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「ジャンプフェスタ2013」ホビーレポート
バンダイ、メガハウスなどで溢れんばかりの「ワンピース」フィギュア登場!
(2012/12/22 22:22)
集英社が発行する「週刊少年ジャンプ」、「Vジャンプ」、「ジャンプSQ.」、「最強ジャンプ」の4誌合同のキャラクターイベント「ジャンプフェスタ2013」。本稿では「ジャンプフェスタ2013」で出展された“ホビー関連”にフォーカスして取り上げたい。
「ワンピース」、「NARUTO」、「銀魂」などジャンプのキャラクター達はグッズ展開も非常に盛んだ。出展ブースの内、ホビーの出展に最も力を入れていたのはバンダイだ。特に「ワンピース」は、劇中のキャラクターを全てフィギュア化するような勢いで、しかも可動フィギュアから食玩、カプセルトイと溢れんばかりの展示を行なっていた。
メガハウスは造形に力を入れたフィギュアを多数展示・販売を行なっていた。バンプレストブースではコンビニなどで購入できるくじ“一番くじ”や“クレーンゲーム”の景品をフィギュアを中心に出展、こちらのフィギュアもクオリティが高く、会場で人気だった。スクウェア・エニックスは「ドラゴンクエスト」シリーズ、「ファイナルファンタジー」シリーズのグッズの販売に加え、新商品の出展も行なっていた。これらを写真とともに紹介していきたい。
バンダイは多彩な「ワンピース」フィギュアを展開。両さんのアクションフィギュアも
バンダイは大きなブース全てで様々なキャラクターグッズを展示・販売を行なっていた。コミックのキャラクターをそのまま立体化したような「FiguartsZERO」、キャラクターの頭部を再現した「マスコレ」、その他にも食玩、カプセルトイなど多彩なラインナップがあった。
キャラクターでは「ワンピース」が中心だった。原作の最初期のものから、最近のものまで。キャラクターも主人公のルフィ達“麦わらの一味”はもちろん、王下七武海や様々なエピソードで出てきたキャラクターが、様々なポーズ・衣装で再現されている。大型のジオラマなどもあって、改めて「ワンピース」という作品のキャラクターの人気を実感させられる。
しかも造形がどの作品でも非常に細かく力が入っている。ファンは皆カメラや携帯で楽しそうに写真を撮っていた。面白いのはただキャラクターを再現するのではなく、“笑顔”をテーマにした「one piece@be.smile」というシリーズや、キャラクターをモチーフに動物化させた「フィギュアーツZERO Artist Special」といった商品展開も行なっているところ。ファンの心をくすぐり、さらにファンの想像を超える展開も行なっていると感じた。
この他にも「銀魂」、「NARUTO」、「トリコ」など多彩なキャラクターのイメージを活かしたグッズが多数展示されていた。「ドラゴンボール」、「聖闘士星矢」といったキャラクターの最新グッズも展示されており、幅広い層のファンへアピールしていた。
特にユニークだったのがアクションフィギュアの「SHFiguarts 両津勘吉」。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の“両さん”のフィギュアで、戦車のラジコンや競馬新聞などの付属品も充実している。さらにこれに留まらず、通販限定で部長の「S.H.Figuarts 大原大次郎」も発売される。会場では実際に両さんのフィギュアで遊ぶことができ、しかも両さんそっくりにコスプレしたスタッフが案内していた。
キャラクター性を最大限に活かしたメガハウスのフィギュア
メガハウスは“エクセレントモデル”というブランドでフィギュアを多数展開している。ブースではガラスケースの中に商品を展示していた。フィギュアの数は非常に多く、その造形は精密でキャラクター性を見事に再現しており、見ているだけで楽しかった。彩色していない試作品も多数展示しており、これからの展開も期待したくなる展示だった。
ここでも主力はやはり「ワンピース」だった。原作ではキャラクター達は激変する状況のなか成長を遂げている。メガハウスのフィギュアは彼等の成長を表現していると感じた。彼等がまとう衣装は豪華な上に皮や金属など様々な素材でできているが、フィギュアはうまく素材の違いまでも再現している。表情、ポーズ、装備品……、細かくチェックしたくなる完成度だ。実際、食い入るように見つめたり、色んな角度から写真を撮る人が多かった。
この他にも「聖闘士星矢Ω」、「HUNTER×HUNTER」、「青の祓魔師」、「銀魂」、「新テニスの王子様」等のキャラクターのフィギュアを展示していた。デフォルメキャラクターや、ぬいぐるみ、コレクションフィギュアもあり、キャラクター表現の多彩さを改めて感じた。
スクエニの新製品はトンブレロが人気! リアルな「KINGDOM HEARTS 3D」フィギュアも
スクエニブースでは、「ドラゴンクエスト」シリーズ、「ファイナルファンタジー」シリーズの今後のグッズも多数出展されていた。アクションフィギュアの「プレイアーツ改」シリーズでは、「FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN」や、「KINGDOM HEARTS 3D」のキャラクターが今後展開していくようだ。コレクショントイも様々な試作品を見ることができた。
「ドラゴンクエスト」シリーズでも透明な素材で作られた「ドラゴンクエスト クリスタルモンスターズ」や何匹かのモンスターをセットにした「ドラゴンクエスト モンスターミュージアムスペシャルセット」といった作品が「coming soon」として出展されていた。
面白いと感じたのが、新商品で“トンブレロ”がモチーフとして多く取り上げられているところだ。トンブレロは大きな帽子を被ったブタのモンスターで、「ドラゴンクエストX」で狩場で大人気のキャラクターだ。しかし実は、現在はバランス調整で狩場の集中は他に移っている。人気モンスターがどんどん変わっていき、そこに商品開発のフォーカスが当てられるかもしれない。オンラインゲームならではの変化していくユーザー環境と、商品展開がどんな化学変化を起こしていくかは興味深い。