NCJ、iPhohe/iPod touch/iPad「雀龍門Mobile」発表会開催
iPhone版はアプリ無料、通信対戦も1日数戦は無料で提供


10月28日 配信開始

料金:基本プレイ無料(アイテム課金制)


説明を担当したビジネスストラテジーチーム「雀龍門Mobile」プロダクトマネージャーのチェ・ヨンハク氏

 エヌ・シー・ジャパン株式会社は、10月28日配信予定のiPhone/iPod touch/iPad用オンライン麻雀ゲーム「雀龍門Mobile」の発表会を開催した。

 「雀龍門」は、同社が手がけるWindows用オンライン麻雀ゲームで、麻雀牌を3Dで再現したグラフィックスや派手な演出、高速のマッチングで人気を得ているタイトル。今回発表された「雀龍門Mobile」はそのモバイル版で、グラフィックスはWindows版再現しつつも、操作はタッチパネルに最適化されたものになっている。本発表会では、ビジネスストラテジーチーム「雀龍門Mobile」プロダクトマネージャーのチェ・ヨンハク氏が、ゲームの紹介とともにビジネスモデルについて詳しく説明した。

 「雀龍門Mobile」対応端末は、iPhone 4、第4世代iPod touch、iPad以降。本日発売されたばかりのiPhone 4Sについても対応予定としている。Windows版とは別のネットワークとなっており連携はできないが、iOS端末間では3G/Wi-Fi環境で通信対戦できる。また日本のみのサービスとなっているWindows版とは異なり、全世界のプレーヤーと対戦できる。言語は日本語、英語、韓国語の3カ国語に対応する。

 メインとなるオンラインプレイの「対戦モード」は、「公式東風戦」と「公式半荘戦」、マッチコードを決めて友人と楽しめる「友人戦」がある。この他、通信環境の悪い場所でも楽しめる「シングルモード」や、麻雀の基本的なルールを女性キャラクターの「メイリン」たちがクイズ形式でわかりやすく解説してくれる初心者向けのモード「雀龍門講座」が用意される。

 「雀龍門」シリーズではおなじみの、特定条件を達成すると得られる「称号」や、プレーヤーの実力を表わす段位機能を搭載。チーやポンなどをスワイプ操作に対応させているなど、「雀龍門Mobile」ならではの特徴もある。プレーヤーのアカウントは新規での取得もできるが、FacebookとTwitterのアカウントがそのまま使用できる。この2つのサービスには「雀龍門Mobile」との連携機能もあり、対局結果などをすぐに反映させられる。なお、アカウントに使用する画像は、自分の好きなものを使用できる。


対戦参加時や長考で消費する「GP」が有料販売される

 料金周りについては、アプリ本体の価格がiPhone/iPod touch版は無料、iPad版は85円。さらにアプリ内課金により、便利アイテムや、ゲーム内で様々な用途に使用できるポイント「GP」が販売される。GPは85円で1,000GP、170円で2,100GP、250円で3,200GP、450円で5,800GP、850円で12,000GPと、まとめて購入するとボーナスがつく。

 GPは対戦時に消費する。「公式東風戦」は1ゲームで200GP、「公式半荘戦」は1ゲームで300GP(「友人戦」も同様)。ただし新規ID作成時に2,000GPが支給され、さらに1日600GPが無料でチャージできるので、ある程度は無料でも遊べる形になっている。追加で遊びたい場合はGPを購入する方法のほか、85円で販売される1日無料券も利用できる。さらに対戦で1位を取れば消費したGPが全額返却、2位では半分が返却されるので、勝ち続ければ長く無料で遊べるという仕組みになっている。なお配信から1カ月程度は記念キャンペーンとして、1回限りながら追加で800GPを受け取れる。

 GPはほかに、押すと考慮時間が10秒加算される「長考ボタン」の使用時にも消費する。長考は「ゲームをスムーズに進行させるため、本当に必要な時にだけ使ってほしい」という理由から、1局につき1回だけに使用が制限され、使用する度に90GPが差し引かれる。


故意に接続を切った場合と、意図しない接続切れを考慮し、「接続切れポイント」を実装している

 有料のものとしてはGPの他に「サポートアイテム」がある。販売予定のアイテムは、最初に設定したニックネームを変更する「ニックネーム変更権」が450円、それまでの戦績をリセットする「戦績削除」が850円、「接続切れポイント」を初期化する「接続切れポイント初期化」が85円。

 「接続切れポイント」とは、対局中にネットワークが切断されたプレーヤーにペナルティとして与えられるポイント。1回の切断につき100点が加算され、合計2,000点に達すると、毎日付与される600GPが受け取れなくなり、無料プレイができなくなる。「接続切れポイント」は先述の「接続切れポイント初期化」を使用すれば0点に戻るほか、公式戦を1ゲーム最後までプレイすれば40点差し引かれる。これについてチェ氏は、「負けそうになった時にわざと接続を切る場合と、仕方なく接続が切れてしまった場合を考慮し、バランスを取るために実装した機能です。万が一のためアイテムも販売しますが、普通にプレイすればポイントは減っていきますし、日本においては悪意のある行為は滅多に見られないと思うので、心配はしていません」と述べた。

 今後は、2012年第1四半期にAndroid版のリリースを予定しているという。Windows版との連携については、全く同じ内容にはならないものの、双方のプレーヤーが一緒に遊べる仕掛けを盛り込む方向で検討しているという。


上段の2枚がiPhone/iPod touch版、下段3枚がiPad版の画面。端末の機能に合わせて、画面のデザインが最適化されている。通信対戦は相互に可能
言語は日本語、韓国語、英語の3種類から選べる。世界中のユーザとの対戦を視野に入れた実装だ


雀龍門(R) is registered trademark of NCsoft Corporation.
Copyright (C) 2009 NCsoft Corporation.
NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute and transmit Jan Ryu Mon(R) in Japan. All rights reserved.

(2011年10月14日)

[Reported by 安田俊亮]