米Take-Two Interactiveは、北米で5月3日に予定していたFPS「Duke Nukem Forever（デューク ニューケム フォーエバー）」の発売を1カ月延期し、6月14日に発売することを明らかにした。日本での発売時期は現時点では当初の発表通り“今夏”のままで、価格も変わらず7,140円。

新たな発売日は北米が6月14日で、海外が6月10日。この「海外」の中に日本は含まれないので注意したい

CEOのビデオレターの最中に発売延期を知らされ激怒するというなかなか無茶な筋書きになっている。歴史に残る延期発表だろう

　「Duke Nukem Forever」は、3D RealmsからGearboxへ開発元を鞍替えし、新体制のもとで開発が進められている。既報のように2月には世界中のゲームメディアをゲームの舞台である米国ラスベガスに集めてプライベートショウを実施したほか、つい先週、ボストンで開かれたゲーマーイベントPAX East 2011でもTake-Twoの子会社2K Games自らブースを構え、「Duke Nukem Forever」のプレイアブル出展を果たしたばかりだった。

　現地時間の3月24日に公式サイト上で公開された告知は、Gearbox Software CEOで、同作のExecutive ProducerのRandy Pitchford氏のビデオレターになっている。Pitchford氏が、Duke Nukemの特製パネルをバックに、カメラ目線で同作の開発が最終段階に入り、いよいよ5月にユーザーの手元に届けられることを興奮気味に語るという内容。しかし、映像の終盤で、スタッフがさりげなく発売時期のボードを貼り替え、Pitchford氏がそれに気づき、知らされなかったことをDuke御用達の放送禁止用語を連発して悪態をつき、放送事故ばりにその場を立ち去るというもの。

　もちろんテキストメッセージでユーザーに詫びてはいるのだが、「Duke Nukem Forever」ならではの延期の告知の仕方に、思わずニヤリとしてしまうゲームファンも多いのではないか。発売が延期されたのは残念だが、辛抱強く完成を待ちたい。

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