Gamania、MMORPG「ティアラ・コンチェルト」を香港で公開
ゲームストーリーと舞台設定を「ACGHK」で初お披露目


7月29日発表



 台湾大手ゲームメーカーGamania Digital Entertainmentは、現在香港で開催されているアニメ・ゲーム・マンガの祭典「アニコム&ゲーム香港(香港動漫電玩節:Ani-com & Games Hong Kong:ACGHK)」に、現在開発中のMMORPG「ティアラ コンチェルト(Tiera Concerto)」を出展したことを明らかにした。ACGHKは本日7月29日より、8月2日まで開催される。

ACGHKのGamaniaブースの様子
「ティアラ コンチェルト」の世界地図。複数の島々で構成されたかなり大規模なフィールドが用意されていることが伺える
Firedog Studioが公式サイトで公開しているPray for Japanのイメージイラスト

 「ティアラ コンチェルト」は、2010年9月の東京ゲームショウ Gamaniaブースで初公開された音楽をモチーフにしたファンタジー系のMMORPG。香港にあるグループ子会社であるFiredog Studioで開発が進められており、サービス開始時期未定ながら日本サービスもアナウンスされている。今回は開発会社のお膝元ということで香港にて最新ビルドのお披露目が行なわれたようだ。

 東京ゲームショウの出展では、かろうじて動作するアルファ版の先行公開といった感じで、ゲームに関する具体的な情報はほとんど行なわれなかったが、今回の香港での出展では、ゲームのストーリーと舞台設定に関する情報が公開されたほか、ゲームの雰囲気を伝える4コママンガも公開。

    【「ティアラ コンチェルト」プロローグ】

     今から800 年前、人類は過度に大地の資源を消耗してしまい、究極のアンチコード・エネルギーによる未曾有の破壊「星弦の審判」を引き起こした事により、急速に世界は崩壊していき、大地は壊滅の危機に瀕しました。人類は絶望し、その心は際限のない闇へと引き込まれてしまいました。

     まさに世界が崩壊しようとしたその時、伝説の七人の賢者が現われ、世界の 崩壊を食い止めるため次元の門を開きましたが、大地の消滅までは止め ることはできませんでした。なんとか生き残った人々は、空中を漂う「浮島」と呼ばれる大地の残骸で生活せざるを得なくなってしまいました。

     そして時が流れ、人類はエネルギーの振動によって様々な魔法の効果を生み出す方法、すなわち「調律術」を編み出しました。また、音楽とリズムを操作することで過去のエネルギーと共鳴し、次元の門を通して過去の大地の資源を獲得できる術を発見しました。

     いま人類は「浮島」という限られた地で、過去の英知を再現し文明を再び構築することを目指しています。しかし「浮島」の間に広がる雲海には“かげろう”が絶えず現われ、未開発の「浮島」には多くのモンスターが出没し、各地に残る遺跡には更なる脅威が潜んでおり、人類は他種族の戦士の力にも頼らざるを得ません。これらの脅威を打ち倒し、光に満ちた文明の世界を取り戻すことはできるのでしょうか。


【Gamaniaブース】
多くの来場者が押し寄せているGamaniaブース。すでにステージイベントのようなものも実施されているようだ

【浮島】
「ティアラ コンチェルト」の島は、島は島でも浮島となっている

【Tiara Concerto 小劇場】
ACGHKでは、「ティアラ コンチェルト」の4コママンガの展示も行なっている。この4コママンガはFacebookページにも公開していくと言うことだ

(C) 2011 Gamania Digital Entertainment Co.,Ltd.

(2011年7月29日)

[Reported by 中村聖司]