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「タワー オブ アイオン」アップデート「Episode4.0」先行体験レポート
テクニカルな「バレットウイング」とスキルに注目の「メロディウイング」。新エリアも体験
(2013/4/26 17:00)
エヌシージャパンは、Windows用MMORPG「タワー オブ アイオン」において、4月30日に大規模アップデート「Episode4.0」を実装する。
「Episode4.0」のアップデートでは新クラス「バレットウイング」、「メロディウイング」という新規職業が2職追加されるほか、ストーリーも新たな局面を迎える。それに伴い新たなエリア「北カタラム」、「南カタラム」、「地下カタラム」が追加され、新たな要塞やインスタンスダンジョンも追加される。
今回は本作のディレクターである栗原裕太氏に解説してもらいながら、アップデート前に新要素に触れることができたので、インプレッションと共に新要素の内容をお届けしたい。
2種類の銃を持つ「バレットウイング」と敵のMPを減少させる「メロディウイング」
「Episode4.0」のアップデートでは新クラス「バレットウイング」、「メロディウイング」の2職業が追加される。
「バレットウイング」は、遠距離からの銃を使って戦う遠距離型のアタッカークラス。初期クラスは「メカニック」で、レベル10になり転職することで「バレットウイング」になれる。使用する武器は片手銃の「マジック ガン」か、両手持ち大砲「マジック キャノン」を使用する。「マジック ガン」は両手に1丁ずつ装備することが可能だが、片手は銃でもう片方の手に剣を持つといったことはできない。これらの武器は「武器製作スキル」で製作できる。
このクラスは攻撃的なスキルが揃っている。スキルは武器共通のスキルと、武器固有のスキルがあり、「マジック ガン」のスキルは全体的に速い攻撃スピードと短いクールタイム、「マジック キャノン」は反対に一撃が重いチャージスキルがメインといった特徴がある。栗原氏によると「戦闘中に『マジック ガン』と『マジック キャノン』を持ち替えつつ、戦うことになると思います」とのことだった。
使用した感触ではこの2種類の武器の特徴の違いが印象的だった。どちらか片方だけを使い続ける、といったことも可能だが、使用できるスキルが全体の約半数に限られてしまう。「バレットウイング」の真価を引き出すためには、戦闘中の武器切り替えはほぼ必須だろう。操作量は増えるので上級者向けのクラスに感じるが、その分上手く扱えた時は爽快感が感じられ、戦闘面でも大きな存在感を発揮できるだろう。
もう一方の「メロディウイング」は、遠距離から「ハープ」を使って戦うサポート系のクラスだ。初期クラスは「アーティスト」で、転職を行なうことで「メロディウイング」になれる。使用する武器の「ハープ」は「細工」で制作できる両手武器となっており、遠距離攻撃が可能だ。射程は25メートルで他の遠距離攻撃系のクラスとほぼ変わらない射程になっている。防具は「ローブ」装備のため、どちらかというと打たれ弱いクラスになっているという。
味方のMPを回復させるスキルや、敵のMPを奪うというスキルを持っているのが特徴で、範囲対象のMPを回復できる上級スティグマスキルの「ピース バリエイション」などのサポートスキルが揃っている。栗原氏は「『メロディウイング』のスキルを活用することで、PvPに新たな戦い方が生まれるかもしれません」と話した。
「ハープ」は楽器を弾き、音符を敵に飛ばすことでダメージを与える。音符が飛んでいくエフェクトは必見だ。スキルを使うと舞うように「ハープ」を演奏しスキルが発動する、ひらひらとした防具も相まって華やかな印象だ。味方のサポートをするという使い方が無難そうだが、敵にダメージを与えるスキルも持っているので、スキルを上手く織り交ぜて使って行きたい。