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ダーマポイント、「タクティカルマウス」12月14日に2モデル発売

光学式とレーザーセンサー式。著名プレーヤーからのコメントも公開

12月14日 発売予定

価格:各7,980円

 クラストは、ゲーミングデバイスブランド「ダーマポイント(DHARMAPOINT)」の最新モデル「ダーマ タクティカルマウス DRTCM37/38」を12月14日に発売する。価格は各7,980円。

 「DRTCM37」は、光学式センサーを採用したゲーミングマウス。メインクリック部分にZIPPY製スイッチを搭載し、タップ撃ちに最適なセパレートタイプを採用している。光学式センサーは最大スピード60ips、3,500cpiで稼働し、キーへの割り当ては8カ所へ可能で、フラッシュメモリを搭載したことで5モードまでプロファイルを保存できる。

 一方の「DRTCM38」はレーザーセンサーを採用したタイプとなっており、値段や採用パーツは「DRTCM37」と同様ながら、最大スピード150ips、8,200cpiで稼働する。キー割り当てはボタン8カ所に可能で、プロファイルは5つまで保存できる。

 なお「DRTCM37/38」は日本屈指のプレーヤーが開発に協力し、各プレーヤーの意見やフィードバックをもとに外観形状や仕様が決定されている。クラストでは、その中からStanSmith氏、yukishiro氏、Matcha氏、Nemuke氏、Crize氏、KeNNy氏、BRZRK氏、uNleashed氏の8名のコメントを公開している。

「DRTCM37」
「DRTCM38」は、カラーはミッドナイトブルーとブラックの2色が用意されている

開発協力プレーヤー 01 "StanSmith"

 「スペシャルフォース2」、「WarRock」などFPS、FIFA、インディーズゲーム中心に様々なジャンルでプレーヤーとして活躍、最近では実況解説として日テレや東京MXの地上波にも進出する新進気鋭のプレーヤー。

・「DRTCM38」について
 かぶせ、つかみもOKな自然なフォルムになりましたね。右サイドの膨らみが小指の自然なサポートをしてくれるので柔軟なポジショニングができるマウスだと思います。

 新しいZIIPYスイッチについて表現は難しいけれど、例えるとすれば"ドライなクリック感"。WEBブラウザなどで普通にPCを使っている分には特別な感覚はありませんがゲームに入ると一変します。応答性も高く余分な力をいれずにクリックできるのでAIM力が上がります。

 自分はフロントセンサー搭載の「DRTCM15」使いなのですが、「15」が強烈な個性をもった玄人好みのマウスだとすると、マイルドになったセミフロントセンサーのDRTCM38は初級者、上級者問わず、どなたでもフロントセンサーの良さを感じることができるでしょう。

開発協力プレーヤー 02 "yukishiro"

 安定感のある解説でおなじみのフリーのオンラインFPSゲーム実況アナウンサー。プレーヤーとしても「クロスファイア」の日本最強チームVaultに所属するなど、多彩な活躍を行なうマルチプレーヤー。

・「DRTCM37」について
 現在、使用している「IE3.0」を使う際に僕は、マウスを若干ななめに握りこんだスタイルで使用しているのですが、その場合の持ち方でもほぼ同じ持ち方ができる形状に仕上がりましたね。

 初期の形状モックから親指のあたるカーブについては特に意見させていただきました。形状についてはパーフェクトと思います。また形状に違和感がないという以上に「IE3.0」の欠点だったボディ上部が滑る問題もラバーコーティングのおかげでグリップ力が向上しています。まず滑らないと思います。

 僕はサブウェポンをサイドスイッチに手前ハンドガン、奥にアサルトライフルを割り当てているのですがサイドボタンもシャープな押し心地値で素早く反応できると思います。

開発協力プレーヤー 03 "Matcha"

 オンラインFPS「Sudden Attack」公式大会 、常勝クラン「NabD」 のリーダー。クランリーダーとしてチームを輝かしい勝利に導きつつも類まれなキャラクターでムードメーカーとしての一面も。「Sudden Attack」で最も優勝している男。

・「DRTCM37」について
 手の小さい人でも大きい人でも問題なく持てる形状になりましたね。モック形状で気になった各部のエッジもいい具合に取れているので限定されず、さまざまな持ち方ができますので特に手の小さい人にはお勧めです。

 最近のマウスはクリック部分とボディ形状が一緒になったワンピース形状が多いので分かれているセパレートタイプはうれしいですね。右側サイドの小指のフィット感はちょうどいい感じです。
 僕だったら「サドンアタック」をプレイするにあたってリポートレート125Hzで解像度400cpiというのは必須の条件なのでレポートレート変更の柔軟さやcpiが1単位で設定できる点も評価できるところです。

 「DRTCM37」を試供品としてお借りしたのですが。届くのは現在NabDとして参加している大会SACTL2012の二次リーグ後だと聞いていたところ、実際には2次リーグ直前の15時半に届いてしまいました。「まさかー!嘘でショー!」と、最初は思いましたが、そんな思いは一瞬で消え、すぐに使用させて頂きました。 結果、SACTL2012 2次リーグ全勝でNabDは予選突破! SACTL1012決勝トーナメントに望むことができました。

開発協力プレーヤー 04 Nemuke

 2004年より「Age of Mythology」をきっかけにRTSの対戦を始める。以来「Age of Empires 3」、「Warcraft3」等様々なRTSタイトルをプレイしオンラインおよびオフライン大会で優勝。ドイツの「TypeII」よりスカウトされ、TypeNemukeとして日本初の「StarCraft II」プロゲーマーとして活躍、契約終了後、現在は「Starcraft II」をメインに活動中。

・「DRTCM38」について
 左右クリックの軽さがいいですね。私の持ち方は左右クリックに指を立てて置くので、先端近辺でクリックするタップ撃ちと違い、クリック中央部を押す形になりますが、それでも「Razer Imperator」に比べてとても軽く感じます。

 フロントセンサーはマウスポインタが体感でとても軽くなりますね。手首の動きが伝わりやすいせいか、弱い力でもポインタが動くように感じます。クリックとポインタが軽いおかげで、「StarCraft II」のプレイ中はユニットのコントロールがやりやすいです。

 初期のモックに比べるとすこし大型化していて、手の平をマウス背面に当てる持ち方もできるようになりました。特にマウス右側のモールドに小指がぴったりフィットするのがいいですね。私が普段使っている「Razer Imperator」は大きめのマウスですが、「DRTCM38」は同じ持ち方ができるので違和感なく使えました。

 左右クリックとポインタの軽さ、多様な持ち方にフィットするサイズと形状。ジャンルを問わず万人にお勧めできるマウスだと思います。

開発協力プレーヤー 05 Crize

 Unreal TournamentにてWCG日本予選優勝などプレーヤーとして活躍するほか、おなじくUnreal Tournamentにてオンライン大会を主催運営、その後「DOS/V POWER REPORT」、「OnlinePlayer」誌上にてWCGレポートなどライターとして活躍、その後「4Gamer.net」にてゲーミングマウスレビューとして記事を執筆。

・「DRTCM38」について
 初期モックはスチロール製でしたので実際の出来上がりを想像するのはなかなか難しかったのですが軽くて持ちやすい形状でマウスを持ち上げる動作も違和感なくいいサイズになったと思います。

 形状に関しては一見「IE3.0」に似たように見えるものの、あらためて実際に触ってみると一回り小さく相違点が多いですね。かぶせ持ち、つまみ持ちどちらでも操作しやすいという印象を受けました。

 ZIPPYスイッチをつかったメインボタンはクリックの返りも良く押しやすい為、タップ撃ちなどもしやすいですね。今振り返ってみると「IE3.0」でルーズだったサイドボタンがシャープになったのも大きなポイントだと思います。

 ホイールも滑りが良く回しやすく、ホイールボタンのストロークも適度で返りがいいので現状非の打ちどころがないですね。今回のプロジェクトは表面のコーティングやクリックのしやすさなど既存のマウスではできないこだわりができたことは大きなことだと思います。わかる人には伝わるマウスと言えると思います。

開発協力プレーヤー 06 KeNNy

 日本のFPSプレーヤーを語る際に彼を抜きには語れない。2000年代前半より「カウンターストライクオンライン」において国内ぶっちぎりの強さを見せつけプロゲーマーとして活躍。その後は「サドンアタック」、「Alliance of Valiant Arms」の公認アドバイザーとして活躍する一方で、自身もサドンアタック常勝クラン「NabD」にてプレーヤーとしても活躍、豊富な国外試合経験を生かし後進への的確なアドバイスは定評がある。

・「DRTCM37」について
 最初にモックを触ったときはフィットせず正直 “やばい”(笑)と思いました。僕は若干のつかみ持ちなのですがマウスを掴んでいる場所の安定はとても大事です。

 初期のスチロールモックでは全体的に平べったい形状であまりフィットしない状態でしたので人差し指が自然に伸びる箇所の延長や右小指のサポート、親指でグリップするカーブについては自分のメインマウスからの乗り換えも考えて特にこだわらせていただきました。

 この親指のあたる部分の反ってる感は大事だと思います。表面処理については汗をかいてない場合でも滑りづらい全面ラバーコートの「DRTCM37」をおすすめします。サイドボタンやセンターボタンについては僕の場合、これらのボタンをフルに使うので押しずらいとAIMにも影響します。

 しかし、このマウスはサイドボタンもメインクリックと同じマイクロスイッチを使用しているので、メインに負けない軽いクリック感で素早く押せるのはポイント高いですね。

開発協力プレーヤー 07 BRZRK

 FPS大会での実況解説といえばBRZRK氏。FPSをこよなく愛し自らもプレーヤーとして日本FPS黎明期である2000年代初頭より活躍、「QuakeCon」、「Cyberathlete Professional League」、「World Cyber Games」など数々の世界大会に挑戦、選手活動を引退後はゲームライター、オフライン大会での実況解説、辛口のマウスレビューなど多彩に活躍。

・「DRTCM38」について
 ドモー、BRZRKです。さて、遂に発売を目前に控える「DRTCM37」と「DRTCM38」ですが、皆様の印象はいかがでしょうか? 過去から現在に至るまでの国内での著名プレーヤーをはじめ、オフライン大会でDHARMAPOINTのブースに来て下さった人たちの思いが詰まったマウスとなっています。

 かくいう僕も「DRTCM37」と「DRTCM38」には色々な意見を言わせて頂きました。それは、DHARMAPOINTでは伝統として採用していたチルトボタンの不要論だったり、握りやボタンスイッチなどなど。

 しかし、僕たちプレーヤーが求めている姿を体現すべく、開発者側は過去の伝統を断ち切り、新たなマウスを創造していきました。その結果、出来上がったのが「DRTCM37」と「DRTCM38」です。もしかすると、これを読んでいる貴方には合わないかもしれないし、最高のマウスになるかもしれない。

 何か思った事が有るならば、DHARMAPOINTにフィードバックを送って下さい。プレーヤーの貴重な意見が、真にゲーマーに合うベストなマウスを作る糧となります。そのためにも、是非「DRTCM37」と「DRTCM38」を手に取って頂きたい。色々なプレーヤーの意見の集合体である本マウス、貴方の快適なゲーミングライフの相棒となることを願って。

開発協力プレーヤー 08 田原“uNleashed”尚展

 2007年に「Quake4」のとあるアメリカ大会で4位に入賞し、ポルトガルのチームからスカウトを受ける。以来「Quake4」や「Quake Live」にて海外の大会に参加、国内、国外を問わずプロゲーマーとして活躍し、プレーヤーとしての活動のほかTokyoGameNightなどコアなゲームイベントも手がける。

・「DRTCM38」について
 かぶせもち、つまみもちの両スタイルに対応できることはもちろん、その中でも奥のほうを持つのか、手前を持つのか……といった幅広い選択が可能なオールラウンド形状に仕上がっています。

 「DRTCM15」に比べてセンサーは中央よりなものの、手前をつまみもちすることでフロントセンサー同様のフィーリングで操作することもできる。ゲームやシーンにあわせて使い方を研究可能な、まさに“遊び甲斐のある”マウスです。

 クリック感は硬いフィーリングだが、悪い意味で抵抗にならない。「慣れが必要かも」と言うほど、今までになくレスポンスがよくメリハリのある感覚。今後ともこのスイッチのマウスを触ってみたいと思いました。

 今回のレーザーセンサーも追従性は良好で、高速なエイミングも、じっくりした微調整も安心してこなせます。デバイスマニアな皆さんはもちろん、ライト寄りのゲーマーも手にとって、自分好みの使い方を研究して欲しい一品です。

(安田俊亮)