G-Star 2011レポート

【G-Star 2011】韓国リーグの人気プロ野球選手から、「熱血江湖 2」の巨大立像まで
会場内に負けないにぎわいの会場外イベントをまとめて紹介


11月10日~13日開催

会場:釜山国際展示場(BEXCO)

入場料:大人5,000ウォン
学生/子供2,000ウォン


 「G-Star 2011」の会場であるBEXCOには会場外にかなり広い空間がある。この空間にはチケットブースがあり、朝には入場待ちの大行列ができる。入場時間を過ぎた後は、来場者が混雑する会場を出て一息つける場所になる。この広場が今年は例年になくカオスで賑やかな状況になっているのだ。

 週末入りした11月12日にはいくつかのイベントが開催され会場内に負けない賑わいを見せていた。このレポートでは、そんな「G-Star 2011」の会場外の様子をお届けしたい。


【BEXCO会場外の様子】
会場の外にあるNHNのブース。プレゼントのチケット引き換えなどファンサービスを行なうNeowizのチケットブース。今年のメインスポンサーだけあってかなり大きめのブースだ日本ではあまり見かけない出張ATM。国際カードも使えて便利
Wargaming.netの「World of Tank」はプロモーション用に本物の戦車を投入会期2日目から忽然と現われたMgame「熱血江湖」の巨大立像会場の周囲は新しいビルの建設ラッシュ。その外壁にはNeowiz「DIZZEL」の大きなポスター
会場近くにあるロッテデパートの地下催事場では、Mgameがイベントブースを作り、「熱血江湖 2」のトレーラーを上映したり、PC向けのカジュアルゲーの試遊コーナーを設置して、デパートに買い物にきた客に向けてアピールしていた



■ 段ボールハウス風のブースでスマホアプリをテスト

段ボール箱のような外観の「NAVER APP-SQUARE」

 毎年、メーカーファン向けのチケットを配布するブースができるが、今年はNHNのハンゲームブースと、Neowiz Gamesのブースが並んだ。今年、NHNは例年以上に会場外のイベントに力を入れており、チケットブースの隣では、自社でサービスしている検索サービスNAVERのブース「NAVER APP-SQUARE」を展開した。

 NAVERがサービスしているスマートフォン向けの3つのアプリをダウンロードして、ブース内のミッションをこなせば、ロゴのはいったトートバッグとドリンクがもらえる。ダウンロードするのは、サウンドをマイクから吹き込むことでそれがなんという曲なのかを検索するアプリ。日本語をスキャンして翻訳するアプリ。ワインのラベルからそのワインの情報を読み取るアプリ。すべて無料のサービスだ。

 そのアプリを使って、(1)曲のタイトルと歌詞を当てる、(2)書かれた日本語を確認する、(3)ワインの価格と情報を検索する、という3つのミッションを遂行する。

 段ボール箱のようなブースの中は、本物の段ボールでできた机や椅子が飾られたダウンロードコーナーがあり、ちょっとしたカフェのようなおしゃれなつくり。ブースの外にはほぼ1日じゅう、順番を待つ行列ができていた。


【NAVER APP-SQUARE】
「NAVER APP-SQUARE」の内部ワインラベル検索アプリのコーナー段ボール製の椅子やテーブルのあるダウンロードコーナー
来場した人は自分のスマートフォンを片手に、1つずつ機能を試していった扉にはこのブースの中で果たすべきミッションが、ゲームのクエスト風に書いてあるブース内のモニターには、サービス告知のTVCMが流れていた



■ ロッテジャイアンツのイ・デホ選手をはじめ、8人の選手がサイン会

 さらに会期3日目の11月12日には、韓国NHNが製作発表を行なったばかりの新作Windows用オンライン野球ゲーム「Professional Baseball The Fan」のプロモーションイベントとして、韓国プロ野球リーグのロッテジャイアンツの選手によるサイン会が行なわれた。

 「The Fan」はリアルプロ野球オンラインゲームと銘打ったゲームで、韓国Wisecatが開発している。実在する選手のデータをリアルタイムでゲームに連動させて、実在の選手が調子を上げると、それがゲーム内の選手データにも反映されて強くなる予定だ。今年5月にチェジュ島で開催された「HANGAME EX2011」で発表されたが、今回の「G-Star 2011」には出展されていない。サービス予定も未定となっている。

 プサンにはロッテジャイアンツのホームグラウンドがあり、サイン会の会場が設営される前からすでに大勢のファンが行列を作っていた。サイン会は午後4時からだったが、一番早い人は朝10時から並んでいたそうだ。

 ジャイアンツのテーマソングが流れる中、現在韓国で最も人気がある打者の1人、イ・デホ選手をはじめとした8人の選手が登場すると、集まっていた数百人のファンから熱い声援が飛んだ。今韓国ではちょっとした野球ブームが起こっていて、並んでいるファンの中には女性の姿も多かった。


【「The Fan」サイン会】
会場に近いロッテデパート地下の一画は、ロッテジャイアンツのラッピングが施されている選手が会場に到着すると、周りから大きな歓声が上がった最初に選手たちからサインをもったのは朝10時から並んでいた女性
駆けつけた中には女性ファンの姿も多かったロッテジャイアンツのスター選手、イ・デホ選手チームのユニフォームを持ってきて、そこにサインをもらっている人も多くいた


(2011年 11月 12日)

[Reported by 石井聡]