角川書店とインフォ・クエスト、「スタンプリー」スマートフォンβ版開始

「ハルヒ」や「らき☆すた」の物語も読める電子スタンプゲーム


「涼宮ハルヒの憂鬱」スタンプリー

7月21日 スマートフォンβ版提供開始

価格:無料(アイテム課金制)



「らき☆すた」スタンプリー

 株式会社角川書店と株式会社インフォ・クエストは、電子版スタンプラリーゲーム「スタンプリー」のスマートフォンβ版のサービスを7月21日より開始した。利用料金は無料で、一部アイテムが有料販売される。iOSおよびAndroid OSを搭載したスマートフォンから利用できる。

 「スタンプリー」は、携帯電話を使ってスタンプを集めていくゲーム。現在は「涼宮ハルヒの憂鬱」と「らき☆すた」の2つのサービスが提供されている。スタンプは毎日配布される「スタンパー」と呼ばれるアイテムを使うことで入手できるほか、特定の場所に用意される「ご当地スタンプ」や、あるリアルイベントでのみ公開されるQRコードで入手できるもの、夜にしか取れない「星座スタンプ」など、場所や日時によって取得できるものもある。

 集めたスタンプを組み合わせて、新たなスタンプを作りだすという機能も用意されている。新たな絵柄のスタンプを入手できるだけでなく、そのイラストに応じたストーリーが展開されることもある。これを繰り返すことでオリジナルストーリーが読み進められる仕組みになっており、最終的にはお宝スタンプが入手できることもある。

 スタンプは500種類以上あり、順次追加されている。各コンテンツの多彩なイラストを使ったレアなスタンプを集めるというコレクション要素とともに、オリジナルのストーリーも楽しめるのが本作の魅力となっている。また特定のスタンプを入手すると、デジタルデータやリアルグッズなどの特典がもらえるというイベントも行なわれる。

 これまではフィーチャーフォン版とPC版が提供されているが、今回新たにスマートフォンβ版が提供される。フィーチャーフォン版に比べてスタンプが高解像度化されたほか、タッチ操作により操作性を向上。現時点ではスタンプの取得など基本機能が用意されているが、8月中旬にはGPSやQRコードによるスタンプの取得や、スタンプの配合、他のプレーヤーとのコミュニケーション機能などが実装される予定。なおプレーヤーデータはフィーチャーフォン版やPC版と共通で、プレーヤーの状況に応じたプラットフォームで利用できる。

 現在は「涼宮ハルヒの憂鬱」と「らき☆すた」の2タイトルで展開されているが、今後も様々なシリーズでの展開や、コンテンツのファンへの告知などを行なうプロモーションプラットフォームとしてのシステム提供を予定しているという。


【スクリーンショット】
左が「涼宮ハルヒの憂鬱」、右が「らき☆すた」のスタンプリー。イラストを使ったスタンプのコレクションと、オリジナルストーリーが楽しめる。さらにはプロモーションでの活用も考えているという

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(2011年 7月 21日)

[Reported by 石田賀津男]