シリコンスタジオ、SWF変換再生エンジン「BLADE」の販売を開始
Flashコンテンツを手軽にHTML5形式に変換可能に
シリコンスタジオは11月28日、マルチプラットフォーム向けSWF変換再生エンジン「BLADE」の販売を開始したことを明らかにした。価格は現在調整中ということで非公開としているが、他社に比べ競争力のある価格設定を実現しているとしている。
「BLADE」の概念図 |
「BLADE」は、フィーチャーフォン向けのソーシャルゲームで一般的に利用されてきたSWF形式のFlashコンテンツを、現在スマートフォンで主流となっているHTML5形式に最適化した上で変換してくれるSWF変換再生エンジン。「BLADE」を使用すれば、HTML5向けに新たに開発し直すより遙かに安いコストで、過去の資産を活かすことができる。
シリコンスタジオは、ミドルウェアメーカーであると同時に、ソーシャルゲームメーカーでもあるが、「BLADE」のテクノロジーは、すでに自社タイトル「戦国武将姫-MURAMASA-」に使用されており、HTML5対応に苦慮するすべてのデベロッパーに自信を持って提案できるソリューションだとしている。
「BLADE」で変換したコンテンツは、iOS/Android向けのスマートフォンやタブレットで動作可能なほか、ソーシャルゲームでは一般的に利用されているAction Scriptによる制御や、シェイプ、マスクといった描画表現もスムーズに変換できるとしている。
なお、気になるパフォーマンスについては、ネットワーク負荷については、オリジナルと同等程度、動作パフォーマンスについては、50~100%の範囲と言うことで、おおむね80%~90%のパフォーマンスで動作するとしている。
(C)SiliconStudio Corp., all rights reserved.(2012年 11月 28日)