メインビジュアル

　株式会社プロトタイプは、PSP用恋愛アドベンチャー「三国恋戦記～オトメの兵法！～」を2012年に発売する。価格、CEROレーティング共に未定。

　「三国恋戦記～オトメの兵法！～」はDaisy²から2010年3月にPC版が発売された女性向け恋愛アドベンチャー。主人公は突如現代とは違う「三国志」に似た世界に飛ばされ、にわか軍師となり戦乱の世に巻き込まれていく。そこで共に戦い励まし合う内にお互いの存在が大切になものへと変わってゆく。

　今年の6月にはプレイステーション 2版が発売され、このほどPSPへの移植が決定した。PSP版では、シナリオライター陣に新たに「陣内」氏を加え、隠しキャラクターを含め10人の攻略キャラクター全員に新エピソードを追加。イベントビジュアルも数多く追加され、大幅にボリュームアップしている。また、攻略はできないが、大人気のサブキャラクター「元譲」とのエピソードも追加される。また、PSP版の機能として、メモリーディスク機能を搭載しており、インストールすることで、ゲームをスムーズに進行することができる。

　元のイベントビジュアルは4:3で描かれているが、PSPの画面比率にあわせて横はフル画面、縦はスクロール表示となっており、アナログスティックで上下に動かして見ることが可能となっている。気に入ったイベントビジュアルはPSPの壁紙にすることができる。

　ゲームはオーソドックスなアドベンチャーゲームで、ゲーム中に提示される選択肢を選んで物語を進めていく。特定のストーリーを見ることによって初めて見ることのできるストーリーや、同じルートを複数回見ても楽しめるおまけ要素も用意されている。さらに“軍議”と題したクイズ形式の選択肢もあり、軍師になった気分も味わえるという。勢力図や用語辞典も用意されており、「三国志」に詳しくなくても楽しめるようなっている。

【ストーリー】
主人公は平凡な毎日を送るごく普通の女子高生。 　ある日、課題レポートのために図書館で“三国志”について調べているうちに、1冊の本を見つける。どことなく変わったその本を読んでいるうちに、突然真っ白な光が現われ……気が付くと見たこともない森の中に立っていた……。 　「うそ、ここってどこ？　なんで携帯が通じないの？」 　周囲をよくよく見回すと、さっきまで調べていた“三国志”に似た世界……？ 主人公は、何が何だかわからないまま“孔明の弟子”にされ、にわか軍師として軍に参加することに！ 　名だたる英傑たちを助け、ともに戦い、日々を過ごしていくうちに、いつしかお互いの存在が大切なものになっていき、そして……。

【イベントCG】

■ 登場人物

・主人公：山田 花（名前変更可）

　ごく普通の女子高生。勉強はテスト前だけで、成績は中の中。それなりに悩みはありつつも、毎日楽しく過ごしている。男の子に興味がないわけじゃないけれど、今はまだ、恋愛よりも女友達と遊んでいる方が楽しい。素直な性格だが、芯は強い。

・玄徳（げんとく）

 

CV：三木眞一郎

　玄徳軍。幼い頃に父をなくし貧しい暮らしをしていたが、雲長、翼徳と共に義勇軍を率いて名を上げた。頼れる皆の兄貴分であり、人徳ある主として慕われている。面倒見が良く、大らかで自然と人の輪の中心にいるような性格。

・雲長（うんちょう）

 

CV：櫻井孝宏

　玄徳軍。穏やかで良識のある大人。余計な口はたたかないが、間違ったことに対しては容赦なくきついことも言う。常に冷静で、翼徳の無茶をたしなめる役目。

・翼徳（よくとく）

 

CV：保志総一朗

　玄徳軍。大らかで裏表がなく、細かい事は気にしない大雑把な性格。頭を使うことが苦手で、とにかく体を動かす方が得意。玄徳と雲長を兄と慕う。酒ぐせが悪く、飲むと人が変ったようになり、ちょっとコワイ。

・子龍（しりゅう）

 

CV：石田彰

　玄徳軍。放浪の旅をしていた途中で玄徳と出会い、その人柄に心酔し部下として軍に加わる。槍に関しては天賦の才能を持つ美少年。礼儀正しく生真面目で職務に忠実だが、ちょっと頭が固い。

・孟徳（もうとく）

 

CV：森川智之

　孟徳軍。漢王朝の実質的な権力を握り、大陸北部一帯を治める。ぱっと見は軽薄そうで女の子好きなお調子者だが、そのじつ、戦でも外交でも天才的な手腕を発揮する切れ者。面白そうなもの、珍しいものに目がない。

・文若（ぶんじゃく）

 

CV：竹本英史

　孟徳軍。早い時期から孟徳の才を見抜き、その補佐を務める。人を見る目は確かだが、ちょっと態度が偉そう。物言いは端的で辛らつなところがあるが、不正や無能を何より嫌っている。

・仲謀（ちゅうぼう）

 

CV：森久保祥太郎

　仲謀軍。呉郡を本拠地として大陸南東部を治める孫家の当主。言動はやや乱暴で、ときに子供っぽい部分が見えたりもする。しかし、他人の言葉に耳を傾ける器量もあり、民や臣下のことをよく考えている。

・公瑾（こうきん）

 

CV：諏訪部順一

　仲謀軍。仲謀の兄の代から孫家に仕えている部下。亡くなった仲謀の兄とは親友だった。物腰が非常に柔らかく、常に変わることのない笑みを浮かべているが、感情を一切表に出さないため、内面は見え難い。

・孔明（こうめい）

 

CV：杉田智和

　どこの軍にも属さない名軍師。かつて稀なる神童と呼ばれ、今は“賢人”と讃えられる名軍師。通称伏龍先生。人里離れた山奥に居を構え、気ままな放浪生活を送っている。神出鬼没に花の前に姿を現しては、的を射たアドバイスをしてくれる。

・元譲（げんじょう）

 

CV：三宅健太

　隻眼の大男。孟徳とは長い付き合いで、さまざまな苦楽を共にしてきた。孟徳がもっとも信頼する男。細かいことにはこだわらない雄々しい性格だが、意外に面倒見が良く苦労性。部下からも慕われている。

(C)2012 Daisy2/PROTOTYPE