悪天候ながら、開場前から並んでいたファンのほか通行人など一般のお客さんが続々と詰め掛け盛況となった

　ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは、海外で制作されたゲームを取り揃えたイベント「World Game Project Fes Vol.3」を11月23日に開催した。会場は東京・秋葉原の「ベルサール秋葉原」1Fイベントスペース外周。

　「World Game Project Fes」は、海外で制作された良作ゲームを日本に紹介するイベントで、今回で3回目を数える。前回はクラブで行なわれたため一般への訴求力が乏しかったが、今回は秋葉原中央通りに面するイベントスペースを利用。生憎の雨天となってしまったが、開場前から並んでいたファンや通りすがりの人が多数来場し大盛況となった。

　スペースの都合上、イベント的なものはユービーアイソフト「ロックスミス」のスーパープレイ実演（計5回）のみだったが、2タイトル以上を遊んでアンケートに記入しスタンプをもらうとソフトドリンクが無料でふるまわれる企画、そして何よりも発売前のタイトルを数多く含む最新タイトルがプレイできるとあって、一見地味ながら内容的には非常に充実したイベントとなっていた。

　一方で、先日の東京ゲームショウ2012でも一部で用いられた、ヘッドマウントディスプレイを使ったCEROレーティングZ（18歳以上のみ対象）タイトルのプレイアブル出展だが、周りに囲いを作る必要がないという点では素晴らしい出展形態なのだが、順番待ちをしている人たちのやや退屈そうな表情が若干気になってしまった。

　というのも、他タイトルであれば先頭の人がプレイする様子を液晶ディスプレイで後ろから覗き見できるのだが、ヘッドマウントディスプレイではそれができない。些細なことかもしれないが、今後どうにか解決できないものだろうか……。なお、出展タイトルは以下のとおり。

【出展タイトル】

●PS3（9タイトル）

・「スポーツチャンピオン 2」(SCEJ)
・「DmC Devil May Cry」(カプコン)
・「ニード・フォー・スピード　モスト・ウォンテッド」（EA）
・「FIFA13 ワールドクラスサッカー」（EA）
・「Black Knight Sword」（グラスホッパー・マニファクチュア）
・「プレイステーション オールスター・バトルロイヤル」（SCEJ）
・「メダル オブ オナー ウォーファイター」（EA）
・「リトルビッグプラネット カーティング」（SCEJ）
・「ロックスミス」（ユービーアイソフト）

●ソニーのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T2」を使用した試遊台（4タイトル）

・「アサシン クリードIII」（ユービーアイソフト）
・「Call of Duty: Black Ops II」（スクウェア・エニックス）
・「God of War: Ascension（仮）」（SCEJ）
・「HITMAN ABSOLUTION」（スクウェア・エニックス）
※上記４タイトルはCERO「Z」の為、18歳以上のお客様のみ試遊頂けます。
試遊の際は年齢確認をさせて頂きますので、身分証明書等をお持ちください。

●PS Vita（7タイトル）

・「アサシン クリードIII レディ リバティ」（ユービーアイソフト）
・「Call of Duty: Black Ops: Declassified」（スクウェア・エニックス）
・「SILENT HILL ： Book Of Memories」（ＫＯＮＡＭＩ）
・「スパイハンター」（ワーナー）
・「ニード・フォー・スピード　モスト・ウォンテッド」（EA）
・「FIFA13 ワールドクラスサッカー」（EA）
・「プレイステーション オールスター・バトルロイヤル」（SCEJ）

2タイトル以上をプレイしてアンケートに記入しスタンプをもらうと、ソフトドリンクを1杯プレゼント。これはうれしい配慮だ

ユービーアイソフトのスタッフによる「ロックスミス」のスーパープレイ実演。さらっと物凄いスコアを叩き出して見せた

CEROレーティングZ（18歳以上のみ対象）タイトルは「HMZ-T2」でプレイアブル出展。周囲を囲う手間いらずで最高なのだが、2番目以降で待つ人たちが手持ちぶさたな状況への対策が必要かも……

オープンスペースということもあり、悪天候下とは思えないほど大勢のお客さんが訪れ活況を呈した本イベント。大勢の人が新作を体験できる絶好の機会だけに、なかなか難しいかもしれないが今後ともぜひ継続していただきたい