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ガマニア、新作ブラウザゲーム「あっぱれ!天下御免 乱」を発表
駆け引きが楽しめるカードバトルゲーム、モバイルアプリ版も公開予定
(2013/4/26 15:00)
ガマニアデジタルエンターテインメントは、BaseSonのアドベンチャーゲーム「あっぱれ!天下御免」をモチーフにしたブラウザゲーム「あっぱれ!天下御免 乱」を正式発表し、ティザーサイトをオープンした。5月にクローズドβテストに相当するデバッグテストを実施し、6月にオープンβテストと正式サービス開始を見込む。まずはブラウザ版からリリースし、次いでブラウザ版のスマートフォンやタブレットでの表示への最適化、そして年内にもネイティブアプリ版をリリースする予定。ビジネスモデルは基本プレイ無料のアイテム課金制。
「あっぱれ!天下御免 乱」は、日本の歴史上の人物が美少女化した不思議な世界“ニホン国”を舞台に、トウキョウ沖にある島に作られた名門校・大江戸学園に編入してきた生徒となって、用心棒の美少女たちと共に、学園の影にうごめく巨悪に立ち向かうブラウザベースのカードバトルゲーム。
BaseSonの「あっぱれ!天下御免」はいわゆるアダルトゲームだが、「あっぱれ!天下御免 乱」はアダルトの要素を排除し、「あっぱれ!天下御免」に登場する人気キャラクターや、世界観に即した「あっぱれ!天下御免 乱」オリジナルのキャラクターなど、総勢40人前後の美少女達が主人公を守る用心棒としてゲームに登場し、カードバトルスタイルで悪党や、他のプレーヤーとバトルを繰り広げる。
カードバトルといえばソーシャルゲームでは定番のゲームデザインだが、ガマニアのブラウザゲームとしては初となる。従来のいわゆる“村ゲー”ではなく、あえてブラウザゲームで駆け引きのあるカードバトルゲームを実現することで、より深い駆け引きやゲーム性を求める層の開拓を目指す。
基本的なゲーム展開は、「あっぱれ!天下御免」で人気の高い美少女の中から、5人が「大江戸学園総選挙」に立候補し、プレーヤーは5人の中から好みのキャラクターを「推し生徒」に選び、彼女が選挙で勝利し、「生徒大将軍」になるために活動していくことになる。ただ、そのための活動内容は、クエスト(依頼)を達成したり、バトルに勝利することにより票を集めることで、遊び方そのものは、普通のカードバトルゲームと変わらない。そして同じ「推し生徒」を選んだ全ユーザーが獲得した票の総数によってどの「推し生徒」が勝利するかが決まる。
ちなみに、総選挙の終了が1クールで、2クール以降の総選挙では、ユーザーの投票によって「推し生徒」の代表を決める企画を考えているという。推し生徒も用心棒として登場し、ライバルの推し生徒をデッキに組み込むこともできる。このあたりはかなりゆるい設定になっている。
本作の最大の特徴はカードバトルだ。プレーヤーはあらかじめ5人1組で、「出撃隊」と「守備隊」の2つのデッキを用意しておく。自らがクエストやPvP、レイドバトルに挑む場合は「出撃隊」のデッキを使用し、PvPなどで攻め込まれた際に対応するのが「守備隊」となる。
ルールは、フィジカルなカードゲームのように、複雑かつ奥行きがあり、適度に介入することで、パラメーターの差を跳ね返して逆転することもできるようになっている。影響を与えるパラメーターは、用心棒のスキル、属性、配置の3つ。場には属性があり、場の属性と用心棒の属性を合わせる事で、スキルの発動率が向上する。カードは5つ、属性は6種類あり、途中でカード配置を入れ替えることができる。
逆転の直接的な鍵を握るのは用心棒が持つスキル。スキルが発動するとカットシーンが挿入され、ダメージを与えたり、特殊な効果をもたらしたり、通常攻撃以外の効果が発動する。このスキルをいかに多く、確実に発動させていくかが勝敗の鍵を握る。
スキルは、カードのレアリティによってスキルスロットの数、初期所持数などが異なり、当然レアリティが高いカードほど多くのポテンシャルが与えられる。スキルは合成システムによって付けたり外したりすることが可能で、外すとカードは消失し、「剣魂」というペットのようなキャラクターに転化する。合成時は、この「剣魂」とカードを合成させることでスキルを覚えることができる。
カードはレアリティが10段階あり、合成によってレベルアップや進化させることができる。オリジナルキャラクターは最初は6人用意し、今後アップデートごとに拡充させていく方針としている。
本作の1番の魅力はやはり用心棒の美少女(女性の偉人の場合は美男子)の存在だろう。徳河吉音(徳川吉宗)や水都光姫(水戸光圀)、遠山朱金(遠山の金さん)などなど、時代劇ではお馴染みの人物が見事に美少女化され、ゲーム世界の中で大暴れする。
また、「あっぱれ!天下御免 乱」オリジナルキャラクターには、沖北宗心(沖田総司)、大井くらら(大石内蔵助)などシリアスな歴史上の人物6名が、ゆるゆるの萌えキャラとして登場する。イラストレーターには、日本や台湾の絵師が起用され、原作とはまた異なる雰囲気を生み出している。萌えキャラ好きはもちろんのこと、歴史ファンも実在の人物とゲームキャラクターのギャップを存分に楽しみたいところだ。
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