「東京ゲームショウ2011」バンダイナムコブースレポート3

ファミリーコーナーにも多数のタイトルを出展


9月17日~9月18日 開催

会場:幕張メッセ8ホール

入場料:当日1,200円、小学生以下無料



 9月17日、18日の一般公開日、8ホールで開催されているファミリーコーナーにも株式会社バンダイナムコゲームスのタイトルが出展されている。中には一般ブースには出展されていない「太鼓の達人Wii 決定版」や「ワンピース ギガントバトル!2 新世界(ニューワールド)」、「クレヨンしんちゃん 宇宙DEアチョー!? 友情のオバカラテ!!」などの新作タイトルのプレイアブルも出展されているのであなどれない。しかし、ファミリーコーナーは小学生以下およびその保護者しか入場できないので、入れなかった方のために、本稿をご参考にしていただければ幸いだ。


「オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ! ドキドキLOVEレッスン」
イケメン男子とドキドキできる!? コミック原作の女性向け恋愛アドベンチャーが登場

発売日:11月23日
価格:5,040円
対応機種:DS
ジャンル:ニンテンドーDS

 少女コミック誌「ちゃお」で好評連載中の「オレ様キングダム」を恋愛アドベンチャーとしてニンテンドーDS向けにゲーム化。プレーヤーは少女マンガ家の高校生になり、「グレートマンガアカデミー賞」を目指しながら、マンガの題材にするためにイケメンに接触し、恋の成就とマンガの完成のを目指すというストーリー。

 今回の試遊体験版では、学校一のイケメン3人組の1人である「黒澤瞬」との甘いひと時を体験できる。内容は黒澤瞬がテニスの練習をしているのを影から見守るというものだが、練習に疲れた彼はベンチで眠ってしまう。そこで本作の目玉である「ドキドキタッチイベント」を体験することができた。眠っている彼の身体の一部をタッチしてマンガ用の資料をスケッチするというものだが、3回失敗してしまうとイベントは終了となってしまう。彼が起きないように気をつけながら、こっそりと身体をタッチするというのがドキドキなポイントだろう。製品版ではタッチする以外にも、さまざまなアプローチでドキドキなイベントを楽しむことができるらしい。

 残念ながらプレイアブル版にはボイスはなかったが、製品版では豪華声優陣によるボイスがつくとのこと。そちらも見逃せないポイントだろう。また、公式サイトではデモムービーも公開されているので、そちらも併せてチェックしてもらいたい。


【スクリーンショット】

(C)八神千歳/小学館(C)2011 NBGI

「仮面ライダー クライマックスヒーローズ フォーゼ」
最新ライダー「フォーゼ」に加え、タッグバトルも可能に!

発売日:12月1日
価格:6,280円
対応機種:PSP、Wii
ジャンル:ヒーローアクション

 歴代の仮面ライダーたちが最強の座を掛けて戦うアクションゲーム「仮面ライダー クライマックスヒーローズ」シリーズの最新作。現在放送中の「仮面ライダーフォーゼ」を始め、これまで登場した平成ライダーたちはもちろん、「仮面ライダー1号」や「仮面ライダーアマゾン」などの昭和ライダーも参戦する。今回からは2対2のタッグバトルも可能になり、さらに白熱したバトルが楽しめるようになっていた。

 今回はWii版のプレイアブルバージョンが出展されており、新要素であるタッグバトルを1セットマッチで体験することができた。対戦形式もVS.CPU、VS.2Pから選択できるので、お父さんやお母さんもお子さんと一緒にプレイすることができるだろう。

 選択できるキャラクターは「フォーゼ」、「オーズ」、「ダブル」、「クウガ」、「1号」、「2号」、「V3」、「BLACK RX」の8人で、「オーズ」、「ダブル」、「クウガ」、、「BLACK RX」の4人はすべてのフォームを選択することができた(オーズはコンボのみ。ダブルはサイクロンジョーカーやルナトリガーなどの基本的な組み合わせ、および最強フォームのみ)。フォームチェンジはキャラクター選択時に行ない、今回のプレイアブル版では対戦中にフォームチェンジすることはできない。また、操作キャラクターは相方に選んだライダーと対戦中に自由に入れ替えることができる。

 前作に搭載されていた、超必殺技モードになる「クライマックスタイム」や、カウンターアクションの「ファイナルリフレクト」などのシステムは今回も健在。超必殺技は操作しているライダーの固有のものではなく、タッグを組んだライダーと共に放つダブルライダーキックだった(一部ライダーはパンチ)。製品版ではさらに多くのタッグ必殺技を用意するとの事なので、今から発売が待ち遠しいところだ。

会場には2台の試遊台が用意されていた。プレイアブルは1セットマッチのみなので、プレイ時間は5分少々といったところだった

(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
(C)石森プロ・東映
(C)2011 NBGI

「海賊戦隊ゴーカイジャー あつめて変身!35戦隊!」
プレイアブルでバラエティ豊かなおたからさがしと興奮のアクションバトルを堪能!


発売日:11月17日
価格:5,040円
対応機種:ニンテンドーDS
ジャンル:なりきりトレジャーシューティング

 テレビ朝日系列で放送中のスーパー戦隊シリーズ「海賊戦隊ゴーカイジャー」の最新ゲームがDSに登場。TGS2011のファミリーコーナーではDS4台によるプレイアブルが出展されていた。なお、試遊には10分の制限が設けられていた。

 ゲームのストーリーは大切なものが宝箱に閉じ込められてしまう惑星を舞台に、ゴーカイジャーたちを操作して奪われた35種類の「レンジャーキー」を探していくというもの。惑星内は複数のエリアにわかれており、エリア内に設けられた複数のステージをクリアして「ちずのかけら」を集めることでゲームを進めていく。今回のプレイアブルで遊べたのはピラミッド型の「オタ・カーラ遺跡」内にある「おたからさがし」ステージ5つと、「アクションバトル」ステージをはじめ、いくつかのステージとなっていた。

 おたからさがしではルールの異なるミニゲームをクリアしていくが、壁にあいた穴の形と同じ宝石を選び、向きをタッチペンで調整してはめこむ「ほうせきをさがせ!」、襲い掛かるワナをタッチで切り落としていく「ワナをきりおとせ!」、石版を覆う砂をタッチで削りつつ、まいあがった埃を息をふきかけてとりのぞいていく「なぞのせきばん」など、どれもシンプルな作りとなっており、操作もタッチペンのみを使うだけてわかりやすかった。さらに、ゲーム開始前には原作のナレーションをつとめる関智一氏によるフルボイスの遊び方説明も挿入されるため、小さな子供でも問題なくプレイできそうだ。このほかにも、ゲーム中にはゴーカイジャーのメンバーのボイスがふんだんにもりこまれており、常ににぎやかな雰囲気のなかでおたからさがしを楽しめるようになっている。ステージをクリアすると、3段階のクリア評価が表示されたあとに宝箱が出現、中からレンジャーキーを1種類と、ちずのきれはしを手に入れることができた。ちなみに、ゲーム全体では20個以上のおたからさがしゲームが収録されているとのことだ。

 アクションバトルではゴーカイレッドの左右と奥に次々と現れる敵戦闘員のゴーミンをタッチで撃退していく。ゴーミンは頭上に!アイコンを表示させたあとに攻撃をしかけてくるので、そのときは中心の青いアイコンを押すことでガードできるようだ。また、ゲーム中盤ではゴーミンよりも体力や攻撃回数が多い行動隊長が出現することも確認できた。さらに、一定数のゴーミンを倒すと黄色いアイコンが表示され、タッチすると必殺技が発動。カットインつきのムービーが流れたあと、多くのゴーミンを一度に倒すことができた。

 ここで見所となったのが入手したレンジャーキーを使った変身システムだ。おたからさがしで手に入れたレンジャーキーは、左下の「モバイレーツ」アイコンをタッチして使用することで、ステージの種類に関わらず、いつでも対応するヒーローに変身することが可能となる。なお、使用時にはタッチペンでモバイレーツに鍵を差し込んで回すイベントや、ボイスつきの変身ムービーも挿入されていた。ほかのヒーローに変身すると、外見はもちろん、アクションバトルで繰り出せる必殺技もしっかり変更されており、プレイアブルでは「天装戦隊ゴセイジャー」や「電撃戦隊チェンジマン」などのレッドに変身、アクションバトルでは「ジャッカー電撃隊」メンバー5人による迫力の合体技「ビッグボンバー」を確認することができた。この必殺技が35種類用意されているということだけでも、スーパー戦隊ファンにはたまらない要素となるのではないだろうか。また、プレイアブルでは体感できなかったが、それぞれのレッドには能力に差があり、レンジャーキーによってはゲームを有利に進められるということなので、レンジャーキーの収集はよりおもしろいものとなりそうだ。

【スクリーンショット】

(C)2011 石森プロ・テレビ朝日・東映AG・東映
(C)2011 NBGI

(2011年 9月 19日)

[Reported by 桃井サカコ(ねこひげ合同会社)/パンチョ(ねこひげ合同会社)]