コーエーテクモ、ステージイベント「コンシューマゲーム ラインナップステージ」
出展タイトルを一気に紹介。さらに謎のティザームービーも公開
襟川陽一代表取締役社長 |
鯉沼久史氏 |
株式会社コーエーテクモゲームスは東京ゲームショウ2012のブースにて、出展タイトルを一挙に紹介する「コーエーテクモ ラインナップステージ」を20日に開催した。本稿では第2部となるパッケージタイトルの紹介を行なった「コンシューマゲームラインナップステージ」を豊富なスクリーンショットと共に振り返る。
イベントの冒頭には、同社の襟川陽一代表取締役社長が登壇。「ずっと東京ゲームショウに出展しているが、今年はこれまでとは1つ変わったことがあります。ガストが新たに展示に加わっています」とガストがグループに入りより幅広いラインナップを揃えることができたことをアピール。また、ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレスカンファレンスで発表したPlayStation Vita/PSP用「討鬼伝」を例に挙げ、「今年は新しいゲームを発表し、チャレンジの年となります」と意気込みのほどを語った。
まず最初に登壇したのは鯉沼久史氏。「真・北斗無双」について紹介するにあたって「前作はワールドワイドで90万本以上という記録を残すことができた」と人気を獲得したことをアピール。しかし単純な続編ではなく、シナリオを1から作り直し、天帝編、修羅の国編までストーリーが描かれている。さらには前作でカバーされていた部分でも、取り上げることのできなかったエピソードについても収録しているという。また、プレイキャラも倍増し、鯉沼氏は「自信を持ってビックタイトルとしてリリースする」と語った。
【真・北斗無双】 | ||
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【プロモーションムービー】 |
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早矢仕洋介氏 |
続いて登壇したのは、Team Ninjaの早矢仕洋介プロデューサー。Team Ninjaは前日の夜にプレスイベントを行なっているため「『DEAD OR ALIVE 5』は発売も間近で、伝えたいことはすべて伝えた」と切り出しながらも、「格闘エンタテインメントとして形にした。コアなゲームファンもカジュアルに遊びたい人も楽しめる」と根幹となる部分をアピール。
東京ゲームショウ2012に出展されるバージョンは先日の体験会でも語られたとおり、コレクターズエディションに収録されているプレミアムセクシーコスチューム に変更することもできる特別なバージョンだと語り、「プレイして欲しい」と語った。
このほかにもWii U用「NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge」については「あまりに激しくて『東京ゲームショウ2012』に出展できなかった。それだけ本気で作っている」とハードコアなゲームに仕上がりつつある点を強調。
そしてラストには稲船敬二氏と共に作っている「YAIBA NINJA GAIDEN Z」について「発売日は言えない」としながらも、「開発は順調。新しい切り口のゲームになる。来年のゲームショウでは遊んで欲しいと思います」とスケジュールの一端を明かした。
【DEAD OR ALIVE 5】 | ||
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鈴木亮浩氏 |
ここで登場したのが「真・三國無双6 Empires」の鈴木亮浩プロデューサー。同作は「無双」シリーズの爽快感に加え、国取りの要素を取り込んだ「Empires」シリーズの最新作となる。
名声が6種類隣プレーヤーの行動によりパラメーターが変化し周りの反応も変わっていき、プレイスタイルも変化していく。鈴木氏はこのことから「千差万別の生き様を体験できる」と同作の魅力についてまとめた。
発売日が延びた件については「11月8日に延びたが、クオリティアップし満足してもらえる出来になった」と自信のほどを伺わせた。東京ゲームショウ2012ではこれに加え、「Wii U用タイトル『無双OROCHI2 Hyper』もプレイできるので、楽しんで欲しい」と語り挨拶を締めくくった。
【真・三國無双6 Empires】 | ||
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【プロモーションムービー】 |
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【無双OROCHI2 Hyper】 | ||
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【プロモーションムービー】 |
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今年から新たに加わったガストからは岡村佳人ディレクターが登場。「トトリのアトリエ Plus ~アーランドの錬金術士2~」を紹介。開発経緯として、当初は単純な移植を考えていたのだという。ところがベースとなったタイトルの開発陣の熱意から、追加要素が入っているという。東京ゲームショウ2012に出展されているバージョンも購入特典の水着コスチュームが使用できる特別なバージョン。
岡村氏はラストに「今後、新しい展開をしていきます。『アーシャのアトリエ』の続編や様々な展開を考えている」とガストとして様々なな新しいタイトルを考えていることを伺わせ、プレゼント締めくくった。
【トトリのアトリエ Plus ~アーランドの錬金術士2~】 | ||
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【プロモーションムービー】 |
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ここで再度、鯉沼氏が登場。様々なタイトルを紹介していった。発売直後となる「戦国無双 Chronicle 2nd」については、「発売直後で、ユーザーさんの声も届きつつあり、高評価を得ているようで、ありがとうございます。シナリオはシングルからマルチになる倍増し、3人の新キャラが登場、新モードも用意しているのでやり込み要素も充実している」と語り、ダウンロードコンテンツの配信についても行なっていく旨を明らかにしている。
【戦国無双 Chronicle 2nd】 | ||
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【プロモーションムービー】 |
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鯉沼氏はさらに先日発表されたWii Uタイトル4作品について触れ、「コーエーテクモゲームスは、積極的にローンチにタイトルを出して成功してきた。今回も成功させたい」と意気込みを語った。
そしてさらに3本のムービーを上映。1つは前述の「討鬼伝」、2本目はルビーパーティの新作となる「下天の華」、そしてラストにはωフォースのさらなる新作のティザームービーが公開された。このティザームービーは、暗い中、キャラクターのシルエットに近い映像が矢継ぎ早に浮かび、ωフォースの新作である点と「Coming Soon」とが表示されるだけのシンプルなもの。以前も、東京ゲームショウの会場でティザームービーが公開され、間をあけずして「北斗無双」が発表されるといった事があった。今回も相当kunaiうちに新作の全貌が明かされるかもしれない。
【下天の華】 | |
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【ティザームービー】 | ||
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暗めの映像であったためなかなか上手く撮影できなかったが、キャラクターが多数映し出されていった |
別途行なわれた「真・三國無双6 Empires」のイベントではトロ、クロとのコラボなども発表された |
(2012年 9月 21日)