秒

主な更新項目

・本体更新のダウンロード中、ソフトのダウンロードまたはインストール中、ソフトの更新データや追加コンテンツのダウンロード中、電源をOFFにしても自動でダウンロードし、かつソフトや更新データ、追加コンテンツのインストールもできるようになった

・本体起動時のWii Uロゴが表示されている間に、Wii U GamePadやWiiリモコンのBボタンを押し続けると、直接Wiiメニューへと移動するようになった

・本体設定の「データ管理」で2台のUSB記録メディアを接続して、データを移動またはコピーができるようになった。「データ管理」で対象となるソフトを複数選択できる機能も追加。

・「Miiverse」、「インターネットブラウザー」でWiiリモコン、Wii U PROコントローラーの操作に対応。「Miiverse」ではクラシックコントローラーも使用可能。

・「ダウンロード管理」では、新規購入したダウンロードソフトは、ダウンロード完了後に自動的にインストールされるようになった。また、ダウンロード中のデータが複数ある場合、順序を変更できるようになった。

更新データのダウンロード。「3.0.0J」からは電源を切ってバックグラウンドでもダウンロード可能になる
データの更新が行なわれ、1度本体の再起動がかかってから更新データが反映される
「3.0.0J」初回起動時、電源をOFFにしたあと、Wii Uを動作させるかを選択できる
「データ管理」で2台のUSB記録メディアを接続して、データを移動またはコピーができるように

【4月27日追記】ソフトの起動/終了の時間をアップデート前/後の形で追記しました。一部記述が誤っていた部分を修正しました。

(佐伯憲司)