PlayStation Vitaのシステムソフトウェアがバージョン2.00に

PlayStation Plusへの対処や、コンテンツ管理などを強化


11月20日 アップデート開始


 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンは11月20日、PlayStation Vitaのシステムソフトウェアをバージョン2.00にアップデートするシステムソフトウェアの配信を開始した。

 「システムソフトウェア バージョン2.00」では、PlayStation Plusへの対応をはじめ、Eメール機能の追加、コンテンツ管理の機能改善、nearのリニューアル、ブラウザーの機能改善などが行なわれている。

 また、PlayStation規格ソフトウェアにおいて、タッチスクリーンを割り当てることが可能となり、スクリーンの四隅に、PlayStationのコントローラーの各種ボタンを割り当てることができる。同様に背面タッチパッドを割り当てることも可能。


【PS Vitaシステムソフトウェア2.00アップデートPV 】

■ PlayStation Plusへの対応

 PlayStation Plusに加入すると、さまざまな加入特典が受けられる主なサービスとしては、追加料金がなくプレイできるコンテンツの配信、加入者限定への割引価格でのコンテンツ提供、加入者のみがダウンロード可能なコンテンツの配信などが予定されている。

 また、オンラインストレージへのセーブデータのアップロード/ダウンロードが可能となるほか、トロフィー情報のサーバーとの自動同期やセーブデータのオンラインストレージへの自動アップロードも可能となる。

 なお、プレイステーション 3ですでにPlayStation Plusに加入している場合、自動的に加入となる。


オンラインストレージへのセーブデータのアップロード/ダウンロードが可能にセーブデータのオンラインストレージへの自動アップロードが可能となった

■ Eメール

 Eメール機能がホーム画面に表示され、これまでPCやウェブブラウザーで利用しているメールを、簡単に利用することができるようになった。メッセージタイプはテキスト(HTMLメール非対応)で、JPEG(Exif2.2.1)、TIFF、BMP、GIF、PNGの添付ファイルが可能。最大5アカウントまでメールアカウントの登録が可能。


Eメールが利用することができるようになった

■ コンテンツ管理機能の強化

 PCとPS Vitaの間で、Wi-Fiを使ってコンテンツを転送可能となり、PS3やPCのコンテンツをフォルダーごと、PS Vitaに転送できるようになった。ただしこの機能は、「コンテンツ管理アシスタント for PlayStation」のバージョンが2.0でなければ利用できない。

■ ブラウザ機能

 ブラウザー表示性能を改善。Webページの表示速度が改善されたほか、HTML5や、JavaScriptの対応の強化がはかられている。また、機能的には、LボタンまたはRボタンを押しながらタッチスクリーンをタップすると、ポインターが表示され小さなリンクや、ボタンをより指し示しタッチしやすくなっている。また、表示中のページをツイートする機能も搭載した。


LボタンまたはRボタンを押しながらタッチスクリーンをタップすることで、ポインターが表示されるようになった表示中のページをツイートする機能を搭載

■ nearの機能変更

 画面構成が変更され、使い勝手の向上がはかられている。また、フレンドのアクティビティー一覧を「フレンド」のLiveAreaに移動。



(2012年 11月 20日)

[Reported by 船津稔]