日本一ソフトウェア、ヒミツの20周年記念タイトル「Project:D」はやっぱりあれ!

「神様と運命革命のパラドクス&Project:D×日本一RADIO公開録音 in 電撃20年祭」


10月20日 開催



8月以来の公開生放送となる「日本一RADIO」
今回は三森すずこさんと今井麻美さんの2人も欠席という異常事態で、恒例のパネルが舞台に登場

 日本一ソフトウェアは、10月20日と21日に幕張メッセで開催されているアスキー・メディアワークスのイベント「アスキー・メディアワークス創立20周年 電撃20年祭」に出展すると同時に、ステージイベント「神様と運命革命のパラドクス&Project:D×日本一RADIO公開録音 in 電撃20年祭」を開催した。

 「日本一RADIO公開録音 in 電撃20年祭」では、声優の間島淳司さんをメインパーソナリティに、プレイステーション 3用「神様と運命革命のパラドクス」と、同社の「20周年記念プレスカンファレンス」で「Project:D」として開発が進められている旨が発表された謎のタイトルの、正式なお披露目が行なわれた。

 まず行なわれた「神様と運命革命のパラドクス」の紹介では、早乙女リリエル役の矢澤にこさん(CV:徳井青空)、竜崎クロウエルを演じる高坂穂乃果さん(CV:新田恵海)、綾小路シェリエル役の東條希さん(CV:楠田亜衣奈)の3名が「μ's from ラブライブ!」がら出演。さらに、同タイトルの楽曲を担当する「妖精帝國」の終身独裁官・ゆい様、そして日本一ソフトウェアの新川宗平代表取締役社長が登壇した。

 トークに先駆けて上映されたPVを見たゲスト陣はカッコイイを連発。プロデューサーを務める新川氏はゲーム内容について「ローグ系のRPG。キャラクターの装備を付け替えいろいろなバリエーションを試してカスタマイズを楽しめる。装備を付け替えると使える技も変わる」と、同じチームがこれまで手がけた代表作「ディスガイア」シリーズのようなシミュレーションRPGとは違うと説明。ダンジョンでは天使がプレーヤーを手助けしてくれるが、この天使も装備を付け替えることができ、能力が変化するという。新川氏は「(天使を)自分好みにして欲しい」とアピール。

 徳井さんは自分の演じたリリエルについて「真面目で一生懸命。天使らしい天使で、(衣装もメイド姿なので)ザ・メイドといった感じで、神様について行きますというキャラクター」と感想をコメント。新田さんはクロウエルについて、「世話好き。言葉は乱暴だけど、お菓子作りが好きだったりすごく女の子らしい。ギャップは存分に楽しんでもらえるのでは?」と語った。楠田はシェリエルについて「おっぱいが大きくて、エロいことしか言わない」と切り込んで会場から喝采を浴び「なにを考えているかわからないようで、考えているのかな?」と付け加えた。三者三様の個性的なキャラクターとして描かれているようだ。

 そして音楽も担当している「妖精帝國」のゆい様は、「人間界にもこうして入ることができるが、ゲームの中にも入りことができる。『神様と運命革命のパラドクス』には私を模したキャラクターが登場する」と発言し、会場をビックリさせた。ゆい様は「どこに出るのかは言えんのだが、探してくれたまえ」とアピール。また、オープニングについてはかなり苦労したと言うことで、1度提出しOKをもらったにもかかわらず「これでは物足りない」と納得がいかず、再度制作し直したのだとか。難産だったと語りながらも、「最高の曲に仕上がった」と満足げだった。さらにさらに、オープニング、エンディングだけでなく、挿入歌も収録しているということで、楽しみなところだ。

 また音楽面では各天使のキャラクターソングもあるが、まもなく収録という徳井さんと楠田さんは「曲をもらったが、μ's from ラブライブ!とは違った一面を出せたらいいな」と意気込みを語った。

 ちなみに「日本一RADIO」と「神様と運命革命のパラドクス」は11月から強化期間に突入。徳井さんをゲストパーソナリティに迎え、新コーナーなどで通じてどんどん魅力を紹介していきたいという。


「神様と運命革命のパラドクス」の紹介ステージでは、同作のプロデューサーを務める新川宗平日本一ソフトウェア社長がゲームの概要などを紹介した
会場で公開されたゲーム紹介のスライド。ゲームは新川氏曰く「ローグ系RPG」。音楽関係にも凝っており、ゆい様も自信のみなぎる一曲に仕上がったようだ「日本一RADIO」では11月から「神様と運命革命のパラドクス」の強化期間となる





公開された「Project:D」はやはり「ディスガイア」の新作だった!
説明したのはプロデューサーの小酒井省吾氏
オープニングは作曲を佐藤天平さんが手がけ、歌うは茅原実里さん。タイトルは「CRADLE OVER」

 ステージ後半では、これまでタイトル名も発表されていなかった「Project:D」の発表が行なわれた。夏に行なわれた発表会では「『D』から始まるタイトル」とぼかされていたが、同社を代表する“D”から始まるタイトルと言えばこれしかない! と言うことで発表されたのがシリーズ最新作であり、1作目の続編となるPS3版「ディスガイア D2」だった。ステージにはシークレットゲストとしてプロデューサーの小酒井省吾氏を始め、ふたりのヒロイン「エトナ」役の半場友恵さんと、「フロン」役の笹本優子さんが登場。「Project:D」の紹介を行なった。

 小酒井プロデューサーは「“5”ではなく、“D2”としたのは、新しいステップでは無く原点に戻りラハールを主人公に描きます」とし、“D”にはディメンション=壁の意味が込められ、“壁”をぶち破って新しいものを目指すといった意味合いもあるようだ。また、このほかにも“D”には、「ディスティニー」、「ドラマティック」、「ディメンション」なども意味も含まれている。

 半場さんは音声の収録について、「実は1作目しか無くて久しぶりの収録だったけど、久しぶりの感じがしなくって。ちょこちょこ出させてもらってるからかな。つい昨日までプレイしていた人がプレイしても『あぁ、続きだな』と感じると思います待っていた人は楽しみにしてもらいたい」とコメント。久々の感じがしなかったのは笹本さんも同様だったようだが、「1つ残念なのは、1作目の時はラジオドラマ風に(全員で)収録したのですが、今回は最近の録り方と同様に1人ずつ別々に収録したことです。昔みたいにやれたらライブ感が出たかも」と振り返った。プリニー役の間島さんも「いつも通り。(プリニーは)意外に出る機会が多くて、久しぶりな感じが本当にしない。早くプレイして欲しい気持ちで一杯です」と語った。

 ゲーム内容についてはまだあまり語られなかったが、パッケージイラストも披露され、小酒井プロデューサーは「パッケージについてもこだわりがあります。(キャラクターが向かってくるような雰囲気なのは)今回は、勢いを表わしたかったので」と説明。当然のことながらグラフィックスも進化し、同時に衣装も少し変更が加えられているという。

 そして初回限定特典の発表なども交えながら早くも発売日も発表となった。発売予定は2013年3月20日と言うことで、それほど遠くない時期での発売となるようだ。価格は通常版が7,140円、初回限定版が11,340円。最後の挨拶で笹本さんは「『ディスガイア』を思い出しつつプレイし、(来年の)3月まで待っていてもらえれば」とコメントし締めくくった。来年3月の発売に向け、どんどんと情報が公開されていくと思われるので、楽しみに待ちたいところだ。


公開収録の後半は「Project:D」について。しかし早々にティザームービーが公開され、「ディスガイア D2」であることがわかる
キャラクターは1作目に登場した「ラハール」、「エトナ」、「フロン」勢いを出したかったというパッケージ
グラフィックスはもちろん大進化。左が前作のグラフィックスで、右が「ディスガイア D2」のもの。一目瞭然だ
初回限定版には、にいてんご「エトナ」&「フロン」2体セット、豪華ハードカバー仕様の設定資料集、佐藤天平さん手がけるオリジナルサウンドトラック(CD2枚組)が同梱されるそして予約特典は、レガシーバージョン「ラハール」、「エトナ」、「フロン」に衣装チェンジができるプロダクトコードとなっている最後にドドンと発表された発売日。2013年3月20日が発売日となる


最後に恒例の「めざせ!日本一!」が行なわれ、今回はガラポンを回して順位を決めるというもの。賞品はリンゴだったが、1位の人には高価なリンゴが贈られる一方、再開はリンゴの芯という残念な結果に再開を引いた徳井さんは、「神様と運命革命のパラドクス」に引っかけ、「残念な結果でしたが、運命を革命していきたいと思います!」とコメントし、来場者から喝采を浴びた




 なお、日本一ソフトウェアは第2ホールの12番にブースを構え、グッズの販売を行なっている。グッズを1,000円購入するごとに、購入特典として「神様と運命革命のパラドクス」の特製ブロマイドがプレゼント(絵柄はランダム)される。また、同ブースにおいて、21日の13時よりアサギのファンクラブ会員を募集する。アサギを応援してくれるという来場者には、ファンの証しとしてピンバッチが贈られる。ピンバッジは無くなり次第終了となる。


ブースの風景。多くのグッズが販売されている。そしてブースには早くも「ディスガイア D2」のポスターが張り出されていた

【ディスガイア D2】
(C)2013 Nippon Ichi Software, Inc.
Amazonで購入

(2012年 10月 20日)

[Reported by 船津稔]