Razer、ゲーミングヘッドセット2モデルを11月30日に発売

汎用性が売りの「Razer Kraken Pro」、低音にこだわった「Razer Tiamat 2.2」


【Razer Kraken Pro】
11月30日発売予定

価格:8,800円

【Razer Tiamat 2.2】
11月30日発売予定

価格:10,500円



 MSYは、米Razerのゲーミングヘッドセット「Razer Kraken Pro」と、その上位モデル「Razer Tiamat 2.2」を11月30日に発売する。価格は「Razer Kraken Pro」が8,800円で、「Razer Tiamat 2.2」が10,500円。

【Razer Kraken Pro】
Razerらしいヴィヴィッドなカラーのゲーミングヘッドセット

 Razerのヘッドセットは、マウス、キーボードに続く、同社のゲーミングデバイス3つ目の柱となる製品群となる。Razerのゲーミングヘッドセットは、Kraken、Tiamat、BlackShark(日本未発売)の3ライン展開となっているが、Krakenはその中でもっともベーシックな、いわば入門モデルで、「Tiamat 2.2」はゲーム大会やLANパーティーなどで使うことを強く意識したコアゲーマー向けモデルとなる。ちなみに日本未発売のBlackSharkは、パーツからこだわったプロゲーマー向けモデル。

 Razerのゲーミングヘッドセットは、“ゲームで勝てるための音作り”に特化した設計になっており、具体的にはFPSをプレイする際に、敵の位置が把握しやすいように定位感がしっかりしていたり、ゲームサウンドで重視されるクリアな高中音域や強力な重低音が特徴となる。もちろん、ゲーミングヘッドセットとして必須機能であるマイクも標準装備しており、使うときだけ左のイヤーカップからマイクを引き出して利用することができる。

 今回ラインナップされた「Razer Kraken Pro」は、「Razer Carcharias」の後継モデルで、ゲーム以外のシーンでも利用できるスタイリッシュなデザインと、長時間プレイでも疲れない快適な付け心地が特徴のゲーミングヘッドセットとなる。Razerのイメージカラーであるグリーンを基調に、非常に目立つデザインとなっている。

 持ち運びを前提としているため、ヘッドセット側は3.5mmオーディオジャック(4極になっており、PCへの接続は専用のスプリッターケーブルで行なうスタイルになっており、外出時はスプリッターケーブルから外して、スマートフォンやノートPC等に接続して利用することができる。ちなみに、ソニーXperiaの一部モデルで採用されているOMTP準拠の4極ミニジャックは、企画が違うため接続できないので注意したい。

【Razer Kraken Pro】

 「Razer Tiamat 2.2」は、10月26日に発売が開始された「Tiamat」シリーズの最上位モデル「Razer Tiamat 7.1」の姉妹モデルとなる。「Razer Tiamat 7.1」はハイエンドモデルとして10個のドライバユニットによるリアル7.1チャンネルサラウンドサウンドと、コントロールユニットによる各種操作が可能なことが売りだったが、価格も18,800円とハイエンドだった。

 「Razer Tiamat 2.2」は、大型のコントロールユニットを無くし、リアル7.1chからリアル2.2chに機能を落とし、その分価格も一気に10,500円まで下げた普及モデルとなる。ちなみに2.2の.2は見慣れない数字だが、サブウーファー用のドライバユニットを2つ搭載し、「Razer Tiamat 7.1」を上回るより強力な重低音を実現している。当然、7.1chほどのサラウンド感は得られないものの、2.2chによるサラウンドおよびポジショナルオーディオ(三次元音響)環境を実現しており、敵の位置を容易に把握することができるという。

 「Tiamat」シリーズのひとつとして、頭部に接触するクッションや、交換可能で耳に優しいレザーレット製イヤークッション、着脱可能なイヤーカップカバー、編組ファイバー皮膜ケーブルといったヘッドセットを構成する各パーツは「Tiamat 7.1」と同等になっており、安定した付け心地でゲームサウンドを楽しむことができる。

 なお、ケーブルには、小型のボリュームコントロールユニットが付属しており、ボリュームの調整と、マイクのミュートが行なえるようになっている。なお、着脱可能なイヤークッションやイヤーカップカバーの発売については、現時点では未定となっている。


【Razer Tiamat 7.1】

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(2012年 11月 28日)

[Reported by 中村聖司]