カプコン、「ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産 HD Ver.」

「スタンドシステム」を解説。DIO側のスタンド使いも紹介


8月21日 配信予定(PS3版)
8月22日 配信予定(Xbox 360版)

価格:2,100円(PS3版)
   1,600MSP(Xbox 360版)

CEROレーティング:C(15歳以上対象)


 株式会社カプコンは、プレイステーション 3/Xbox 360用対戦格闘「ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産 HD Ver.」の新情報を公開した。配信予定日は、PS3版が8月21日、Xbox 360版が8月22日。価格は、PS3版が2,100円、Xbox 360版が1,600MSP。CEROレーティングはC(15歳以上対象)。

 今回公開されたのは、「スタンドシステム」の詳細と、DIO側のスタンド使いの紹介。「ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産 HD Ver.」は、敵スタンド使いの体力をゼロにすれば勝利となるオーソドックスな対戦格闘だが、スタンドを使った戦いが他の対戦格闘との違いとなっている。


スタンドボタンを押すことで、スタンドモードが起動。本体の隣にスタンドが出現する

 通常の状態(本体モード)での戦闘に比べ、スタンドモードになると常にスタンドが出現した状態となり、攻撃力がアップするのはもちろんのことスーパーコンボゲージが溜まりやすくなる。通常攻撃時とは攻撃モーションが変化するのに加え、通常技を弱攻撃→中攻撃→強攻撃と連続で出すことでコンボとなるスタンドラッシュが使用することができるようようになる。


本体モードでの通常攻撃はキャラクター本人が直接攻撃したり、スタンドが一瞬出現し攻撃を繰り出したりする程度で、スタンドモードよりリーチが短いスタンドモードに入ると、すべてがスタンドによる攻撃となり、通常技のリーチが伸びたり、スタンドラッシュが可能となる

 スタンドモードに入ると、必殺技も変化。性能が向上したり、地上だけでしか繰り出せなかった必殺技が、空中でも出せるようになったりといったメリットが用意されている。しかし、スタンドモードの状態で、攻撃を受けたりガードしたりすると、体力ゲージとは別に設定されたスタンドゲージが減少。スタンドゲージがゼロになった時点で、しばらくスタンドを出すことはできなくなってしまう。スタンドゲージは、本体モードになれば回復することができるので、タイミング良く本体モードとスタンドモードを切り替えてバランス良く戦うことが重要となりそうだ。


本体モード。承太郎の必殺技「オラオラ」は地上でしか出すことはできないスタンドモード。空中でも必殺技「オラオラ」を出すことができるようになっている

 敵スタンド使いに攻撃をヒットさせるかガードさせる。または、敵スタンド使いの攻撃でダメージを受けると、スーパーコンボゲージが増加していく。ゲージが“1”以上あれば、高威力の「スーパーコンボ」を放つことができる。「スーパーコンボ」は原作の名場面を再現したものが多く、ファンにはたまらないものとなっている。また、原作ファンなら、原作どおりの対戦カードで再現プレイを楽しむ事もできるだろう。


スーパーコンボゲージを使い、起死回生のスーパーコンボを放ち、一発逆転を狙うこともできる敵スタンド使いを倒すと、いかにも「ジョジョ」らしい演出が挿入される

 キャラクター本人とスタンドによる同時攻撃が行なえるのが「タンデムアタック」。「タンデムアタック」の発動アクション中に攻撃ボタンやコマンドを入力し技をプログラムすると、スタンドが相手に突進しプログラム通りに攻撃を繰り出す。その間、本体は別行動で攻撃を行なうことができるので、連携攻撃を行なうことができる。


使いようによってはスタンドと本体で敵を挟み撃ちにして攻撃することも可能に

■ DIO側のスタンド使いを紹介


● デーボ

スタンド名:エボニー・デビル

 遠隔攻撃タイプのスタンド「悪魔(エボニーデビル)」を使う。

 本体モードでは(エボニーデビルが操る)人形と本体で相手を挟撃する連携技を得意とする。スタンドモード時は操作が人形に切り替わっての攻撃となるが、本体は全くの無防備状態となってしまうというデメリットも持つ。


● ミドラー

スタンド名:ハイ・プリエステス

 鉱物で出来た物なら何にでも化けられるスタンド「女教皇(ハイプリエステス)」を使う。

 巨大な銛を撃つ「ハープーンショット」をはじめとして、通常技も射程が長く中距離戦を得意とする。原作では素顔を見せないまま再起不能になったが、「ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産 HD Ver.」に登場する姿は、荒木飛呂彦氏が描き下ろしたもの。


● アレッシー

スタンド名:セト神

 相手を若返らせる影のようなスタンド「セト神」を使う。

 必殺技「ガキんちょがッ!」をヒットさせると相手を一定時間子供の姿にすることができる。子供にされてしまった相手は弱体化しているので、かなり有利に戦うことができる。


● チャカ

スタンド名:アヌビス神

 持つ者を剣の達人に変える刀に宿るスタンド「アヌビス神」に操られた青年。

 スタンドモードで抜刀し、刀による高速連撃が可能となる。また必殺技「憶えたぞ」中に受けた攻撃は、以後ガード中に攻撃ボタンを押すだけでカウンター攻撃による反撃が可能になるという恐るべき能力を持っている。


● マライア

スタンド名:バステト女神

 コンセントに触れた者に磁力をまとわせるスタンド「バステト女神」を使う。

 スタンドモードが無いが、スタンドボタンでコンセント型のスタンドを設置し、相手がそれに触れるたびにマライアの必殺技の威力と性能が高くなるという特性を持つ。


● ホル・ホース

スタンド名:エンペラー

 拳銃型のスタンド「皇帝(エンペラー)」を使う。

 スタンドモードは無いが、弾道をコントロールできる飛び道具「皇帝ッ!」をスタンドボタンで放てる。遠距離戦を得意とし、「吊られた男(ハングドマン)」のスタンド使いJ・ガイルを鏡の中から出現させる必殺技との組み合わせで、ガードが困難な連携を繰り出せる。


● ヴァニラ・アイス

スタンド名:クリーム

 あらゆるものを飲み込むスタンド「クリーム」を使う。

 原作同様、スタンドモードではクリームの中に姿を隠して戦い、クリームの能力を使った突進技やワープ技を得意とする。スタンドモードでは使用できる必殺技が増えるため、いかにスタンドモードを維持できるかがポイントとなる。


(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
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(2012年 8月 15日)

[Reported by 船津稔]