Taipei Game Show 2012レポート
【Taipei Game Show 2012】「ドラゴンズドグマ」プロデューサー小林裕幸氏トークショーが開催
台湾のゲームファンにゲームの見どころやシステムをPR
「ドラゴンズドグマ」が展示されている台湾Microsoftの18禁ブース、ゲームは残念ながら撮影禁止だった |
Taipei Game Show 2011の2日目の2月3日は、台湾Microsoftブースでカプコンのプレイステーション 3/Xbox 360用オープンワールドアクション「ドラゴンズドグマ」プロデューサー小林裕幸氏のトークショーが開催された。小林氏は、台湾のメディアや集まったゲームファンに対して「ドラゴンズドグマ」を紹介するとともに、台湾の発売日を北米版と同じ5月22日と発表した。言語は北米と同じ英語版となる。
「ドラゴンズドグマ」はハイファンタジーのオープンワールドを舞台に、ドラゴンに心臓を獲られて「覚者」になった主人公が、「ポーン」という一族を従えてドラゴンと戦うアクションゲーム。日本では5月24日に発売される。
今回のショウには台湾Microsoftの18禁ブースに2台、プレイステーションブースに2台の4台の「ドラゴンズドグマ」がプレイアブル出展されている。どちらも英語版で、フィールド戦とダンジョン戦の2つが体験できる。筆者は「ポーン」との4人パーティーでグリフォンを倒すフィールド戦を体験できた。
未発売の注目作だけに多くの来場者が興味津々にプレイしていたが、台湾のゲームファンは、まだオープンワールドスタイルのアクションゲームは慣れていないのか、あるいはチュートリアルなしでいきなり遊ぶには少々操作が難しいのか、苦心している姿を多く見かけた。
【スクリーンショット】 | ||
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中世ヨーロッパ風のハイファンタジー世界を舞台に、重厚な物語が展開する、北米市場を強く意識したタイトルだ |
「ドラゴンズドグマ」プロデューサーの小林裕幸氏 |
トークショーは、最初に台湾のステージイベントでは必須といえる女性コンパニオンによるダンスから始まった。その後小林氏が登場し「台湾もこのゲームショウも初めてですが、去年の様子を映像で見てとても賑やかだったので、来たいと思っていました。来ることができてうれしいです」と挨拶。
「ドラゴンズドグマ」については「力を入れて、優秀なスタッフを集めて作っています。皆さんに遊んで欲しいです。誰もが冒険をしているような感覚を味わえる、全く新しいアクションゲームになっているので、情報や映像をチェックしてください」とPRに努めた。
背後のスクリーンでは、最初に主人公がドラゴンに選ばれ「覚者」になり、「ポーン」とともに戦うプロモーションムービーや、街の中でクエストを受けてゴーレムを倒しに行くプレイムービーが紹介された。小林氏はムービーを見ながら、戦闘フィールドの建物に設置されている、クジラ漁のモリのような巨大ボウガンを操作して戦えることや、プレーヤーとポーンには様々なスキルを持つ9つの職業があることなどを解説した。また、ゴーレムについては「このサイズの敵は必ず戦わなければいけないわけではなく、逃げる事もできます」とオープンワールドの自由度の高さについても触れていた。
司会者から中世ヨーロッパ的な世界観にした理由を聞かれると「ハイファンタジーの世界を作りたかったので、世界中の人がわかりやすいイメージを採用しています」と回答。「9つの職業の中で最も好きな職業は?」という質問には「ストライダーです。両手のダガーと弓を使った素早そうなイメージが好きで、よく使います」と答えていた。
そのほか「ドラゴンズドグマ」独自のパーティーシステム「ポーン」についても、自分のメインポーンのほかにネットワークを通じて世界中のプレーヤーのポーンを雇った4人パーティーが組めることや、ポーンや主人公キャラクターをカスタマイズできることを紹介。「経験のあるポーンを雇うことで攻略が有利になります。ネットワークを通じて、色々なポーンを貸し借りしてみてください」と語っていた。
その後、群衆の中から小林さんに選ばれたラッキーなファンと記念撮影をして、その場でサインをしたマイクロソフトポイントカードをプレゼントしていた。イベント後に感想を聞いたところ「たくさんの台湾プレスの方にも来て頂けて嬉しいです。ドラゴンズドグマは台湾でも人気があるので、引き続き応援をお願いします」と語ってくれた。
□「Taipei Game Show」のホームページ(中国語)
http://www.capcom.co.jp/
□カプコンのページ
http://tgs.tca.org.tw/
□「ドラゴンズドグマ」のページ
http://www.capcom.co.jp/DD/
(2012年 2月 4日)