ニュース

ネクソン、「マビノギ 8周年オフラインイベント」を開催

コスプレ大会で大盛り上がり! 毎週エピソードが追加されるアップデートを発表

4月14日開催

会場:JPTOWER

 ネクソンは4月14日、東京・JPTOWERにてMMORPG「マビノギ」の8周年を記念したオフラインイベントを開催した。抽選で選ばれた400名以上のユーザーが会場を訪れた。

 今回のオフラインイベント会場ではファッションショーのように中央に大きな“キャットウォーク”が設置された。ネクソンは一昨年から「マビノギ」のオフラインイベントで「コスプレコンテスト」を取り入れており、キャットウォークはコスプレコンテスト出場者が来場者にたっぷりアピールできるように作られたものだ。今回のコスプレコンテストはこれまで以上に盛り上がったものとなった。

 合わせてアップデート計画が発表された。4月23日から「DRAMA」というストーリー性の濃いクエストが毎週配信されるようになり、プレーヤー自身が「悪霊」となり、コール村と対立するストーリーが展開するという。新大陸と呼ばれる「イリア」がアップデートされ、新コンテンツの「ドラゴンレイド」や、2丁拳銃を使う新職業「シューター」なども追加されるという。

キャットウォークをモンスターが歩く、大きく盛り上がったコスプレコンテスト

会場にはファッションショーのようなキャットウォークを設置していた
クイズは全員参加のものと、代表者による早押しが行なわれた
インパクトたっぷりの「青ガスト」。特にアクションがサービスたっぷりで、一番人気を獲得した

 「マビノギ 8周年オフラインイベント」は声優の磯村知美さんが司会を務めた。磯村さんはここ数年ずっと「マビノギ」のオフラインイベントの司会をしており、インターネットラジオ「音泉」でも、「マビノギ ロナとパンのファンタジーラジオ」という放送をしているファンにはおなじみの存在だ。

 イベントでは磯村さんと、ネクソン運用本部広告宣伝チームの伊藤裕之氏と、ネクソン運用本部ゲーム運用チーム糸井詩織氏で進行していった。糸井氏は顔がフードに隠されて見えないというキャラクター「キホール」のコスプレで登場した。さらに開発者のネクソンコリアマビノギ室 日本マビノギチーム企画担当のキム・キヒ氏が参加した。

 イベントでは来場者はそれぞれ所属する6つのサーバーに対応した席に座り、クイズ大会で対戦を行なった。クイズは皆で参加しAかBかを選ぶ形式と、代表者を選出した後の早押し形式で行なわれた。クイズは「ティルコネイル村にある墓石の数は10基? それとも12基?」などコアプレーヤーでも考えてしまう難問も出た。

 出題形式が凝っているのも多く、キャラクターのイラストが徐々にはっきりしてくる「シルエットクイズ」や、フィールドの写真をばらばらにしたもの、キャラクターのイラストのごく一部だけを表示するものなどがあった。来場者達は「マビノギ」の知識を総動員し、クイズに挑んでいた。

 さらに盛り上がったのがコスプレコンテストだ。出場者はあらかじめ写真で応募を行ない、ネクソンの選考で各サーバー2名の代表者が出場できる。選考で選ばれただけに出場者の衣装は細部まで凝っており、テーマもユニークな者が多かった。また、会場では選考に漏れたユーザーかコスプレ姿で参加している人も多かった。

 コスプレはゲーム内のキャラクターを再現したもの、ゲーム内のキャラクターがまとう衣装を自分のセンスで再現したものなどどれも目を惹いたが、特にインパクトがあったのが「ゴブリン」と、「青ガスト」というモンスターをテーマにしたコスプレだ。ゴブリンは岩のような肌の質感まで再現し、青ガストはヒョコヒョコした独特の歩き方まで再現していた。特に青ガストは長い髪を活かしたダイナミックでオーバーなリアクションで、列に並んでいる時も注目を浴びていた。コンテストは会場の投票に加え、ニコニコ生放送でのユーザーからの投票によって決定されたが、青ガストが文句なしの1位となった。

 今回のイベントはクイズとコスプレにテーマを絞るというシンプルなものだったが、どちらも「マビノギ」ユーザーならではの濃く、タイトルへの想いが強く感じられるものだった。イベントの後もコンテスト出場者だけでなく、コスプレをした人達は大人気で盛んに交流が行なわれていた。来年、再来年と、こういった交流イベントは続いて欲しい。

ファンにはおなじみの声優の磯村知美さん
ネクソン運用本部広告宣伝チームの伊藤裕之氏
ネクソン運用本部ゲーム運用チーム糸井詩織氏
ネクソンコリアマビノギ室 日本マビノギチーム企画担当のキム・キヒ氏

【クイズ大会】
シルエットクイズや、地形の名前を当てるものなど出題方法も凝っていた

【コスプレコンテスト】
NPCや自分のキャラクター衣装、モンスターなどテーマは様々だが、「マビノギ」への深い愛情を感じさせられる

イリア大陸全体に広がるストーリー、新コンテンツ「ドラゴンレイド」

今後のアップデートスケジュール
「DRAMA」のテーマソング制作が決定。プレーヤーからもフレーズなどを募集するという

 イベントでは今後のアップデートプランやイベントも発表された。今回は要素を紹介するのみのあっさりしたものだった。気になった点は今後行なう開発者へのインタビューで補完していきたい。

 大きな目玉となるのが、ストーリー性の強い「DRAMA」というコンテンツだ。「DRAMA」は全10話から構成され、4月23日より、毎週追加されていく予定だ。舞台はイリア大陸のジャングルの中にある「コール村」となる。「マビノギ」ではこれまでもコール村で、プレーヤーが様々な姿に変われる“変身スキル”習得に関わる謎の少女・シャマラに関するクエストが進行していた。

 「DRAMA」に先がけ、プロローグとして“悪夢”というストーリークエストがすでに実装されており、ここではミリアという女性が登場する。「DRAMA」ではシャマラとミリアのドラマ、強大な力を持ったシャーマン、さらに強大な力を持つ「ブラックドラゴン」まで登場するという。

 さらにジャイアントとエルフの新キャラクターが登場する。またどこの地域か明言されなかったが様々なフィールドのスクリーンショットが紹介された。新フィールドはイリアの各地域のように見える。「マビノギ」ではイリア大陸にエルフとジャイアントがいて、対立している。この対立が「DRAMA」には大きく関わってきそうである。

 さらに新コンテンツとしては「ドラゴンレイド」が発表された。様々な村でクエストを受け、専用の戦闘フィールドでドラゴンと戦うコンテンツになるという。プレーヤーは「攻撃」、「支援」、「援護」の3つの役割に分かれてドラゴンと戦い、“貢献度”に応じた恩恵を得られるとのことだ。こちらの詳細は今後改めて明らかになる。

 新職業「シューター」の存在も明らかになった。シューターは2丁拳銃を使うキャラクターで、射撃だけではなく蹴りなどのアクションを交えて戦う。ジャンプして集団に射撃を与えたりスタイリッシュな戦い方ができるスキルが追加される。さらに「鉱山」が追加され、新たな生産要素なども用意される予定だという。

 昨年の「マビノギ」は既存コンテンツのリニューアルや、新職業の追加が中心だった。今回は「DRAMA」の名前通り、ストーリー要素の濃いものになりそうだ。「DRAMA」ではファンにはおなじみの“ルエリ”など初期エピソードから登場しているキャラクターも関わってくるとのこと。集団で戦える「ドラゴンレイド」や、新職業「シューター」なども興味が惹かれる。今後の情報に注目して欲しい。

【DRAMA】
ストーリー性を重視したコンテンツ。キャラクタードラマに重点が置かれるという

【新MAP・新モンスター】
既存の地形に関係が深い場所のように見える。詳細が気になる
今回新モンスターはグラフィックスのみ公開

【ドラゴンレイド・シューター】
新コンテンツドラゴンレイド。初心者でも参加でき協力できる要素も
シューターは2丁拳銃で戦うという

(勝田哲也)