有限会社グレフは、ニンテンドー3DS用シューティングゲーム「哭牙 KOKUGA」を2012年春に発売する。価格は未定。

　本作は、企画・ディレクターを井内ひろし氏（「星霜鋼機ストラニア」のサブデザイナー、「斑鳩 IKARUGA」の企画・ディレクターなどを手がける）が務める。ややパースのかかったトップビュー（上空視点）で360度に任意スクロールするタイプのSTGで、ステージを選択し、各所に配備された敵や砲台、ギミックを破壊しながらフィールドを進んでいく。ステージのターゲット（ボス）を撃破すればステージクリアとなる。

自機は戦車のように砲塔が回転できる。発射方向を指定して、狙って攻撃することが重要となる

　操作方法は、スライドパッド（方向ボタン）で移動、Bボタンで主砲を発射。L/Rボタンで砲塔の回転となっている。下画面のタッチスクリーンで「特殊兵器」や「補助機能」などを使用できる。自機は「装甲力」によるダメージ制を採用しており、地形や敵との接触によるダメージはない。激の攻撃などによって「装甲力」がなくなると大破となる。自機は画面内で1発しか弾を撃つことができない。つまり、キチンと狙って撃つことが重要となる。

砲塔を回転させて狙いを定めてから	Bボタンで主砲を発射する

最大4人までの同時プレイに対応

　本作は複数同時プレイに対応（最大4人同時プレイ可能）。1本のソフトで複数人が同時にプレイできる（ダウンロード対戦の場合、なんらかの制限がある）。Wi-Fiには非対応。

　ステージはピラミッドのようにつながった全15ステージのルート選択型。1つのステージをクリアすると、隣接するステージを選択するという方式でステージが進行し、3つの頂点にある「FINAL」ステージをどれでもいいからクリアすることでゲームクリアとなる。「FINAL」ステージ以外のどこからゲームを始めてもいいので、なるべく「FINAL」ステージに行かないように通常のステージをどんどんプレイしてもいいし、「FINAL」ステージのすぐ横のステージをプレイし、次に「FINAL」ステージをクリアしてもいい。つまりプレーヤーが任意にプレイ時間を調節することができる。また、1つのステージをクリアすると、最初が「ノーマル」、次が「ハード」、最後に「アルティメイト」と3段階の難易度が設定されている。

難易度「ノーマル」	難易度「ハード」	難易度「アルティメイト」
難易度「ノーマル」	難易度「ハード」	難易度「アルティメイト」

　プレーヤーには、ステージ開始時に20枚のカードが与えられる。タッチスクリーンには4枚のカードがランダムで表示され、状況と持ち札を鑑みて、タッチしてカードを使用する（「特殊兵器」や「補助機能」などを使う）ことになる。このデッキをどう組んで、どう活用するかで、プレイ内容が毎回変化するということのようだ。もちろん主砲だけでもゲームを進められないということはないようだが……。

　カードには、「攻撃系」と「補助系」の2種類が存在する。「攻撃系」は強力な特殊兵器を使えるが、効力の時間は短いため、タイミングを見計らっての使用が鉄則。「補助系」は「RESTRE SHIELD」や「REPAIR」などがあり、味方に隣接して使うことで、仲間の「装甲力」を回復したり、「大破」した仲間を復活させるといったこともできる。

【カード】
カードはタッチすることで使用される。1枚使用するとデッキの中からランダムでカードが補充される（計20枚）