IGDA日本主催、「東北ITコンセプト 福島GameJam in 南相馬2012」

今年も8月初頭に開催予定


5月30日 発表



ロゴ、写真共に昨年開催時のもの

 国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)は、短時間でゲームを開発するイベント「東北ITコンセプト 福島GameJam in 南相馬2012」を8月4日から5日にかけて福島県南相馬市の「市民文化会館 ゆめはっと」において開催する。

 「GameJam」とは、参加者からプロ・アマ混合の即席の開発チームを組み、1日程度という非常に短期間の間にゲームを作り上げるというイベント。IGDA日本は本イベントの趣旨として、「震災による風評被害を受けることのないIT分野での人材育成を通した復興支援」、「被災地は元気であるというメッセージの日本国内および海外への発信」、「次世代を担う子供たちや若者たちに対して、将来必要なスキルを学ぶ機会の提供」を上げている。

 同イベントは昨年も開催され、弊誌でもレポートを掲載しているので、参照願いたい。ゲーム作りの課程、その裏側の大変さと楽しさがわかることだろう。今回のイベントは、東京のゲームクリエイター等30名、東北地域の学生等30名の60名程度の参加を見込んでおり、これら参加者の中から計10チームに振り分けてゲームの作成を行なうことを想定している。また、サテライト会場として、東京工科大学(東京都八王子市)、IGDA福岡(福岡県)、IGDShare(台湾台北市)での開催も予定。

 参加者募集要項として、社会人や学生といった職業は問われないが、「ゲーム開発関連の技術を学ばれている方もしくは有している方」となっている。また、昨年度のレポートを読んでいただければわかるとおり、ほぼ徹夜でのゲーム制作となるため、宿泊設備の用意はなく、各自会場での休憩、仮眠を取ることになるため、それなりの体力は必要だろう。

 主催はIGDA日本と福島県南相馬市で、問合せ先は電子メールのみ( fgj12@igda.jp )となっている。


(2012年 5月 30日)

[Reported by 船津稔]