Unity、新ゲームエンジン「Unity 4」を発表

アニメーションシステム「Macanim」を搭載。FlashとLinuxにも対応


7月2日 発表



キャラクターアニメーション技術「Mecanim」が搭載される
Linux、Flashにも対応する

 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社は7月2日、ゲームエンジン「Unity 4」を発表し、Unity日本語版公式サイトを公開した。

 「Unity 4」は、「Unity」エンジンとその各種ツールを根本から見直し、新機能を搭載したゲームエンジン。今回加わったのは、キャラクターアニメーションシステム「Mecanim」や、DirectX 11へのサポート、そしてFlashとLinuxへの対応機能など。

 「Mecanim」は、「ほんの数回のマウスクリックでキャラクターが驚くほど滑らかで自然に」動き出すというアニメーション技術で、ステートマシンやブレンドツリーの構築、IKキリング、アニメーションの自動リターゲティングなどがUnityエディタ内で行なえるというもの。Unity Asset Storeでは、リターゲティング可能なアニメーションを多数追加する予定。

 このほかモバイルプラットフォームのグラフィックスにも最適化が施されており、モバイル用のリアルタイムシャドウ、スキンメッシュのインスタンス化、ライトマップとノーマルマップの併用などが利用できるようになる。

 なおUnity Storeでは「Unity 4」の予約受付を実施しており、プレオーダーキャンペーンとして7月9日までに「Unity Pro」の新規購入手続きをした人には17,000円分のオンラインクーポンを2ライセンスまでプレゼントし、7月31日までに「Unity Pro」とアドオンのアップグレード手続きをした人には2ライセンスまで20%割引となる。

 また6月18日以降に「Unity Pro」を購入した人には、「Unity 4」への無償アップグレードが実施される。


【Mecanim】
インターフェース群も特徴的なキャラクターアニメーションシステム

【モバイルグラフィックス】
モバイルにおいても、新機能によって画質が向上する

(2012年 7月 2日)

[Reported by 安田俊亮]